Add メソッド
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Add メソッド
AddIns オブジェクトの Add メソッド
使用可能なアドインの一覧に追加するアドインを表す AddIn オブジェクトを返します。
expression.Add(FileName, Install)
*expression * 必ず指定します。AddIns オブジェクトを表すオブジェクト式を指定します。
FileName 必ず指定します。文字列型 (String) の値を指定します。テンプレートまたは Word アドイン ライブラリ (WLL) のパスを指定します。
Install 省略可能です。バリアント型 (Variant) の値を指定します。True を設定すると、アドインが組み込まれます。False を設定すると、アドインがアドインの一覧に追加されますが、セットアップされません。既定値は True です。
解説
アドインがセットアップされているかどうかを調べるには、Installed プロパティを使用します。
AutoCorrectEntries オブジェクトの Add メソッド
使用可能なオートコレクト項目の一覧に追加する、書式のないオートコレクト項目を表す AutoCorrectEntry オブジェクトを返します。
expression.Add(Name, Value)
*expression * 必ず指定します。AutoCorrectEntries オブジェクトを表すオブジェクト式を指定します。
Name 必ず指定します。文字列型 (String) の値を指定します。この引数に指定した文字列を入力すると、引数 Value に指定した文字列に自動的に置き換えられます。
Value 必ず指定します。文字列型 (String) の値を指定します。この引数に指定した文字列は、引数 Name に指定した文字列が入力されたときに自動的に挿入されます。
解説
書式付きのオートコレクト項目を作成するには、AddRichText メソッドを使用します。
AutoTextEntries オブジェクトの Add メソッド
使用可能な定型句の一覧に追加する定型句を表す AutoTextEntry オブジェクトを返します。
expression.Add(Name, Range)
*expression * 必ず指定します。AutoTextEntries オブジェクトを表すオブジェクト式を指定します。
Name 必ず指定します。文字列型 (String) の値を指定します。この引数に指定した文字列を入力すると、定型句が挿入されます。
Range 必ず指定します。Range オブジェクトを指定します。この引数に指定した文字列範囲は、引数 Name に指定した文字列が入力されたときに挿入されます。
Bookmarks オブジェクトの Add メソッド
範囲に追加するブックマークを表す Bookmark オブジェクトを返します。
expression.Add(Name, Range)
*expression * 必ず指定します。?Bookmarks オブジェクトを表すオブジェクト式を指定します。
Name 必ず指定します。文字列型 (String) の値を指定します。ブックマークの名前を指定します。この名前は 1 語のみです。
Range 省略可能です。バリアント型 (Variant) の値を指定します。ブックマークで定義する文字列の範囲を指定します。ブックマークは、指定範囲を解除した位置 (カーソル位置) に設定することもできます。
CaptionLabels オブジェクトの Add メソッド
ユーザー設定の図表番号のラベルを表す CaptionLabel オブジェクトを返します。
expression.Add(Name)
*expression * 必ず指定します。CaptionLabels オブジェクトを表すオブジェクト式を指定します。
Name 必ず指定します。文字列型 (String) の値を指定します。ユーザー設定の図表番号のラベルの名前を指定します。
Cells オブジェクトの Add メソッド
表に追加するセルを表す Cell オブジェクトを返します。
expression.Add(BeforeCell)
*expression * 必ず指定します。Cells オブジェクトを表すオブジェクト式を指定します。
BeforeCell 省略可能です。バリアント型 (Variant) の値を指定します。新しく追加するセルのすぐ右のセルを表す Cell オブジェクトを指定します。
Columns オブジェクトの Add メソッド
表に追加する列を表す Column オブジェクトを返します。
expression.Add(BeforeColumn)
*expression * 必ず指定します。Columns オブジェクトを表すオブジェクト式を指定します。
BeforeColumn 省略可能です。バリアント型 (Variant) の値を指定します。新しく追加する列のすぐ右の列を表す Column オブジェクトを指定します。
Comments オブジェクトの Add メソッド
範囲に追加するコメントを表す Comment オブジェクトを返します。
expression.Add(Range, Text)
*expression * 必ず指定します。Comments オブジェクトを表すオブジェクト式を指定します。
Range 必ず指定します。Range オブジェクトを指定します。コメントを追加する範囲を指定します。
Text 省略可能です。バリアント型 (Variant) の値を指定します。コメントの文字列を指定します。
CustomLabels オブジェクトの Add メソッド
ユーザー設定の宛名ラベルを CustomLabels コレクションに追加します。ユーザー設定の宛名ラベルを表す CustomLabel オブジェクトを返します。
expression.Add(Name, DotMatrix)
*expression * 必ず指定します。CustomLabels オブジェクトを表すオブジェクト式を指定します。
Name 必ず指定します。文字列型 (String) の値を指定します。カスタム宛名ラベルの名前を指定します。
DotMatrix 省略可能です。バリアント型 (Variant) の値を指定します。宛名ラベルをドット マトリックス プリンタで印刷する場合は、True を指定します。
CustomProperties オブジェクトの Add メソッド
スマート タグに追加するユーザー設定のプロパティを表す CustomProperty オブジェクトを返します。
expression.Add(Name, Value)
*expression * 必ず指定します。CustomProperties オブジェクトを表すオブジェクト式を指定します。
Name 必ず指定します。文字列型 (String) の値を指定します。ユーザー設定のスマート タグ プロパティの名前を指定します。
Value 必ず指定します。文字列型 (String) の値を指定します。ユーザー設定のスマート タグ プロパティの値を指定します。
Dictionaries および HangulHanjaConversionDictionaries オブジェクトの Add メソッド
現在のユーザー設定スペル チェック辞書または変換辞書のコレクションに追加する、新しいユーザー設定スペル チェック辞書または変換辞書を表す Dictionary オブジェクトを返します。FileName に指定された名前のファイルが存在しない場合は、そのファイルが作成されます。
expression.Add(FileName)
*expression * 必ず指定します。対象となるオブジェクトへの参照を表すオブジェクト式を指定します。
FileName 必ず指定します。文字列型 (String) の値を指定します。辞書ファイルの名前を指定します。パスが指定されていない場合は、校正ツールのパスが使用されます。
解説
Dictionaries コレクションには、使用するスペル チェック用のユーザー辞書だけが含まれます。Languages コレクションの下位オブジェクトの Dictionary オブジェクトには、Add メソッドはありません。これらには、ActiveSpellingDictionary、ActiveGrammarDictionary、ActiveThesaurusDictionary、および ActiveHyphenationDictionary プロパティが返す Dictionary オブジェクトが含まれます。
ユーザー変換辞書のコレクションを取得するには、HangulHanjaDictionaries プロパティを使用します。HangulHanjaConversionDictionaries コレクションには、有効なユーザー変換辞書だけが含まれます。
東アジア言語で Word を使用する方法については、ここをクリックしてください。
Documents オブジェクトの Add メソッド
開いている文書のコレクションに追加する新しい文書を表す Document オブジェクトを返します。
expression.Add(Template, NewTemplate, DocumentType, Visible)
*expression * 必ず指定します。Documents オブジェクトを表すオブジェクト式を指定します。
Template 省略可能です。バリアント型 (Variant) の値を指定します。新しい文書に使用するテンプレートの名前を指定します。この引数を省略すると、標準テンプレートが使用されます。
NewTemplate 省略可能です。バリアント型 (Variant) の値を指定します。True を設定すると、文書がテンプレートとして開かれます。既定値は False です。
DocumentType 省略可能です。バリアント型 (Variant) の値を指定します。使用できる定数は、WdNewDocumentType クラスの wdNewBlankDocument、wdNewEmailMessage、wdNewFrameset、または wdNewWebPage のいずれかです。既定値は定数 wdNewBlankDocument です。
Visible 省略可能です。バリアント型 (Variant) の値を指定します。True を設定すると、現在表示されているウィンドウに文書が開かれます。False を設定すると、文書は開かれますが、文書ウィンドウの Visible プロパティに False が設定されます。既定値は True です。
Editors オブジェクトの Add メソッド
指定したユーザーについて、文書内の指定範囲または選択範囲を変更するための新しい権限を表す Editor オブジェクトを返します。
expression.Add(EditorID)
*expression * 必ず指定します。このトピックの [対象] をクリックして表示されるオブジェクトのうちの 1 つを返すオブジェクト式を指定します。
EditorID 省略可能です。バリアント型 (Variant) の値を指定します。ユーザーの電子メール エイリアス (同一ドメインの場合)、電子メール アドレス、または特定のユーザー グループ WdEditorType を表す文字列型 (String) の値を指定します。
wdEditorType は、次に示す wdEditorType 定数のいずれかです。
| wdEditorCurrent 文書の現在のユーザーを表します。 |
| wdEditorEditors Information Rights Management を使用する文書の編集者グループを表します。 |
| wdEditorEveryone 文書を開くすべてのユーザーを表します。 |
| wdEditorOwners Information Rights Management を使用する文書の所有者を表します。 |
EmailSignatureEntries オブジェクトの Add メソッド
新しい電子メール署名を表す EmailSignatureEntry オブジェクトを返します。
expression.Add(Name, Range)
*expression * 必ず指定します。EmailSignatureEntries オブジェクトを表すオブジェクト式を指定します。
Name 必ず指定します。文字列型 (String) の値を指定します。電子メールの名前を指定します。
Range 必ず指定します。Range オブジェクトを指定します。署名として追加する、文書内での範囲を指定します。
解説
電子メール署名とは、電子メール メッセージの最後に付ける名前や電話番号などの標準テキストです。電子メール メッセージの作成時に Word で使用する電子メール署名のコレクションを作成および管理するには、EmailSignatureEntries プロパティを使用します。
Endnotes および Footnotes オブジェクトの Add メソッド
範囲に追加する、文末脚注を表す Endnote オブジェクト、または脚注を表す Footnote オブジェクトを返します。
expression.Add(Range, Reference, Text)
*expression * 必ず指定します。対象となるオブジェクトへの参照を表すオブジェクト式を指定します。
Range 必ず指定します。Range オブジェクトを指定します。文末脚注記号または脚注記号を付ける範囲を指定します。範囲を解除した位置を指定することもできます。
Reference 省略可能です。バリアント型 (Variant) の値を指定します。脚注記号にする任意の文字を指定します。この引数を省略すると、自動脚注番号が挿入されます。
