AddRichText メソッド

AddRichText メソッド

書式付きのオートコレクト項目を作成し、指定範囲のすべての文字属性を保持します。また、AutoCorrectEntry オブジェクトを取得します。このメソッドで追加した項目の RichText プロパティの値は True です。AddRichText メソッドを使用しない場合、挿入されたオートコレクト項目には現在のスタイルが適用されます。

expression**.AddRichText(Name**, Range)

*expression * 必ず指定します。AutoCorrectEntries オブジェクトを表すオブジェクト式を指定します。

Name  必ず指定します。文字列型 (String) の値を指定します。引数 Range に指定したオブジェクトに自動的に置き換える文字列を指定します。

Range  必ず指定します。Range オブジェクトを指定します。引数 Name に指定した文字列を入力したときに自動的に挿入される書式付きの文字列を指定します。

使用例

次の使用例は、選択した文字列を書式付きのオートコレクト項目として格納します。「NewText」と入力すると、この項目が自動的に挿入されます。

If Selection.Type = wdSelectionNormal Then
    AutoCorrect.Entries.AddRichText "NewText", Selection.Range
Else
    MsgBox "任意の文字列を選択してください。"
End If
		

次の使用例は、作業中の文書の 3 番目の単語を書式付きのオートコレクト項目として格納します。「NewText」と入力すると、この項目が自動的に挿入されます。

AutoCorrect.Entries.AddRichText "NewText", ActiveDocument.Words(3)