成果物 (アジャイル)

MSF for Agile Software Development v5.0 のプロセス テンプレートに用意された成果物を使用すると、スクラム マスターはプロセスをより簡単に実行でき、チームはより効果的に作業できるようになります。 成果物には、作業項目、レポート、ブック、ダッシュボードがあります。

チームでは、作業項目を使用して情報を追跡し、進行状況を分析し、決定を下します。 作業項目を追跡するには、データベースに基づく組み込みレポートおよびカスタム レポートを使用するか、SQL Server Analysis Services データベースを使用して、次の測度のような事項を確認することができます。

  • 作業が順調に進んでいるか

  • バグ負債の増減

  • 書き込みレート

チームでは、ブックを使用して製品のバックログを管理し、イテレーションまたはスプリントを計画して、バグに優先度を決定できます。 ダッシュボードとレポートには重要な情報が表示され、透過的でリアルタイムな測度をサポートします。 ダッシュボードを使用すると、チームはプロジェクト情報を可視化できます。これは、イテレーションを促進し、振り返りを実行する際に特に有益です。 また、ダッシュボードから、チーム メンバーが日常的に使用する多くの特徴や機能にもアクセスできます。

チーム メンバーは、チーム エクスプローラーのチーム プロジェクト ノードまたはチーム プロジェクト ポータルから成果物にアクセスできます。 

このトピックの内容

  • 概要

  • 製品バックログの管理

  • イテレーション バックログの管理

  • バグのバックログの管理

  • プロジェクト管理

  • リリース計画

  • チーム コラボレーション

  • 統合

  • カスタマイズ

チーム エクスプローラーにおける成果物の既定の構造

アジャイル チーム プロジェクトの成果物の構造

概要

トピック

タスク

ユーザー ストーリー、タスク、バグ、およびその他の種類の作業項目を作成および更新する。 チームは、作業項目を作成して管理し、作業を追跡します。 作業項目のそれぞれの種類は、データ フィールド、ワークフローの状態、遷移ロジック、作業項目フォームなどが含まれるテンプレートに基づいています。 チーム メンバーは、チーム プロジェクトに対して定義された作業項目の種類のみに基づいて、作業項目を作成できます。

MSF for Agile Software Development v5.0 のプロセス テンプレートでは、ユーザー ストーリー、タスク、バグ、懸案事項、テスト ケース、および共有ステップの作業項目が定義されます。 作業項目の各種類は、プロジェクト管理者が完全にカスタマイズできる XML ファイルで定義されます。

クエリを使用して、ユーザー ストーリー、タスク、バグ、およびその他の作業項目を一覧表示する。 各クエリは、開いているユーザー ストーリーやアクティブなバグなど、特定の作業項目グループを検索するために、チーム メンバーが実行するフィルター条件のセットを定義します。 チーム メンバーは、[チーム クエリ] フォルダーで定義済みクエリを検索できます。

MSF for Agile Software Development v5.0 のプロセス テンプレートでは、15 種類のクエリを定義しています。 各チーム メンバーは、自分たちに適したクエリ、またはチームで共有するクエリを作成し、保存できます。

ブックを使用して、イテレーションの作業負荷を計画、管理、分散、および追跡する。 製品所有者は、ブックを使用して製品バックログを管理し、イテレーションを計画し、バグをトリアージして、懸案事項を追跡できます。 たとえば、製品所有者はブックを使用して、特定のイテレーションに対してユーザー ストーリー、タスク、バグ、および懸案事項を割り当てることができます。

MSF for Agile Software Development v5.0 のプロセス テンプレートでは、カスタマイズできるブックを 4 種類定義しています。 各ブックは Office Excel.xlsx ファイルまたはマクロが有効な .xlsm ファイルであり、定義済みクエリを表示するワークシートと、プロジェクト データを計算するためのワークシートを表示します。

ダッシュボードを使用して、進行状況を確認し、割り当てられた作業に迅速にアクセスする。 チーム メンバーは、ダッシュボードを使用して、チーム プロジェクトに関する重要な情報をすぐに見つけることができます。 ダッシュボードは、プロジェクト データを表示し、調査をサポートするため、チームは共通のタスクをすばやく実行できます。

ダッシュボードには、Office Excel レポートによって定義されたチャートとグラフ、Team System Web Access の一覧とコントロール、または SharePoint サイトのその他のオブジェクトが表示されます。 ダッシュボードにアクセスするには、プロジェクト ポータルと SharePoint サイトに対してチーム プロジェクトが構成されている必要があります。