Text 省略可能です。バリアント型 (Variant) の値を指定します。文末脚注または脚注の文字列を指定します。
解説
引数 Reference に記号を指定するには、構文 {FontName CharNum} を使います。FontName には、その記号が含まれるフォントの名前を指定します。装飾付きフォントの名前は、[記号と特殊文字] ダイアログ ボックス ([挿入] メニュー) の [フォント] ボックスに表示されます。引数 CharNum は、挿入する記号の位置に対応する数と 31 の和です。記号の位置は、記号表の中で左から右に数えます。たとえば、Symbol フォントの記号表の 56 番目にあるオメガ記号 (E) を指定する場合、この引数は "{Symbol 87}" になります。
Fields オブジェクトの Add メソッド
Field オブジェクトを Fields コレクションに追加します。指定された範囲における Field オブジェクトを返します。
expression.Add(Range, Type, Text, PreserveFormatting)
*expression * 必ず指定します。Fields オブジェクトを表すオブジェクト式を指定します。
Range 必ず指定します。Range オブジェクトを指定します。フィールドを追加する範囲を指定します。範囲が解除されていない場合、この範囲はフィールドに置き換えられます。
Type 省略可能です。バリアント型 (Variant) の値を指定します。WdFieldType クラスの定数を使用できます。有効な定数の一覧については、オブジェクト ブラウザを参照してください。既定値は定数 wdFieldEmpty です。
Text 省略可能です。バリアント型 (Variant) の値を指定します。フィールドに必要な他の文字列を指定します。たとえば、フィールドにスイッチを指定する場合は、ここに追加します。
PreserveFormatting 省略可能です。バリアント型 (Variant) の値を指定します。True を設定すると、フィールドに設定する書式が更新時に変更されません。
解説
一部のフィールド (wdFieldOCX、wdFieldFormCheckBox など) は、Fields コレクションの Add メソッドを使用して追加することはできません。AddOLEControl メソッドや FormFields コレクションの Add メソッドなどの特定のメソッドを使用する必要があります。
FirstLetterExceptions、OtherCorrectionsExceptions、および TwoInitialCapsExceptions オブジェクトの Add メソッド
オートコレクトの例外処理の一覧に追加する新しい例外処理を表す FirstLetterException オブジェクト、OtherCorrectionsExceptions オブジェクト、または TwoInitialCapsExceptions オブジェクトを返します。
expression.Add(Name)
*expression * 必ず指定します。対象となるオブジェクトへの参照を表すオブジェクト式を指定します。
Name 必ず指定します。文字列型 (String) の値を指定します。2 文字目を小文字にしない単語 (FirstLetterExceptions オブジェクト)、次に続く単語の先頭を大文字にしない略語 (TwoInitialCapsExceptions オブジェクト)、または修正の必要がないその他の単語 (OtherCorrectionsExceptions オブジェクト) を指定します。
解説
TwoInitialCapsAutoAdd プロパティが True の場合、単語は 2 文字目を小文字にしない例外の一覧に自動的に追加されます。FirstLetterAutoAdd プロパティが True の場合、略語は先頭が大文字の例外の一覧に自動的に追加されます。OtherCorrectionsAutoAdd プロパティが True の場合、単語はその他の修正の例外の一覧に自動的に追加されます。
FormFields オブジェクトの Add メソッド
指定範囲で追加する新しいフォーム フィールドを表す FormField オブジェクトを返します。
expression.Add(Range, Type)
*expression * 必ず指定します。FormFields オブジェクトを表すオブジェクト式を指定します。
Range 必ず指定します。Range オブジェクトを指定します。フォーム フィールドを追加する範囲を指定します。範囲が解除されていない場合、この範囲はフォーム フィールドに置き換えられます。
Type 必ず指定します。WdFieldType クラスの定数を使用します。追加するフォーム フィールドの種類を指定します。
| 使用できる定数は、次に示す WdFieldType クラスの定数のいずれかです。 |
| wdFieldAddin |
| wdFieldAdvance |
| wdFieldAsk |
| wdFieldAuthor |
| wdFieldAutoNum |
| wdFieldAutoNumLegal |
| wdFieldAutoNumOutline |
| wdFieldAutoText |
| wdFieldAutoTextList |
| wdFieldBarCode |
| wdFieldComments |
| wdFieldCompare |
| wdFieldCreateDate |
| wdFieldData |
| wdFieldDatabase |
| wdFieldDate |
| wdFieldDDE * |
| wdFieldDDEAuto * |
| wdFieldDocProperty |
| wdFieldDocVariable |
| wdFieldEditTime |
| wdFieldEmbed |
| wdFieldEmpty |
| wdFieldExpression |
| wdFieldFileName |
| wdFieldFileSize |
| wdFieldFillIn |
| wdFieldFootnoteRef |
| wdFieldFormCheckBox |
| wdFieldFormDropDown |
| wdFieldFormTextInput |
| wdFieldFormula |
| wdFieldGlossary |
| wdFieldGoToButton |
| wdFieldHTMLActiveX |
| wdFieldHyperlink |
| wdFieldIf |
| wdFieldImport |
| wdFieldInclude |
| wdFieldIncludePicture |
| wdFieldIncludeText |
| wdFieldIndex |
| wdFieldIndexEntry |
| wdFieldInfo |
| wdFieldKeyWord |
| wdFieldLastSavedBy |
| wdFieldLink |
| wdFieldListNum |
| wdFieldMacroButton |
| wdFieldMergeField |
| wdFieldMergeRec |
| wdFieldMergeSeq |
| wdFieldNext |
| wdFieldNextIf |
| wdFieldNoteRef |
| wdFieldNumChars |
| wdFieldNumPages |
| wdFieldNumWords |
| wdFieldOCX |
| wdFieldPage |
| wdFieldPageRef |
| wdFieldPrint |
| wdFieldPrintDate |
| wdFieldPrivate |
| wdFieldQuote |
| wdFieldRef |
| wdFieldRefDoc |
| wdFieldRevisionNum |
| wdFieldSaveDate |
| wdFieldSection |
| wdFieldSectionPages |
| wdFieldSequence |
| wdFieldSet |
| wdFieldSkipIf |
| wdFieldStyleRef |
| wdFieldSubject |
| wdFieldSubscriber |
| wdFieldSymbol |
| wdFieldTemplate |
| wdFieldTime |
| wdFieldTitle |
| wdFieldTOC |
| wdFieldTOCEntry |
| wdFieldUserAddress |
| wdFieldUserInitials |
| wdFieldUserName |
| wdFieldUserInitials |
| wdFieldUserName |
セキュリティ DDE (Dynamic Data Exchange) は古いテクノロジであるため安全とは言えません。できる限り、OLE (Object Linking and Embedding) のような、DDE より安全な方法を使用してください。
Frames オブジェクトの Add メソッド
指定範囲、選択範囲、または文書に追加する新しいフレームを表す Frame オブジェクトを返します。
expression.Add(Range)
*expression * 必ず指定します。Frames オブジェクトを表すオブジェクト式を指定します。
Range 必ず指定します。Range オブジェクトを指定します。レイアウト枠で囲む範囲を指定します。
HangulAndAlphabetExceptions オブジェクトの Add メソッド
オートコレクトの例外処理の一覧への新しい例外処理を表す HangulAndAlphabetException オブジェクトを返します。
expression.Add(Name)
*expression * 必ず指定します。HangulAndAlphabetExceptions オブジェクトを表すオブジェクト式を指定します。
Name 必ず指定します。文字列型 (String) の値を指定します。オートコレクトされないようにする単語を指定します。
解説
HangulAndAlphabetAutoAdd プロパティに True を設定すると、単語はハングル語および英語のオートコレクトの例外処理のリストに自動的に追加されます。
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HeadingStyles オブジェクトの Add メソッド
文書に追加する新しい見出しスタイルを表す HeadingStyle オブジェクトを返します。目次または図表目次を作成すると、常にこの新しい見出しスタイルが含まれます。
expression.Add(Style, Level)
*expression * 必ず指定します。HeadingStyles オブジェクトを表すオブジェクト式を指定します。
Style 必ず指定します。バリアント型 (Variant) の値を指定します。追加するスタイルを指定します。この引数には、スタイルの名前を文字列で指定するか、Style オブジェクトを指定します。
Level 必ず指定します。整数型 (Integer) の値を指定します。見出しレベルを表す数値を指定します。
HTMLDivisions オブジェクトの Add メソッド
Web 文書に追加する新しい HTML 部分を表す HTMLDivision オブジェクトを返します。
expression.Add(Range)
*expression * 必ず指定します。HTMLDivisions オブジェクトを表すオブジェクト式を指定します。
Range 省略可能です。バリアント型 (Variant) の値を指定します。新しい HTML 部分を周囲に配置する既存の HTML 部分を指定します。
Hyperlinks オブジェクトの Add メソッド
指定範囲、選択範囲、または文書に追加する新しいハイパーリンクを表す Hyperlink オブジェクトを返します。
expression.Add(Anchor, Address, SubAddress, ScreenTip, TextToDisplay, Target)
*expression * 必ず指定します。Hyperlinks オブジェクトを表すオブジェクト式を指定します。
Anchor 必ず指定します。オブジェクト型 (Object) の値を指定します。ハイパーリンクに変更する文字列または画像を指定します。
Address 省略可能です。バリアント型 (Variant) の値を指定します。指定されたリンクのアドレスを指定します。アドレスには、電子メール アドレス、インターネット アドレス、またはファイル名を指定できます。アドレスが正しいかどうかは検査されません。
SubAddress 省略可能です。バリアント型 (Variant) の値を指定します。ブックマーク、範囲名、またはスライド番号など、指定したファイルの中での位置の名前を指定します。
ScreenTip 省略可能です。バリアント型 (Variant) の値を指定します。指定されたハイパーリンク上にマウス ポインタが置かれたときに、ポップ ヒントとして表示される文字列を指定します。既定値は Address です。
TextToDisplay 省略可能です。バリアント型 (Variant) の値を指定します。指定されたハイパーリンクの表示文字列を指定します。この引数に値を設定すると、引数 Anchor で指定された文字列または画像が置き換えられます。