MSF for Agile Software Development v5.0 のプロセス テンプレートでは、プロジェクト管理者が完全にカスタマイズできるダッシュボードがいくつか定義されています。

Excel でレポートを使用して、進行状況を表示し、追跡する。 Excel のレポートには、2 つの目的があります。 1 つ目の目的は、ダッシュボード内のビジュアル データを表示することです。 2 つ目の目的は、プロジェクトの進行状況の確認と追跡をサポートすることです。

MSF for Agile Software Development v5.0 のプロセス テンプレートでは、Excel の 17 種類のレポートを定義しています。 各レポートはそれぞれ 1 つの Office Excel ブック (.xlsx ファイル) に対応しており、チーム プロジェクトの Analysis Services データベースに格納されている情報を表示します。 既定のレポートは Excel で変更できます。また、プロセス テンプレートで提供された Excel テンプレートを使用すると、カスタム レポートを作成できます。

Reporting Services を使用して、進行状況を確認、分析、および追跡する。 チーム メンバーは、Reporting Services のレポートを使用することで、プロジェクトの状態と進行状況を分析できます。 これらのレポートでは、作業項目、バージョン コントロール、テスト結果、およびビルドの測度を集約することによって、チーム プロジェクトの状態を確認できます。

チームが レポート [レポート] にアクセスする前に、チーム プロジェクトが格納されているチーム プロジェクト コレクションを Reporting Services と Analysis Services でプロビジョニングする必要があります。

MSF for Agile Software Development v5.0 のプロセス テンプレートでは、13 種類のレポートを定義しています。 各レポートは、チーム プロジェクトの Analysis Services データベースから情報にアクセスする、レポート定義言語 (RDL) ファイルによって定義されます。 プロジェクト管理者は、これらのレポートを完全にカスタマイズできます。

製品バックログの管理

トピック

タスク

ユーザー ストーリーをキャプチャおよび追跡する。 製品所有者は、製品のそれぞれの特徴、機能、または要件をユーザー ストーリーとしてキャプチャできます。 ユーザー ストーリーは、ストーリー ポイントの割り当て、ストーリーの順位付け、顧客要件およびテスト基準のキャプチャ、および特定のイテレーションへの項目の割り当てをサポートします。

複数のユーザー ストーリーをバッチとして作成および編集する。 製品所有者は、製品バックログ ブックを使用して製品バックログを構築し、イテレーション間のユーザー ストーリーを分散させることができます。

その他の種類の作業をキャプチャ、追跡、およびリンクする。 チーム メンバーは、タスク、懸案事項、およびその他の種類の作業をキャプチャし、それらをユーザー ストーリーに、または互いにリンクすることもできます。

プロジェクト管理者は、フィールドを追加、ワークフローを変更、またはフォームを変更することによって、各種類の作業項目を作成、またはカスタマイズできます。 詳細については、「カスタマイズ」を参照してください。

ストーリーとサブストーリーの階層型ツリー構造を表示する。 製品所有者は、小規模で対象を絞ったユーザー ストーリーを多数作成し、これらをまとめて、いくつかの大規模なストーリーを実装できます。 チーム メンバーは、親子関係でリンクされたユーザー ストーリーとサブストーリーのツリー ビューを表示できます。

Office Excel またはチーム エクスプローラーのどちらかを使用すると、作業項目のツリー階層構造を表示、および変更できます。 チーム エクスプローラーでは、ツリー ビュー内で項目をドラッグして、ツリー構造を変更できます。

ユーザー ストーリーの進行状況と状態を監視する。 チーム メンバーは、ストーリーの進行状況レポートを使用して、ユーザー ストーリーの実装に費やされた工数のレベルを確認できます。 ストーリーの概要レポートを使用すると、各ユーザー ストーリーがどの程度実装およびテストされたかを追跡できます。

製品所有者は、これらのレポートを毎日または毎週確認することによって、イテレーション時のチームの進行状況を監視できます。

イテレーション バックログの管理

トピック

タスク

各チーム メンバーのタスクとその他の日常的な職務に迅速にアクセスする。 担当のダッシュボードを使用すると、チーム メンバーは、自分に割り当てられているタスク、バグ、およびテスト ケースを校閲したり、開いたりできます。