Target 省略可能です。バリアント型 (Variant) の値を指定します。指定されたハイパーリンクを読み込むフレームまたはウィンドウの名前を指定します。
Indexes オブジェクトの Add メソッド
文書に追加する新しい索引を表す Index オブジェクトを返します。
expression.Add(Range, HeadingSeparator, RightAlignPageNumbers, Type, NumberOfColumns, AccentedLetters, SortBy, IndexLanguage)
*expression * 必ず指定します。Indexes オブジェクトを表すオブジェクト式を指定します。
Range 必ず指定します。Range オブジェクトを指定します。索引を表示する範囲を指定します。指定範囲が解除されていない場合は、指定範囲が索引に置き換えられます。
HeadingSeparator 省略可能です。バリアント型 (Variant) の値を指定します。読みの先頭文字が同じである登録項目の索引の見出しとなる文字を指定します。使用できる定数は、WdHeadingSeparator クラスの wdHeadingSeparatorBlankLine、wdHeadingSeparatorLetter、wdHeadingSeparatorLetterFull、wdHeadingSeparatorLetterLow、または wdHeadingSeparatorNone のいずれかです。
RightAlignPageNumbers 省略可能です。バリアント型 (Variant) の値を指定します。True を設定すると、ページ番号が右余白に揃えて配置されます。
Type 省略可能です。バリアント型 (Variant) の値を指定します。メインの索引項目をサブの索引項目と同じ行にする (連続) か、上位レベルの索引項目とは別の行にする (標準) かを指定します。使用できる定数は、WdIndexType クラスの wdIndexIndent または wdIndexRunin です。
NumberOfColumns 省略可能です。バリアント型 (Variant) の値を指定します。索引の各ページの段数を指定します。0 (ゼロ) を指定すると、索引の段数は文書の段数と同じになります。
AccentedLetters 省略可能です。バリアント型 (Variant) の値を指定します。True を設定すると、アクセント記号付きの文字用に、索引に別の見出しが作成されます。たとえば、"A" で始まる単語と "A" で始まる単語は、別の見出しになります。
SortBy 省略可能です。バリアント型 (Variant) の値を指定します。指定された索引の並べ替えに使用する基準を指定します。使用できる定数は、WdIndexSortBy クラスの wdIndexSortByStroke または wdIndexSortBySyllable です。
IndexLanguage 省略可能です。バリアント型 (Variant) の値を指定します。指定された索引の並べ替えに使用する言語を指定します。使用できる定数は、WdLanguageID クラスの定数のいずれかです。有効な WdLanguageID クラスの定数の一覧については、Visual Basic Editor のオブジェクト ブラウザを参照してください。
解説
索引は、文書内の "Index Entry (XE)/索引登録" フィールドから作成されます。索引項目を索引に登録するには、MarkEntry メソッドを使用します。
KeyBindings オブジェクトの Add メソッド
マクロ、組み込みのコマンド、フォント、定型句、スタイル、または記号に対して割り当てる新しいショートカット キーを表す KeyBinding オブジェクトを返します。
expression.Add(KeyCategory, Command, KeyCode, KeyCode2, CommandParameter)
*expression * 必ず指定します。KeyBindings オブジェクトを表すオブジェクト式を指定します。
KeyCategory 必ず指定します。WdKeyCategory クラスの定数を使用します。キー定義のカテゴリを指定します。
| 使用できる定数は、次に示す WdKeyCategory クラスの定数のいずれかです。 |
| wdKeyCategoryAutoText |
| wdKeyCategoryCommand |
| wdKeyCategoryDisable |
| wdKeyCategoryFont |
| wdKeyCategoryMacro |
| wdKeyCategoryNil |
| wdKeyCategoryPrefix |
| wdKeyCategoryStyle |
| wdKeyCategorySymbol |
Command 必ず指定します。文字列型 (String) の値を指定します。指定されたキーの組み合わせによって実行されるコマンドを指定します。
KeyCode 必ず指定します。長整数型 (Long) の値を指定します。WdKey クラスの定数のいずれかを使用してキーを指定します。
KeyCode2 省略可能です。バリアント型 (Variant) の値を指定します。WdKey クラスの定数のいずれかを使用して 2 番目のキーを指定します。
CommandParameter 省略可能です。バリアント型 (Variant) の値を指定します。引数 Command に指定したコマンドに必要な文字列を指定します。詳細については、「解説」を参照してください。
解説
BuildKeyCode メソッドを使用して、引数 KeyCode または KeyCode2 を作成できます。
次の表は、値を必要とするコマンドと、そのコマンドに対して引数 CommandParameter を指定するときの条件を示しています。引数 CommandParameter を指定することは、対象となるコマンドを [キーボードのユーザー設定] ダイアログ ボックス ([ツール] メニュー) のリスト ボックスで選択し、[コマンド] ボックスに表示される一覧から項目を選択する操作と同じです。
| Command の設定 | 引数 CommandParameter の設定 |
|---|---|
| Borders、Color、または Shading | 指定する設定のリスト ボックスでの位置に対応する数値を指定します。0 (ゼロ) は 1 番目の項目、1 は 2 番目の項目を表します。 |
| Columns | 適用する列数に対応する、1 ～ 45 の範囲の数値を文字列として指定します。 |
| Condensed | 0.1 ～ 12.75 ポイント (0.05 ポイント刻み) の範囲の数値 (72 ポイント = 1 インチ) を指定します。 |
| Expanded | 0.1 ～ 12.75 ポイント (0.05 ポイント刻み) の範囲の数値 (72 ポイント = 1 インチ) を指定します。 |
| FileOpenFile | 開くファイルのパスとファイル名を指定します。パスを指定しない場合、現在のフォルダから開かれます。 |
| Font Size | 正の値 (0.5 ポイント刻み) を指定します。 |
| Lowered、Raised | 1 ～ 64 ポイント (0.5 ポイント刻み) の範囲の数値を指定します。 |
| Symbol | Chr() 関数と記号フォントの名前を連結して作成する文字列 (たとえば、Chr(167) & "Symbol") を指定します。 |
ListEntries オブジェクトの Add メソッド
ドロップダウン フォーム フィールドに追加する項目を表す ListEntry オブジェクトを返します。
expression.Add(Name, Index)
*expression * 必ず指定します。ListEntries オブジェクトを表すオブジェクト式を指定します。
Name 必ず指定します。文字列型 (String) の値を指定します。指定した値は、ドロップダウン フォーム フィールドの項目名になります。
Index 省略可能です。バリアント型 (Variant) の値を指定します。リスト内での項目の位置を表す数値を指定します。
ListTemplates オブジェクトの Add メソッド
新しいリスト テンプレートを表す ListTemplate オブジェクトを返します。
expression.Add(OutlineNumbered, Name)
*expression * 必ず指定します。ListTemplates オブジェクトを表すオブジェクト式を指定します。
OutlineNumbered 省略可能です。バリアント型 (Variant) の値を指定します。True を指定すると、新しいアウトラインの箇条書きテンプレートが作成されます。
Name 省略可能です。バリアント型 (Variant) の値を指定します。箇条書きテンプレートを LISTNUM フィールドにリンクするために使用する名前です。この名前を使って、コレクション内の箇条書きテンプレートのインデックスとして使用することはできません。
解説
ListGallery オブジェクトから取得した ListTemplates オブジェクトに、Add メソッドを使用することはできません。テンプレート集の既存の箇条書きテンプレートを変更することはできます。
MailMergeFields オブジェクトの Add メソッド
データ ファイルの文書に追加する差し込み印刷フィールドを表す MailMergeField オブジェクトを返します。
expression.Add(Range, Name)
*expression * 必ず指定します。MailMergeFields オブジェクトを表すオブジェクト式を指定します。
Range 必ず指定します。Range オブジェクトを指定します。フィールドを追加する範囲を指定します。指定範囲が解除されていない場合は、指定範囲がこのフィールドに置き換わります。
Name 必ず指定します。文字列型 (String) の値を指定します。フィールドの名前を指定します。
PageNumbers オブジェクトの Add メソッド
セクション内のヘッダーまたはフッターに追加するページ番号を表す PageNumber オブジェクトを返します。
expression.Add(PageNumberAlignment, FirstPage)
*expression * 必ず指定します。PageNumbers オブジェクトを表すオブジェクト式を指定します。
PageNumberAlignment 省略可能です。バリアント型 (Variant) の値を指定します。使用できる定数は、次に示す WdPageNumberAlignment クラスの定数のいずれかです。
| wdAlignPageNumberCenter |
| wdAlignPageNumberInside |
| wdAlignPageNumberLeft |
| wdAlignPageNumberOutside |
| wdAlignPageNumberRight |
FirstPage 省略可能です。バリアント型 (Variant) の値を指定します。False を設定すると、先頭ページのヘッダーとフッターが、それ以降のページのヘッダーとフッターとは別の指定になります。引数 FirstPage に False を設定すると、先頭ページにページ番号が付けられません。この引数を省略すると、設定は DifferentFirstPageHeaderFooter プロパティの値に従います。
解説
HeaderFooter オブジェクトの LinkToPrevious プロパティに True を設定すると、文書全体をとおして、特定のセクションから次のセクションへ、連続するページ番号が付けられます。
Panes オブジェクトの Add メソッド
新しいウィンドウ枠を表す Pane オブジェクトを返します。
expression.Add(SplitVertical)
*expression * 必ず指定します。Panes オブジェクトを表すオブジェクト式を指定します。
SplitVertical 省略可能です。バリアント型 (Variant) の値を指定します。分割線の上のウィンドウ枠の、ウィンドウ全体に占める割合を表す数値を指定します。
解説
既に分割されているウィンドウに Add メソッドを使用すると、エラーが発生します。
Paragraphs オブジェクトの Add メソッド
文書に追加する新しい段落を表す Paragraph オブジェクトを返します。
expression.Add(Range)
*expression * 必ず指定します。Paragraphs オブジェクトを表すオブジェクト式を指定します。
Range 省略可能です。バリアント型 (Variant) の値を指定します。新しい段落を追加する位置の前の範囲を指定します。新しい段落は、指定範囲と置き換わりません。
解説
引数 Range を指定しない場合、新しい段落は expression に応じて、選択範囲や指定範囲の後、または文書の末尾に追加されます。
RecentFiles オブジェクトの Add メソッド
最近使ったファイルの一覧に追加するファイルを表す RecentFile オブジェクトを返します。
expression.Add(Document, ReadOnly)
*expression * 必ず指定します。RecentFile オブジェクトを表すオブジェクト式を指定します。
Document 必ず指定します。バリアント型 (Variant) の値を指定します。最近使ったファイルの一覧に追加する文書を指定します。この引数には、文書の名前を文字列で指定したり、Document オブジェクトを指定することができます。
ReadOnly 省略可能です。バリアント型 (Variant) の値を指定します。True を設定すると、文書が読み取り専用になります。
Rows オブジェクトの Add メソッド
表に追加された行を表す Row オブジェクトを返します。
expression.Add(BeforeRow)
*expression * 必ず指定します。Rows オブジェクトを表すオブジェクト式を指定します。
BeforeRow 省略可能です。バリアント型 (Variant) の値を指定します。新しく追加するセルのすぐ下の行を表す Row オブジェクトを指定します。
Sections オブジェクトの Add メソッド
文書に追加する新しいセクションを表す Section オブジェクトを返します。
expression.Add(Range, Start)
*expression * 必ず指定します。Sections オブジェクトを表すオブジェクト式を指定します。
Range 省略可能です。バリアント型 (Variant) の値を指定します。セクション区切りを挿入する位置の前の範囲を指定します。この引数を省略すると、文書の末尾にセクション区切りが挿入されます。
Start 省略可能です。バリアント型 (Variant) の値を指定します。追加するセクション区切りの種類を指定します。使用できる定数は、WdSectionStart クラスの wdSectionContinuous、wdSectionEvenPage、wdSectionNewColumn、wdSectionNewPage、または wdSectionOddPage のいずれかです。この引数を省略すると、[次のページから開始] のセクション区切りが追加されます。
SmartTags オブジェクトの Add メソッド
文書に追加する新しいスマート タグを表す SmartTag オブジェクトを返します。
expression.Add(Name, Range, Properties)
*expression * 必ず指定します。SmartTags オブジェクトを表すオブジェクト式を指定します。
Name 必ず指定します。文字列型 (String) の値を指定します。スマート タグの名前を指定します。
Range 省略可能です。バリアント型 (Variant) の値を指定します。スマート タグを適用する範囲を指定します。
Properties 省略可能です。バリアント型 (Variant) の値を指定します。スマート タグに適用するプロパティを指定します。
Styles オブジェクトの Add メソッド
スタイルの一覧に追加する新しいユーザー定義スタイルを表す Style オブジェクトを返します。
expression.Add(Name, Type)
*expression * 必ず指定します。Styles オブジェクトを表すオブジェクト式を指定します。
Name 必ず指定します。文字列型 (String) の値を指定します。新しいスタイル名を文字列で指定します。
Type 省略可能です。バリアント型 (Variant) の値を指定します。新しいスタイルの種類を指定します。使用できる定数は、WdStyleType クラスの wdStyleTypeParagraph、wdStyleTypeCharacter、wdStyleTypeList、または wdStyleTypeTable です。
StyleSheets オブジェクトの Add メソッド
Web 文書に追加する新しいスタイル シートを表す StyleSheet オブジェクトを返します。
expression.Add(FileName, LinkType, Title, Precedence)
*expression * 必ず指定します。StyleSheets オブジェクトを表すオブジェクト式を指定します。
FileName 必ず指定します。文字列型 (String) の値を指定します。カスケード スタイル シートのパスおよびファイル名を指定します。
LinkType 省略可能です。WdStyleSheetLinkType を指定します。スタイル シートを Web 文書にリンクとして追加するか、それともインポートするかを指定します。
| 使用できる定数は、次に示す WdStyleSheetLinkType クラスの定数のいずれかです。 |
| wdStyleSheetLinkTypeImported |
| wdStyleSheetLinkTypeLinked (既定値) |
Title 必ず指定します。文字列型 (String) の値を指定します。スタイル シートの名前を指定します。
Precedence 必ず指定します。WdStyleSheetPrecedence クラスの定数を指定します。Web 文書に添付するその他のカスケード スタイル シートと比較した重要度を指定します。
| 使用できる定数は、次に示す WdStyleSheetPrecedence クラスの定数のいずれかです。 |
| wdStyleSheetPrecedenceHigher |
| wdStyleSheetPrecedenceHighest (既定値) |
| wdStyleSheetPrecedenceLower |
| wdStyleSheetPrecedenceLowest |
Tables オブジェクトの Add メソッド
文書に追加する新しい表を表す Table オブジェクトを返します。
expression.Add(Range, NumRows, NumColumns, DefaultTableBehavior, AutoFitBehavior)
*expression * 必ず指定します。Tables オブジェクトを表すオブジェクト式を指定します。
Range 必ず指定します。Range オブジェクトを指定します。表を追加する範囲を指定します。指定範囲が解除されていない場合は、指定範囲が表に置き換わります。
NumRows 必ず指定します。長整数型 (Long) の値を指定します。表に含める行数を指定します。
NumColumns 必ず指定します。長整数型 (Long) の値を指定します。表に含める列数を指定します。
DefaultTableBehavior 省略可能です。バリアント型 (Variant) の値を指定します。表内のセルの大きさを、セルの内容に合わせて自動的に変更 (自動調整) するかどうかを指定する値を設定します。使用できる定数は、自動調整を無効にする定数 wdWord8TableBehavior または自動調整を有効にする定数 wdWord9TableBehavior です。既定値は定数 wdWord8TableBehavior です。
AutoFitBehavior 省略可能です。バリアント型 (Variant) の値を指定します。表のサイズを変更するための自動調整の規則を設定します。使用できる定数は、WdAutoFitBehavior クラスの wdAutoFitContent、wdAutoFitFixed、wdAutoFitWindow のいずれかです。引数 DefaultTableBehavior に定数 wdWord8TableBehavior を設定した場合、この引数は無効です。
TablesOfAuthorities オブジェクトの Add メソッド
文書に追加する引用文献一覧を表す TableOfAuthorities オブジェクトを返します。
expression.Add(Range, Category, Bookmark, Passim, KeepEntryFormatting, Separator, IncludeSequenceName, EntrySeparator, PageRangeSeparator, IncludeCategoryHeader, PageNumberSeparator)
*expression * 必ず指定します。TableOfAuthorities オブジェクトを表すオブジェクト式を指定します。
Range 必ず指定します。Range オブジェクトを指定します。引用文献一覧を表示する範囲を指定します。範囲が解除されない場合、この範囲は引用文献一覧に置き換えられます。
Category 省略可能です。バリアント型 (Variant) の値を指定します。引用文献一覧に含める分類項目を指定します。TOA (引用文献一覧) フィールドの \c スイッチに対応します。0 から 16 までの値は、[索引と目次] ダイアログ ボックス ([挿入] メニュー) の [引用文献一覧] タブの [分類] ボックスに表示される項目に対応しています。既定値は 1 です。
Bookmark 省略可能です。バリアント型 (Variant) の値を指定します。引用文献一覧の登録を収集するブックマーク名を指定します。引数 Bookmark を指定すると、文書内のブックマークが挿入されている部分からのみ登録が収集されます。TOA (引用文献一覧) フィールドの \b スイッチに対応します。
Passim 省略可能です。バリアント型 (Variant) の値を指定します。True を設定すると、引用文献一覧の同じ文献を参照しているページが 5 ページ以上ある場合に、個々のページ番号が省略されます。TOA (引用文献一覧) フィールドの \p スイッチに対応します。この引数を省略すると、引数 Passim は False に設定されていると見なされます。
KeepEntryFormatting 省略可能です。バリアント型 (Variant) の値を指定します。True を設定すると、引用文献登録から引用文献一覧の登録に書式を設定します。TOA (引用文献一覧) フィールドの \f スイッチに対応します。この引数を省略すると、引数 KeepEntryFormatting は True に設定されていると見なされます。
Separator 省略可能です。バリアント型 (Variant) の値を指定します。引用文献一覧の各目次番号とページ番号を区切る 5 文字までの区切り文字を指定します。TOA (引用文献一覧) フィールドの \d スイッチに対応します。この引数を省略すると、ハイフン (-) が使われます。
IncludeSequenceName 省略可能です。バリアント型 (Variant) の値を指定します。引用文献一覧の Sequence (SEQ) フィールド識別子を指定する文字列を指定します。TOA (引用文献一覧) フィールドの \s スイッチに対応します。
EntrySeparator 省略可能です。バリアント型 (Variant) の値を指定します。引用文献一覧の各登録とページ番号を区切る 5 文字までの区切り文字を指定します。TOA (引用文献一覧) フィールドの \e スイッチに対応します。この引数を省略すると、区切り文字は使われません。
PageRangeSeparator 省略可能です。バリアント型 (Variant) の値を指定します。引用文献一覧のページ範囲の開始ページ番号と終了ページ番号を区切る 5 文字までの区切り文字を指定します。TOA (引用文献一覧) フィールドの \g スイッチに対応します。この引数を省略すると、ダッシュ記号が使われます。
IncludeCategoryHeader 省略可能です。バリアント型 (Variant) の値を指定します。True を設定すると、登録の各グループの分類名 (たとえば、[判例]) が、引用文献一覧に表示されます。TOA (引用文献一覧) フィールドの \h スイッチに対応します。この引数を省略すると、引数 *IncludeCategoryHeader * は True に設定されていると見なされます。
PageNumberSeparator 省略可能です。バリアント型 (Variant) の値を指定します。引用文献一覧のページを参照する場合に、個々のページ番号を区切る 5 文字までの区切り文字を指定します。TOA (引用文献一覧) フィールドの \l スイッチに対応します。この引数を省略すると、カンマおよびスペースが使われます。
解説
引用文献一覧は、文書の TA (引用文献登録) フィールドで構成されています。引用文献一覧に含める引用文献を登録するには、MarkCitation メソッドを使います。
TablesOfContents オブジェクトの Add メソッド
文書に追加する目次を表す TableOfContents オブジェクトを返します。
expression.Add(Range, UseHeadingStyles, UpperHeadingLevel, LowerHeadingLevel, UseFields, TableID, RightAlignPageNumbers, IncludePageNumbers, AddedStyles, UseHyperlinks, HidePageNumbersInWeb, UseOutlineLevels)
*expression * 必ず指定します。TableOfContents オブジェクトを表すオブジェクト式を指定します。
Range 必ず指定します。Range オブジェクトを指定します。目次を追加する範囲を指定します。指定範囲が解除されていない場合は、指定範囲が目次に置き換わります。
UseHeadingStyles 省略可能です。バリアント型 (Variant) の値を指定します。True を設定すると、組み込みの見出しスタイルを使って目次が作成されます。既定値は True です。
UpperHeadingLevel 省略可能です。バリアント型 (Variant) の値を指定します。目次に使用する最上位の見出しレベルを指定します。TOC (目次) フィールドの \o スイッチと共に使用する開始値に対応します。既定値は 1 です。