イテレーション バックログの項目をバッチとして作成および編集する。 製品所有者は、イテレーション バックログ ブックを使用して、特定のイテレーションの作業の進行状況を計画および追跡することができます。

ユーザー ストーリーとタスクの階層型ツリー構造を表示する。 チーム メンバーは、完了する必要がある各タスクと、実装されるユーザー ストーリーとの間にリンクを作成できます。 これらのリンクを作成すると、チーム メンバーは各ストーリーの作業時間を追跡できます。

Office Excel またはチーム エクスプローラーのどちらかを使用すると、作業項目のツリー階層構造を変更できます。 チーム エクスプローラーでは、ツリー ビュー内で項目をドラッグして、ツリー構造を変更できます。

イテレーションの進行状況と状態を監視する。 製品所有者とチーム メンバーは、進行状況ダッシュボードとレポートを使用して、その進行状況を表示できます。 これらのレポートを使用すると、作業が順調に進んでいるか、ユーザー ストーリーを終了することでどの程度の価値をもたらしているか、イテレーションの実行とイテレーション計画がどの程度一致しているかを判断できます。

レポートのカスタム ビューを生成する。 チーム メンバーは、組み込みフィルター機能を使用して、レポートのさまざまなビューを生成できます。 たとえば、レポートに表示される一連のユーザー ストーリー、バグ、およびタスクをフィルター処理することによって、バーンダウンと書き込みレート レポートの表示を変更できます。

さらに、ダッシュボードに表示されるフィルター基準または Excel レポートのフィールドを変更すると、各ダッシュボードをカスタマイズできます。

バグのバックログの管理

トピック

タスク

担当のアクティブなバグに迅速にアクセスする。 個々のチーム メンバーは、担当のダッシュボードを使用して、自分に割り当てられているバグを確認できます。

バグのバックログを検閲し、トリアージする。 トリアージ ブックを使用すると、イテレーション時に作業を行うバグの順位付け、優先度付け、および割り当てを行うことができます。

優先度および割り当て別に、バグのバーンダウン、傾向、および配分を監視する。 バグ ダッシュボードとレポートを使用すると、チームは、コード障害の検出と解決に向けた進行状況を追跡できます。

障害フィードバック率を監視する。 再アクティブ化レポートを使用すると、チームがどの程度バグを効率的に修正しているかを判断できます。 再アクティブ化とは、一般にバグが早すぎる段階で解決または終了されたため、再度開かれることをいいます。 チームは、再アクティブ化レポートを使用して、再アクティブ化されたバグまたはユーザー ストーリーを表示できます。

テスト ケースおよびテスト環境の情報が自動的に追加されるバグを送信する。 Microsoft テスト マネージャー を使用するテスト担当者は、コード障害が検出された特定のテスト ステップに加えて、実行したテスト ケースおよびテスト環境に関する情報が自動的に追加されるバグを送信できます。 テスト担当者が Microsoft テスト マネージャーを使用してバグを作成した場合は、バグが検出されたときに実行されたテスト ケースに自動的にリンクされます。

プロジェクト管理

トピック

タスク

タスクとリソースを計画、スケジュール設定、および管理する。 製品所有者は、Office Project を使用してプロジェクトを計画し、タスクのスケジュールを設定し、リソースを割り当てて、変更を追跡します。Office Project では、Team Foundation ガント ビューおよび Team Foundation タスク シート ビューによって、スケジュール設定が簡略化されます。

さらに、Office Project と Team Foundation 間のデータ統合により、プロジェクト計画とデータベースの両方で先行処理/後続処理関係とその従属関係を維持し、作業項目を追跡します。

チーム メンバーへのタスクの割り当てを監視する。 チーム メンバーは、進行状況ダッシュボードとレポートを使用して、自分や他のチーム メンバーに割り当てられた作業負荷を表示できます。

チームの進行状況の懸案事項と障害を管理および監視する。 製品所有者は、懸案事項ブックを使用して懸案事項を定義、校閲、順位付け、および管理することによって、プロジェクトにおける既知の問題や潜在的な問題、障害、またはリスクを追跡できます。

チームの平均的な書き込みレートまたは速度を決定する。 製品所有者は、すべてのイテレーションの状態レポートの情報を表示して、チームの平均的な書き込みレートを計算するための情報を収集できます。

リリース計画

トピック

タスク

チームの進行状況およびチームのキャパシティを監視する。 チームは、イテレーション中にタスクまたはその他の作業項目のバーンダウンを表示し、進行状況のレートを確認できます。