LowerHeadingLevel 省略可能です。バリアント型 (Variant) の値を指定します。目次に使用する最下位の見出しレベルを指定します。TOC (目次) フィールドの \o スイッチと共に使用する終了値に対応します。既定値は 9 です。
UseFields 省略可能です。バリアント型 (Variant) の値を指定します。True を設定すると、TC (目次登録) フィールドを使って目次が作成されます。目次に含める目次項目を登録するには、MarkEntry メソッドを使用します。既定値は False です。
TableID 省略可能です。バリアント型 (Variant) の値を指定します。TC (目次登録) フィールドから目次を作成するために使用する 1 文字の識別子を指定します。TOC (目次) フィールドの \f スイッチに対応します。たとえば、"T" を指定すると、表の識別子 T を使って TC フィールドから目次が作成されます。この引数を省略すると、TC フィールドは使用されません。
RightAlignPageNumbers 省略可能です。バリアント型 (Variant) の値を指定します。True を設定すると、目次のページ番号が右余白に揃えて配置されます。既定値は True です。
IncludePageNumbers 省略可能です。バリアント型 (Variant) の値を指定します。True を設定すると、目次にページ番号が含められます。既定値は True です。
AddedStyles 省略可能です。バリアント型 (Variant) の値を指定します。目次の作成に使用するその他のスタイル ([見出し 1] ～ [見出し 9] 以外のスタイル) の名前を文字列で指定します。新しい見出しスタイルを作成するには、HeadingStyles の Add メソッドを使用します。
UseHyperlinks 省略可能です。バリアント型 (Variant) の値を指定します。True を設定すると、文書を Web に発行するときに、目次の項目がハイパーリンクとして書式設定されます。既定値は True です。
HidePageNumbersInWeb 省略可能です。バリアント型 (Variant) の値を指定します。True を設定すると、文書を Web に発行するときに、目次のページ番号が非表示になります。既定値は True です。
UseOutlineLevels 省略可能です。バリアント型 (Variant) の値を指定します。True を設定すると、アウトライン レベルで目次が作成されます。既定値は False です。
TablesOfFigures オブジェクトの Add メソッド
文書に追加する図表目次を表す TableOfFigures オブジェクトを返します。
expression.Add(Range, Caption, IncludeLabel, UseHeadingStyles, UpperHeadingLevel, LowerHeadingLevel, UseFields, TableID, RightAlignPageNumbers, IncludePageNumbers, AddedStyles, UseHyperlinks, HidePageNumbersInWeb)
*expression * 必ず指定します。TableOfFigures オブジェクトを表すオブジェクト式を指定します。
Range 必ず指定します。Range オブジェクトを指定します。図表目次を追加する範囲を指定します。
Caption 省略可能です。バリアント型 (Variant) の値を指定します。図表目次に含める項目を識別するラベルを指定します。TOC (目次) フィールドの \c スイッチに対応します。既定値は "図" です。
IncludeLabel 省略可能です。バリアント型 (Variant) の値を指定します。True を設定すると、ラベルと図表番号が図表目次に含まれます。既定値は True です。
UseHeadingStyles 省略可能です。バリアント型 (Variant) の値を指定します。True を設定すると、組み込みの見出しスタイルを使って図表目次が作成されます。既定値は False です。
UpperHeadingLevel 省略可能です。バリアント型 (Variant) の値を指定します。引数 UseHeadingStyles に True を設定した場合に、図表目次に使用する最上位の見出しレベルを指定します。TOC (目次) フィールドの \o スイッチと共に使用する開始値に対応します。既定値は 1 です。
LowerHeadingLevel 省略可能です。バリアント型 (Variant) の値を指定します。引数 UseHeadingStyles に True を設定した場合に、図表目次に使用する最下位の見出しレベルを指定します。TOC (目次) フィールドの \o スイッチと共に使用する終了値に対応します。既定値は 9 です。
UseFields 省略可能です。バリアント型 (Variant) の値を指定します。True を設定すると、TC (目次登録) フィールドを使って図表目次が作成されます。図表目次に含める項目を登録するには、MarkEntry メソッドを使用します。既定値は False です。
TableID 省略可能です。バリアント型 (Variant) の値を指定します。TC (目次登録) フィールドから図表目次を作成するために使用する 1 文字の識別子を指定します。TOC (目次) フィールドの \f スイッチに対応します。たとえば、"i" を指定すると、説明用に図表目次が作成されます。
RightAlignPageNumbers 省略可能です。バリアント型 (Variant) の値を指定します。True を設定すると、図表目次のページ番号が右余白に揃えて配置されます。既定値は True です。
IncludePageNumbers 省略可能です。バリアント型 (Variant) の値を指定します。True を設定すると、図表目次にページ番号が含められます。既定値は True です。
AddedStyles 省略可能です。バリアント型 (Variant) の値を指定します。図表目次の作成に使用するその他のスタイル ([見出し 1] ～ [見出し 9] 以外のスタイル) の名前を文字列で指定します。
UseHyperlinks 省略可能です。バリアント型 (Variant) の値を指定します。True を設定すると、文書を Web に発行するときに、図表目次の項目がハイパーリンクとして書式設定されます。既定値は True です。
HidePageNumbersInWeb 省略可能です。バリアント型 (Variant) の値を指定します。True を設定すると、文書を Web に発行するときに、図表目次のページ番号が非表示になります。既定値は True です。
TabStops オブジェクトの Add メソッド
文書に追加するユーザー設定のタブ位置を表す TabStop オブジェクトを返します。
expression.Add(Position, Alignment, Leader)
*expression * 必ず指定します。TabStops オブジェクトを表すオブジェクト式を指定します。
Position 必ず指定します。単精度浮動小数点型 (Single) の値を指定します。左余白から測ったタブ位置を、ポイント単位で指定します。
Alignment 省略可能です。バリアント型 (Variant) の値を指定します。タブ位置の配置を指定します。使用できる定数は、WdTabAlignment クラスの wdAlignTabBar、wdAlignTabCenter、wdAlignTabDecimal、wdAlignTabLeft、wdAlignTabList、または wdAlignTabRight のいずれかです。この引数を省略すると、wdAlignTabLeft が使われます。
Leader 省略可能です。バリアント型 (Variant) の値を指定します。タブ リーダーの種類を指定します。使用できる定数は、WdTabLeader クラスの wdTabLeaderDashes、wdTabLeaderDots、wdTabLeaderHeavy、wdTabLeaderLines、wdTabLeaderMiddleDot、または wdTabLeaderSpaces のいずれかです。この引数を省略すると、wdTabLeaderSpaces が使われます。
TextColumns オブジェクトの Add メソッド
セクションまたは文書に追加する新しい段 (段組み) を表す TextColumn オブジェクトを返します。
expression.Add(Width, Spacing, EvenlySpaced)
*expression * 必ず指定します。TextColumns オブジェクトを表すオブジェクト式を指定します。
Width 省略可能です。バリアント型 (Variant) の値を指定します。文書内の新しい段の幅を、ポイント数で指定します。
Spacing 省略可能です。バリアント型 (Variant) の値を指定します。文書内の段の間隔を、ポイント数で指定します。
EvenlySpaced 省略可能です。バリアント型 (Variant) の値を指定します。True を指定すると、文書内のすべての段の間隔が均等になります。
Variables オブジェクトの Add メソッド
文書に追加する変数を表す Variable オブジェクトを返します。
expression.Add(Name, Value)
*expression * 必ず指定します。Variables オブジェクトを表すオブジェクト式を指定します。
Name 必ず指定します。文字列型 (String) の値を指定します。文書変数の名前を指定します。
Value 省略可能です。バリアント型 (Variant) の値を指定します。文書変数の値を指定します。
解説
適切な変数名で DOCVARIABLE フィールドを挿入しない限り、文書変数はユーザーには見えません。Variables コレクションの既存の名前で変数を追加しようとすると、エラーが発生します。このエラーを回避するには、コレクションを列挙してから新しい変数を追加します。
Windows オブジェクトの Add メソッド
文書の新しいウィンドウを表す Window オブジェクトを返します。
expression.Add(Window)
*expression * 必ず指定します。Window オブジェクトを表すオブジェクト式を指定します。
Window 省略可能です。バリアント型 (Variant) の値を指定します。別のウィンドウを開く Window オブジェクトを指定します。この引数を省略すると、現在の文書の新しいウィンドウが開きます。
解説
文書用に複数のウィンドウを開くと、ウィンドウのタイトル バーにコロン (:) と番号が表示されます。
XMLNamespaces オブジェクトの Add メソッド
Word でユーザーが利用できるようスキーマ ライブラリに追加される XMLNamespace オブジェクトを返します。
expression.Add(Path, NamespaceURI, Alias, InstallForAllUsers)
*expression * 必ず指定します。Application オブジェクトを表すオブジェクト式を指定します。
Path 必ず指定します。文字列型 (String) の値を指定します。スキーマ ファイルのパスとファイル名を指定します。ローカル ファイルのパス、ネットワーク パス、インターネット アドレスのいずれかになります。
NamespaceURI 省略可能です。文字列型 (String) の値を指定します。スキーマで指定した名前空間の URI を指定します。NamespaceURI パラメータでは、大文字と小文字が区別されるため、スキーマで指定されているとおりに入力する必要があります。
Alias 省略可能です。文字列型 (String) の値を指定します。[テンプレートとアドイン] ダイアログ ボックスの [スキーマ] タブに表示されるスキーマの名前を指定します。
InstallForAllUsers 省略可能です。ブール型 (Boolean) の値を指定します。コンピュータにログインするすべてのユーザーが新しいスキーマにアクセスして、利用できるようにする場合は True を指定します。既定値は False です。
XMLNodes オブジェクトの Add メソッド
新たに追加された要素を表す XMLNode オブジェクトを返します。
expression.Add(Name, Namespace, Range)
*expression * 必ず指定します。XMLNodes オブジェクトを表すオブジェクト式を指定します。
Name 必ず指定します。文字列型 (String) の値を指定します。Namespace パラメータで指定した XML スキーマに含まれる要素の名前を指定します。 XML では大文字と小文字が区別されるため、Name パラメータには、このスキーマで指定されているとおりに要素名を入力する必要があります。文字列型 (String) の値が、Namespace パラメータで指定されたスキーマの要素名のいずれとも一致しない場合、エラーが表示されます。
Namespace 必ず指定します。文字列型 (String) の値を指定します。スキーマに定義されたスキーマの名前空間を指定します。Namespace パラメータでは大文字と小文字が区別されるため、スキーマに指定されたとおりに値を入力する必要があります。指定した名前空間が、文書に添付されたいずれのスキーマにも見つからない場合、エラーが表示されます。
Range 省略可能です。Range オブジェクトを指定します。要素を適用する範囲を指定します。既定では、カーソル位置に要素タグが適用されます。文字列が選択されているときは、選択範囲に適用されます。
XMLSchemaReferences オブジェクトの Add メソッド
文書に適用するスキーマを表す XMLSchemaReference を返します。
expression.Add(NamespaceURI, Alias, FileName, InstallForAllUsers)
*expression * 必ず指定します。XMLSchemaReferences オブジェクトを表すオブジェクト式を指定します。
NamespaceURI 省略可能です。文字列型 (String) の値を指定します。スキーマに定義されたスキーマの名前空間を指定します。Namespace パラメータでは大文字と小文字が区別されるため、スキーマに指定されたとおりに値を入力する必要があります。指定した名前空間が、文書に添付されたいずれのスキーマにも見つからない場合は、エラーが表示されます。
Alias 省略可能です。文字列型 (String) の値を指定します。[テンプレートとアドイン] ダイアログ ボックスの [スキーマ] タブに表示されるスキーマの名前を指定します。
FileName 省略可能です。文字列型 (String) の値を指定します。スキーマ ファイルのパスとファイル名を指定します。ローカル ファイルのパス、ネットワーク パス、インターネット アドレスのいずれかになります。
InstallForAllUsers 省略可能です。ブール型 (Boolean) の値を指定します。コンピュータにログインするすべてのユーザーが新しいスキーマにアクセスして、利用できるようにする場合は True を指定します。既定値は False です。
XSLTransforms オブジェクトの Add メソッド
指定されたスキーマについて、Extensible Stylesheet Language Transformation (XSLT) のコレクションに追加される XSLT を表す XSLTransform オブジェクトを返します。
expression.Add(Location, Alias, InstallForAllUsers)
*expression * 必ず指定します。XSLTransforms コレクションを表すオブジェクト式を指定します。
Location 必ず指定します。文字列型 (String) の値を指定します。XSLT ファイルのパスとファイル名を指定します。ローカル ファイルのパス、ネットワーク パス、インターネット アドレスのいずれかになります。
Alias 省略可能です。文字列型 (String) の値を指定します。スキーマ ライブラリに表示されるスキーマの名前を指定します。
InstallForAllUsers 省略可能です。ブール型 (Boolean) の値を指定します。コンピュータにログインするすべてのユーザーが新しいスキーマにアクセスして、利用できるようにする場合は True を指定します。既定値は False です。
使用例
AddIns オブジェクトの場合
次の使用例は、"FAX 送付状 1.dot" という名前のテンプレートを組み込み、それを [テンプレートとアドイン] ダイアログ ボックスのアドインの一覧に追加します。
Sub AddTemplate()
' この例を正しく実行するために、
' パスが正しいこと、およびファイルが存在することを確認します。
AddIns.Add FileName:="C:\Program Files\Microsoft Office" _
& "\Templates\Letters & Faxes\MyFax.dot", Install:=True
End Sub
AutoCorrectEntries オブジェクトの場合
次の使用例は、単語 "their" の入力ミスが自動的に修正されるように、書式なしのオートコレクト項目を追加します。
AutoCorrect.Entries.Add Name:="thier", Value:="their"
AutoTextEntries オブジェクトの場合
次の使用例は、選択中の文字列が含まれる Sample Text という名前の定型句を追加します。この使用例では、現在の文書内で文字列が選択されていることを前提としています。
Sub AutoTxt()
NormalTemplate.AutoTextEntries.Add Name:="Sample Text", _
Range:=Selection.Range
End Sub
Bookmarks オブジェクトの場合
次の使用例は、現在の文書内の選択部分に myplace という名前のブックマークを追加します。
Sub BMark()
' 作業中の文書の文字列を選択してから
' 実行します。
ActiveDocument.Bookmarks.Add _
Name:="myplace", Range:=Selection.Range
End Sub
次の使用例は、カーソル位置に mark という名前のブックマークを追加します。
Sub Mark()
ActiveDocument.Bookmarks.Add Name:="mark"
End Sub
次の使用例は、Letter.doc の 3 番目の段落に third_para という名前のブックマークを追加し、現在のウィンドウにある文書のブックマークをすべて表示します。
Sub ThirdPara()
Dim myDoc As Document
' この例を正しく実行するために、
' Letter.doc を開いていなければなりませんが、作業中であってはなりません。
' また、段落が 4 段落以上含まれていなければなりません。
Set myDoc = Documents("Letter.doc")
myDoc.Bookmarks.Add Name:="third_para", _
Range:=myDoc.Paragraphs(3).Range
myDoc.ActiveWindow.View.ShowBookmarks = True
End Sub
CaptionLabels オブジェクトの場合
次の使用例は、Demo Slide という名前のユーザー設定の図表番号のラベルを追加します。ユーザー設定のラベルが追加されたことを確認するには、[挿入] メニューの [参照] の [図表番号] をクリックして、[図表番号] ダイアログ ボックスの [ラベル名] ボックスを表示します。
Sub CapLbl()
CaptionLabels.Add Name:="Demo Slide"
End Sub
Columns オブジェクトの場合
次の使用例は、作業中の文書内に 2 行 2 列の表を作成し、その先頭列の前に新しい列を追加します。新しい列の幅を 38mm に設定します。
Sub AddATable()
Dim myTable As Table
Dim newCol As Column
Set myTable = ActiveDocument.Tables.Add(Selection.Range, 2, 2)
Set newCol = myTable.Columns.Add(BeforeColumn:=myTable.Columns(1))
newCol.SetWidth ColumnWidth:=InchesToPoints(1.5), _
RulerStyle:=wdAdjustNone
End Sub
Comments オブジェクトの場合
次の使用例は、カーソル位置にコメントを追加します。
Sub AddComment()
Selection.Collapse Direction:=wdCollapseEnd
ActiveDocument.Comments.Add _
Range:=Selection.Range, Text:="これを検討してください。"
End Sub
次の使用例は、作業中の文書の 3 番目の段落にコメントを追加します。
Sub Comment3rd()
Dim myRange As Range
Set myRange = ActiveDocument.Paragraphs(3).Range
ActiveDocument.Comments.Add Range:=myRange, _
Text:="第 3 段落の元の文章"
End Sub
CustomLabels オブジェクトの場合
次の使用例は、"Return Address" という名前のカスタム宛名ラベルを追加し、用紙サイズを設定し、ラベルのページを作成します。
Sub ReturnAddrLabel()
Dim ml As CustomLabel
Dim addr As String
Set ml = Application.MailingLabel.CustomLabels _
.Add(Name:="Return Address", DotMatrix:=False)
ml.PageSize = wdCustomLabelLetter
addr = "東京都渋谷区" & vbCr & "代々木 123" & vbCr _
& "大島 幹様"
Application.MailingLabel.CreateNewDocument _
Name:="差出人住所", Address:=addr, ExtractAddress:=False
End Sub
Dictionaries オブジェクトおよび HangulHanjaConversionDictionaries オブジェクトの場合
次の使用例は、スペル チェック用のユーザー辞書の一覧からすべての辞書を削除し、新しいユーザー辞書ファイルを作成します。この新しい辞書がユーザー辞書に指定され、これに新しい単語が自動的に追加されます。
With CustomDictionaries
.ClearAll
.Add FileName:="c:\My Documents\MyCustom.dic"
.ActiveCustomDictionary = CustomDictionaries(1)
End With
次の使用例は、新しいユーザー辞書を作成し、それを変数に格納します。新しいユーザー辞書は、フランス語 (カナダ) と登録された文字列に対して使用するように設定されます。ほかの言語のスペル チェックを実行するには、その言語用の校正ツールを組み込む必要があります。
Sub FrCanDic()
Dim dicFrenchCan As Dictionary
Set dicFrenchCan = CustomDictionaries.Add(FileName:="FrenchCanadian.dic")
With dicFrenchCan
.LanguageSpecific = True
.LanguageID = wdFrenchCanadian
End With
End Sub
次の使用例は、ユーザー変換辞書の一覧からすべての辞書を削除し、新しいユーザー辞書ファイルを作成します。新しい辞書は、有効なユーザー辞書になるように指定され、新しい単語が自動的に追加されます。
With HangulHanjaDictionaries
.ClearAll
.Add FileName:="C:\My Documents\MyCustom.hhd"
.ActiveCustomDictionary = CustomDictionaries(1)
End With
Documents オブジェクトの場合
次の使用例は、標準テンプレートを使って新しい文書を作成します。
Documents.Add
次の使用例は、メモ 1 テンプレートを使って新しい文書を作成します。
Documents.Add Template:="C:\Program Files\Microsoft Office" _
& "\Templates\Memos\Professional Memo.dot"
次の使用例は、添付されたテンプレートを基に、作業中の文書に新しいテンプレートを作成し、開きます。
tmpName = ActiveDocument.AttachedTemplate.FullName
Documents.Add Template:=tmpName, NewTemplate:=True
Editors オブジェクトの場合
次の使用例は、選択されたテキストに対する編集権限を現在のユーザーに付与します。
Dim objEditor As Editor
Set objEditor = Selection.Editors.Add(wdEditorCurrent)
EmailSignatureEntries オブジェクトの場合
次の使用例は、選択範囲の末尾に自動脚注番号の脚注を挿入します。
Sub NewSignature()
Application.EmailOptions.EmailSignature _
.EmailSignatureEntries.Add _
Name:=ActiveDocument.BuiltInDocumentProperties("Author"), _
Range:=Selection.Range
End Sub
Endnotes および Footnotes オブジェクトの場合
次の使用例は、選択範囲の末尾に自動脚注番号の脚注を挿入します。
ActiveDocument.Footnotes.Add Range:= Selection.Range , _
Text:= "恋愛論 (ローン クリーク出版、1996)"
次の使用例は、作業中の文書の 3 番目の段落に文末脚注を追加します。
Set myRange = ActiveDocument.Paragraphs(3).Range
ActiveDocument.Endnotes.Add Range:=myRange, _
Text:= "同書, 314."