バーンダウンは、指定した期間の実績作業と残存作業の傾向を示します。 書き込みレートは、指定した期間に基づいた実績作業のレートと必要な作業のレートの計算結果を示します。

What-if 計画シナリオを実行する。 製品所有者は、製品計画ブックとイテレーション バックログ ブックを使用して、チーム全体に対して、複数のイテレーション、および単体のイテレーション内で作業負荷を分散させることができます。 これらのブックを使用すると、製品所有者はチームのキャパシティとチームの速度を判断し、チームとそのメンバーに対して過剰に割り当て、または過少に割り当てられているキャパシティに基づいて作業を調整し、イテレーション割り当てを変更することによって what-if 分析を実行し、イテレーションを延長または短縮し、休日や、計画されているその他の作業割り込みを設定できます。

イテレーション バックログ ブックを使用すると、製品所有者は、各チーム メンバーのイテレーションごとのキャパシティを、休日を含めて個別に設定できます。

グループ間をまたがる依存関係を管理する。 製品所有者は、別のチームまたはグループが所有するタスクや機能に対する依存関係を定義し、それらの依存関係の追跡および注釈付けを行い、別のプロジェクト グループとの関係を築き、時間の経過と共に依存関係がどのように変化するかを追跡することができます。

製品の品質を監視する。 チームは、品質ダッシュボードを使用して、製品の全体的な品質の指標を追跡できます。 また、チームでビルド レポートを使用すると、チームのビルドの品質と成功状況を時間の経過に沿って追跡できます。

進行状況を管理職に報告する。 製品所有者は、いくつかのダッシュボードとレポートを使用して、状態と進行状況を伝え、チームおよび管理職が必要とする正確な詳細を表示できるように、レポートをカスタマイズできます。

たとえば、品質ダッシュボードでは、テスト、開発、およびビルド領域における全体的な進行状況を示します。 ストーリーの概要レポートを使用すると、各ユーザー ストーリーがどの程度実装およびテストされたかを追跡できます。 テスト レポートを使用すると、テスト ケースの開発におけるチームの進行状況を追跡し、ユーザー ストーリーをどの程度カバーしているかを確認することができます。

以下は Microsoft Web サイトにあります。

複数のアクセス方法をサポートする。 チーム メンバーは、Web インターフェイスを介してダッシュボードとレポートを表示し、Excel、Adobe Acrobat (.pdf)、Word などの複数の形式に Reporting Services のレポートをエクスポートできます。

チーム コラボレーション

トピック

タスク

作業のハンドオフを管理し、作業の状態を追跡する。 チーム メンバーは、互いにタスクを渡す際に情報や作業が失われないようにするため、作業項目を使用して、Team Foundation データベースに情報を保持します。チーム メンバーは、作業項目を使用して、プロジェクトにおいて完了する必要がある作業を定義し、進行状況を追跡できます。

チームのコミュニケーションをサポートする。 チーム メンバーは、プロジェクト ポータルを使用してドキュメントを保存および取得し、レポートを表示し、メッセージを投稿して情報を交換し、SharePoint 製品のその他のコラボレーション機能 (カレンダー、一覧、Wiki、ブログなど) を使用できます。

ドキュメントとファイルを共有する。 チーム プロジェクト ポータルを使用すると、チーム メンバーは、バージョン コントロールにおいて保持されているファイルをアップロードし、ファイルをアタッチし、どの種類の作業項目でも Web サイトにリンクを挿入できます。

作業が変更されたときに電子メール通知を受信する。 アラートとは、作業項目またはビルドの状態が変更された、チェックインが発生した、ビルドが完了したなどのイベントが発生したときに Team Foundation が送信する電子メール通知です。 チーム メンバーは、アラートが送信されるタイミングと、アラートの送信先を構成できます。

頻繁に使用される作業項目の一覧を検索し、共有する。 チーム メンバーは、既定のチーム クエリを使用して、アクティブな作業項目にすばやくアクセスできます。 クエリは、特定の条件セットに一致し、作業項目の現在の状態を検索するために有益な作業項目を探します。 たとえば、クエリを使用して、優先度が "1" のバグ作業項目を検索できます。また、Web 開発チームに割り当てられたすべてのタスク作業項目を検索することもできます。