次の使用例は、任意の脚注記号 () を使用する脚注を追加します。
ActiveDocument.Footnotes.Add Range:= Selection.Range , _
Text:= "詳しくは、詳細をご覧ください。", _
Reference:= "{Symbol -3998}"
Fields オブジェクトの場合
次の使用例は、選択範囲の開始位置に USERNAME フィールドを挿入します。
Selection.Collapse Direction:=wdCollapseStart
Set myField = ActiveDocument.Fields.Add(Range:=Selection.Range, _
Type:=wdFieldUserName)
次の使用例は、選択範囲の終了位置に LISTNUM フィールドを挿入します。開始スイッチは、3 から始まるように設定します。
Selection.Collapse Direction:=wdCollapseEnd
ActiveDocument.Fields.Add Range:=Selection.Range, _
Type:=wdFieldListNum, Text:="\s 3"
次の使用例は、選択範囲の開始位置に DATE フィールドを挿入し、結果を表示します。
Selection.Collapse Direction:=wdCollapseStart
Set myField = ActiveDocument.Fields.Add(Range:=Selection.Range, _
Type:=wdFieldDate)
MsgBox myField.Result
FirstLetterExceptions、OtherCorrectionsExceptions、および TwoInitialCapsExceptions オブジェクトの場合
次の使用例は、先頭の文字を大文字にしない例外の一覧に略語 "addr." を追加します。
AutoCorrect.FirstLetterExceptions.Add Name:="addr."
次の使用例は、2 文字目を小文字にしない例外の一覧に "MSOffice" を追加します。
AutoCorrect.TwoInitialCapsExceptions.Add Name:="MSOffice"
次の使用例は、その他の修正の例外の一覧に "myCompany" を追加します。
AutoCorrect.OtherCorrectionsExceptions.Add Name:="myCompany"
FormFields オブジェクトの場合
次の使用例は、選択範囲の終了位置にチェック ボックスを追加し、名前を付け、そのチェック ボックスをオンにします。
Selection.Collapse Direction:=wdCollapseEnd
Set ffield = ActiveDocument.FormFields _
.Add(Range:=Selection.Range, Type:=wdFieldFormCheckBox)
With ffield
.Name = "Check_Box_1"
.CheckBox.Value = True
End With
Frames オブジェクトの場合
次の使用例は、選択範囲の周囲にレイアウト枠を追加します。
ActiveDocument.Frames.Add Range:=Selection.Range
次の使用例は、選択範囲の 3 番目の段落の周囲にレイアウト枠を追加します。
Set myFrame = Selection.Frames _
.Add(Range:=Selection.Paragraphs(3).Range)
HangulAndAlphabetExceptions オブジェクトの場合
次の使用例は、[オートコレクトの例外処理] ダイアログ ボックスの [韓国語] タブにあるハングル語および英語のオートコレクトの例外処理のリストに "test" を追加します。
AutoCorrect.HangulAndAlphabetExceptions.Add Name:="test"
HeadingStyles オブジェクトの場合
次の使用例は、作業中の文書の先頭に目次を追加し、目次の作成に使用するスタイルの一覧に [Title] スタイルを追加します。
Set myToc = ActiveDocument.TablesOfContents _
.Add(Range:=ActiveDocument.Range(0, 0), _
UseHeadingStyles:=True, UpperHeadingLevel:=1, _
LowerHeadingLevel:=3)
myToc.HeadingStyles.Add Style:="Title", Level:=2
Hyperlinks オブジェクトの場合
次の使用例は、選択範囲を WWW (World Wide Web) 上の Microsoft のアドレスへのハイパーリンクに変更します。
ActiveDocument.Hyperlinks.Add Anchor:=Selection.Range, _
Address:="http:\\www.microsoft.com"
次の使用例は、選択範囲を MyFile.doc 内の "MyBookMark" という名前のブックマークへのハイパーリンクに変更します。
ActiveDocument.Hyperlinks.Add Anchor:=Selection.Range, _
Address:="C:\My Documents\MyFile.doc", SubAddress:="MyBookMark"
次の使用例は、選択範囲にある最初の図形をハイパーリンクに変更します。
ActiveDocument.Hyperlinks.Add Anchor:=Selection.ShapeRange(1), _
Address:="http:\\www.microsoft.com"
Indexes オブジェクトの場合
次の使用例は、索引項目を登録し、作業中の文書の末尾に索引を作成します。
ActiveDocument.Indexes.MarkEntry _
Range:=Selection.Range, Entry:="My Entry"
Set MyRange = ActiveDocument.Content
MyRange.Collapse Direction:=wdCollapseEnd
ActiveDocument.Indexes.Add Range:=MyRange, Type:=wdIndexRunin
KeyBindings オブジェクトの場合
次の使用例は、Ctrl + Alt + W キーの組み合わせを FileClose コマンドに追加します。キーボードのユーザー設定は標準テンプレートに保存されます。
CustomizationContext = NormalTemplate
KeyBindings.Add _
KeyCategory:=wdKeyCategoryCommand, _
Command:="FileClose", _
KeyCode:=BuildKeyCode(wdKeyControl, wdKeyAlt, wdKeyW)
次の使用例は、Alt + F4 キーの組み合わせを Arial フォントに追加し、KeyBindings コレクションのメンバ数を表示します。また、Alt + F4 キーの組み合わせを削除し (既定値に戻し)、KeyBindings コレクションのメンバ数を再度表示します。
CustomizationContext = ActiveDocument.AttachedTemplate
Set myKey = KeyBindings.Add(KeyCategory:=wdKeyCategoryFont, _
Command:="Arial", KeyCode:=BuildKeyCode(wdKeyAlt, wdKeyF4))
MsgBox KeyBindings.Count & " 個のキーが KeyBindings コレクションにあります。"
myKey.Clear
MsgBox KeyBindings.Count & " 個のキーが KeyBindings コレクションにあります。"
次の使用例は、フォント サイズに 8 ポイントを指定し、Ctrl + Alt + S キーの組み合わせを Font コマンドに追加します。
CustomizationContext = NormalTemplate
KeyBindings.Add KeyCategory:=wdKeyCategoryCommand, _
Command:="FontSize", _
KeyCode:=BuildKeyCode(wdKeyControl, wdKeyAlt, wdKeyS), _
CommandParameter:="8"
次の使用例は、Ctrl + Alt + H キーの組み合わせを作業中の文書の [見出し 1] スタイルに追加します。
CustomizationContext = ActiveDocument
KeyBindings.Add KeyCategory:=wdKeyCategoryStyle, _
Command:="Heading 1", _
KeyCode:=BuildKeyCode(wdKeyControl, wdKeyAlt, wdKeyH)
次の使用例は、Ctrl + Alt + O キーの組み合わせを "Hello" という名前の定型句に追加します。
CustomizationContext = ActiveDocument
KeyBindings.Add KeyCategory:=wdKeyCategoryAutoText, _
Command:="Hello", _
KeyCode:=BuildKeyCode(wdKeyControl, wdKeyAlt, wdKeyO)
ListEntries オブジェクトの場合
次の使用例は、現在の文書にドロップダウン フォーム フィールドを挿入し、そのフォーム フィールドに "Red"、"Blue"、および "Green" という項目を追加します。
Set myField = ActiveDocument.FormFields.Add(Range:= _
Selection.Range, Type:= wdFieldFormDropDown)
With myField.DropDown.ListEntries
.Add Name:="Red"
.Add Name:="Blue"
.Add Name:="Green"
End With
ListTemplates オブジェクトの場合
次の使用例は、作業中の文書にレベルが 1 つの新しい箇条書きテンプレートを追加します。新しいテンプレートの番号の種類を変更し、選択範囲にそのテンプレートを適用します。
Set myList = _
ActiveDocument.ListTemplates.Add(OutlineNumbered:=False)
myList.ListLevels(1).NumberStyle = wdListNumberStyleUpperCaseLetter
Selection.Range.ListFormat.ApplyListTemplate ListTemplate:=myList
MailMergeFields オブジェクトの場合
次の使用例は、選択範囲を "MiddleInitial" という名前の差し込み印刷フィールドで置き換えます。
ActiveDocument.MailMerge.Fields.Add Range:=Selection.Range, _
Name:="MiddleInitial"
PageNumbers オブジェクトの場合
次の使用例は、作業中の文書で、最初のセクションのプライマリ フッターにページ番号を追加します。
With ActiveDocument.Sections(1)
.Footers(wdHeaderFooterPrimary).PageNumbers.Add _
PageNumberAlignment:=wdAlignPageNumberLeft, _
FirstPage:=True
End With
次の使用例は、作業中の文書のヘッダーにページ番号を作成し、その書式を設定します。
Set myPgNum = ActiveDocument.Sections(1) _
.Headers(wdHeaderFooterPrimary) _
.PageNumbers.Add(PageNumberAlignment:= _
wdAlignPageNumberCenter, FirstPage:= True)
myPgNum.Select
With Selection.Range
.Italic = True
.Bold = True
End With
Panes オブジェクトの場合
次の使用例は、分割線の上のウィンドウ枠の、ウィンドウ全体に占める割合が 30% になるように、作業中のウィンドウを分割します。
ActiveDocument.ActiveWindow.Panes.Add SplitVertical:=30
Paragraphs オブジェクトの場合
次の使用例は、選択範囲の末尾に段落を追加します。
Selection.Paragraphs.Add
次の使用例は、選択範囲の最初の段落の先頭に段落記号を追加します。
Selection.Paragraphs.Add Range:=Selection.Paragraphs(1).Range
次の使用例は、作業中の文書で、2 番目の段落の先頭に段落記号を追加します。
ActiveDocument.Paragraphs.Add _
Range:=ActiveDocument.Paragraphs(2).Range
次の使用例は、作業中の文書の末尾に新しい段落記号を追加します。
ActiveDocument.Paragraphs.Add
RecentFiles オブジェクトの場合