また、電子メールまたはチーム プロジェクト ポータルを介して、個々のクエリや追加のチーム クエリを作成し、共有することもできます。

重要情報またはリソースにアクセス許可を設定する。 プロジェクト管理者は、作業項目、チーム クエリ、レポート、またはダッシュボードを表示、または変更できるチーム メンバーを制限できます。 成果物を表示、または変更するためのアクセス許可は、チーム メンバーに対して個別に、またはロール別に与えられます。

チーム プロセスについて、新しいチーム メンバーを教育する。 Reporting Services の作業項目、ダッシュボード、およびレポートはすべて、これらの種類の成果物に対するプロセス ガイダンスへのリンクを示します。 これらの成果物のどれかを追加、またはカスタマイズすると、自分がホストするプロセス ガイダンスへのリンクを示すことができます。

作業項目の状態を追跡し、クエリを使用してレポートを作成する。 チーム メンバーは、単純なクエリや複雑なクエリを使用して、作業項目の一覧を生成できます。

特定の作業項目、作業項目の一覧、または作業項目クエリに関する詳細を、チーム メンバー、顧客、またはその他の関係者に電子メールで送信できます。 また、受信者が Visual Studio Team Foundation Server に対する必要なアクセス許可を持っている場合は、これらの項目へのハイパーリンクを作成することで、受信者はこれらの項目を開いて、表示、保存、および変更を行うことができます。

統合

トピック

タスク

ユーザー ストーリーおよびその他の作業項目の実装を追跡する。 チーム メンバーは、作業項目から変更セット、およびバージョン コントロールされているソース コードへのリンクを作成できます。 これらのリンクは、後から発生する可能性がある懸案事項を理解するために、チームで使用される監査証跡をサポートします。

関係を作成し、ストーリー、テスト、およびバックログ項目の統合的なビューをサポートする。 チーム メンバーは、ユーザー ストーリーと、ユーザー ストーリーをテストするテスト ケース、およびユーザー ストーリーに影響するバグとのリンクを作成できます。 この方法を使用すると、製品所有者は、ユーザー ストーリーに対するテスト ケースの現在の状態と、ユーザー ストーリーに対して記録されたバグの全体的な数を確認できます。

ビルド、コード カバレッジ、およびコード チャーンを監視する。 チーム メンバーは、ビルド レポートを使用して、ビルドの品質と成功状況を時間の経過に沿って追跡できます。

テストの進行状況とテスト カバレッジを監視する。 チーム メンバーは、テスト ダッシュボードとテスト レポートを使用して、テストの進行状況を時間の経過に沿って追跡できます。

進行状況を監視し、テスト動作の量、ステータス、および有効度を特定する。 製品のテストを担当するチームは、テスト管理レポートを使用して、ビルド、テストの実行、テスト ケースの作成などの操作を監視できます。

カスタマイズ

トピック

タスク

作業項目の種類、リンクの種類、カテゴリ、およびその他の成果物を作成、またはカスタマイズする。 プロジェクト管理者は、チームにおけるプロジェクト追跡要件に対応するために、作業項目の種類、リンクの種類、または作業項目カテゴリを作成、またはカスタマイズできます。

データ フィールド、作業項目フォーム、およびワークフローを追加、またはカスタマイズする。 プロジェクト管理者は、作業項目の種類の形式とワークフローを変更できるほか、作業項目の情報を追跡するデータ フィールドを追加、または変更できます。

ダッシュボードをカスタマイズする。 ダッシュボードは 1 つ以上の Web パーツで構成されており、各パーツは完全にカスタマイズできます。 各チーム メンバーは、個別のニーズに対応するために担当のダッシュボードをカスタマイズすることも、自分自身やチームで使用できるように他のダッシュボードをカスタマイズすることもできます。

アドホック レポートを生成する。 チーム メンバーは、Excel レポートを作成、共有、および管理できます。 Office Excel でチーム プロジェクトのデータを示すレポートを作成した後、チームのプロジェクト ポータルにレポートをアップロードできます。

レポートを表示、整理、および構成する。 プロジェクト管理者は、SQL Server レポート デザイナーでレポートを作成および公開した後、レポート マネージャーを使用して、レポートを表示、整理、および構成できます。 レポート マネージャーを使用すると、プロジェクト管理者は、関連のあるレポートをフォルダーにまとめ、パラメーターとデータ ソースを調整し、自動レポートをスケジュールすることができます。

参照

概念

プロセス テンプレートの選択

その他の技術情報

スクラム

チーム プロジェクト リソースを使用したチーム内でのコラボレーション

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