次の使用例は、作業中の文書を、最近使ったファイルの一覧に追加します。
If ActiveDocument.Saved = True Then
RecentFiles.Add Document:=ActiveDocument.Name
End If
Rows オブジェクトの場合
次の使用例は、選択範囲内の先頭行の前に新しい行を挿入します。
Sub AddARow()
If Selection.Information(wdWithInTable) = True Then
Selection.Rows.Add BeforeRow:=Selection.Rows(1)
End If
End Sub
次の使用例は、最初の表に列を追加し、その列に文字列 "セル" を挿入します。
Sub CountCells()
Dim tblNew As Table
Dim rowNew As Row
Dim celTable As Cell
Dim intCount As Integer
intCount = 1
Set tblNew = ActiveDocument.Tables(1)
Set rowNew = tblNew.Rows.Add(BeforeRow:=tblNew.Rows(1))
For Each celTable In rowNew.Cells
celTable.Range.InsertAfter Text:="セル " & intCount
intCount = intCount + 1
Next celTable
End Sub
Sections オブジェクトの場合
次の使用例は、作業中の文書の 3 番目の段落の前に [次のページから開始] のセクション区切りを追加します。
Set myRange = ActiveDocument.Paragraphs(3).Range
ActiveDocument.Sections.Add Range:=myRange
次の使用例は、選択範囲に [現在の位置から開始] のセクション区切りを追加します。
Set myRange = Selection.Range
ActiveDocument.Sections.Add Range:=myRange, _
Start:=wdSectionContinuous
次の使用例は、作業中の文書の末尾に [次のページから開始] のセクション区切りを追加します。
ActiveDocument.Sections.Add
Styles オブジェクトの場合
次の使用例は、"Introduction" という名前の新しい文字スタイルを追加し、それを太字および斜体の書式で 12 ポイントの Arial に設定します。次に、選択範囲にその文字スタイルを適用します。
Set myStyle = ActiveDocument.Styles.Add(Name:="Introduction", _
Type:=wdStyleTypeCharacter)
With myStyle.Font
.Bold = True
.Italic = True
.Name = "Arial"
.Size = 12
End With
Selection.Range.Style = "Introduction"
Stylesheets オブジェクトの場合
次の使用例は、現在の文書にスタイル シートを追加し、そのスタイル シートを文書に添付されるスタイル シートの一覧の中で最上位に配置します。この使用例では、C ドライブに Website.css という名前のスタイル シート文書があることを前提としています。
Sub NewStylesheet()
ActiveDocument.StyleSheets.Add _
FileName:="c:\WebSite.css", _
Precedence:=wdStyleSheetPrecedenceHighest, _
LinkType:=wdStyleSheetLinkTypeLinked, _
Title:="Test Stylesheet"
End Sub
Tables オブジェクトの場合
次の使用例は、作業中の文書の先頭に、3 行 4 列の新しい表を追加します。
Set myRange = ActiveDocument.Range(0, 0)
ActiveDocument.Tables.Add Range:=myRange, NumRows:=3, NumColumns:=4
次の使用例は、現在の文書の末尾に、6 行 10 列の新しい表を追加します。
Set MyRange = ActiveDocument.Content
MyRange.Collapse Direction:=wdCollapseEnd
ActiveDocument.Tables.Add Range:=MyRange, NumRows:=6, _
NumColumns:=10
次の使用例は、新しい文書に 3 行 5 列の表を追加し、表の各セルにデータを挿入します。
Sub NewTable()
Dim docNew As Document
Dim tblNew As Table
Dim intX As Integer
Dim intY As Integer
Set docNew = Documents.Add
Set tblNew = docNew.Tables.Add(Selection.Range, 3, 5)
With tblNew
For intX = 1 To 3
For intY = 1 To 5
.Cell(intX, intY).Range.InsertAfter "Cell: R" & intX & ", C" & intY
Next intY
Next intX
.Columns.AutoFit
End With
End Sub
TablesOfAuthorities オブジェクトの場合
次の使用例は、作業中の文書の冒頭に、すべての分類を含む引用文献一覧を追加します。
Set myRange = ActiveDocument.Range(0, 0)
ActiveDocument.TablesOfAuthorities.Add Range:=myRange, _
Passim:= True, Category:= 0, EntrySeparator:= ", "
TablesOfContents オブジェクトの場合
次の使用例は、作業中の文書の先頭に目次を追加します。目次は、[見出し 1] ～ [見出し 3] のスタイル、または [myStyle] および [yourStyle] というユーザー定義スタイルが設定された段落から作成されます。
Set myRange = ActiveDocument.Range(0, 0)
ActiveDocument.TablesOfContents.Add _
Range:=myRange, _
UseFields:=False, _
UseHeadingStyles:=True, _
LowerHeadingLevel:=3, _
UpperHeadingLevel:=1, _
AddedStyles:="myStyle, yourStyle"
TablesOfFigures オブジェクトの場合
次の使用例は、作業中の文書に図表目次を挿入します。
ActiveDocument.TablesOfFigures.Add Range:=Selection.Range
TabStops オブジェクトの場合
次の使用例は、選択された段落に、ページの左端から 60mm に配置されるタブ位置を追加します。
Selection.Paragraphs.TabStops.Add Position:=InchesToPoints(2.5)
次の使用例は、選択された段落に 2 つのタブ位置を追加します。最初のタブ位置は、ページの左端から 25mm の位置に配置される、点線のリーダーが付いた左揃えのタブ位置です。2 つ目のタブ位置は、ページの左端から 50mm の位置に配置される、中央揃えのタブ位置です。
With Selection.Paragraphs.TabStops
.Add Position:=InchesToPoints(1), _
Leader:=wdTabLeaderDots, _
Alignment:=wdAlignTabLeft
.Add Position:=InchesToPoints(2), _
Alignment:=wdAlignTabCenter
End With
TextColumns オブジェクトの場合
次の使用例は、新しい文書を作成し、幅 60mm の段を追加します。
Set myDoc = Documents.Add
myDoc.PageSetup.TextColumns.Add Width:=InchesToPoints(2.5), _
Spacing:=InchesToPoints(0.5), EvenlySpaced:=False
次の使用例は、作業中の文書に新しい段を追加し、文書内のすべての段の間隔を均等にします。
ActiveDocument.PageSetup.TextColumns.Add _
Width:=InchesToPoints(1.5), _
EvenlySpaced:=True
Variables オブジェクトの場合
次の使用例は、現在の文書に "Temp" という名前の変数を追加し、DOCVARIABLE フィールドを挿入して Temp 変数に値を表示します。
With ActiveDocument
.Variables.Add Name:="Temp", Value:="12"
.Fields.Add Range:=Selection.Range, _
Type:=wdFieldDocVariable, Text:="Temp"
End With
ActiveDocument.ActiveWindow.View.ShowFieldCodes = False
次の使用例は、変数 Blue の値を 6 に設定します。この変数が存在しない場合は、変数を文書に追加してから、その変数の値を 6 に設定します。
For Each aVar In ActiveDocument.Variables
If aVar.Name = "Blue" Then num = aVar.Index
Next aVar
If num = 0 Then
ActiveDocument.Variables.Add Name:="Blue", Value:=6
Else
ActiveDocument.Variables(num).Value = 6
End If
次の使用例は、現在の文書に添付されたテンプレートに "User Name" という名前の文書変数を追加し、その文書変数に [オプション] ダイアログ ボックスで表示されるユーザー名を設定して保存します。
ScreenUpdating = False
With ActiveDocument.AttachedTemplate.OpenAsDocument
.Variables.Add Name:="UserName", Value:= Application.UserName
.Close SaveChanges:=wdSaveChanges
End With
Windows オブジェクトの場合
次の使用例は、作業中のウィンドウに表示された文書の新しいウィンドウを開きます。
Windows.Add
次の使用例は、MyDoc.doc の新しいウィンドウを開きます。
Windows.Add Window:=Documents("MyDoc.doc").Windows(1)
XMLNamespaces オブジェクトの場合
次の使用例は、指定したスキーマをスキーマ ライブラリに追加し、そのスキーマを作業中の文書に添付します。この使用例では、指定したパスに simplesample.xsd という名前のスキーマが存在することを前提としています。
Sub AddSchema()
Dim objSchema As XMLNamespace
Set objSchema = Application.XMLNamespaces _
.Add ("c:\schemas\simplesample.xsd")
objSchema.AttachToDocument ActiveDocument
End Sub
XMLNodes オブジェクトの場合
次の使用例は、作業中の文書で参照される最初のスキーマの example 要素を、選択した文字列に追加します。
Sub AddNode()
ActiveDocument.XMLNodes.Add "example", _
ActiveDocument.XMLSchemaReferences(1).NamespaceURI, _
Selection.Range
End Sub
XMLSchemaReferences オブジェクトの場合
次の使用例は、指定されたスキーマを作業中の文書に添付します。この使用例では、Path パラメータで指定したパスに、xsd ファイルが存在することを前提としています。
Sub AddSchema()
Dim objSchema As XMLNamespace
Set objSchema = Application.XMLNamespaces _
.Add("c:\schemas\simplesample.xsd")
objSchema.AttachToDocument ActiveDocument
End Sub
XSLTransforms オブジェクトの場合
次の使用例は、スキーマ ライブラリにスキーマを追加し、新たに追加されたスキーマに XSLT を追加します。
Sub AddXSLT()
Dim objSchema As XMLNamespace
Dim objTransform As XSLTransform
Set objSchema = Application.XMLNamespaces("SimpleSample")
Set objTransform = objSchema.XSLTransforms _
.Add("c:\schemas\simplesample.xsl")
End Sub