Visible プロパティ

Visible プロパティ

FillFormat、LineFormat、ShadowFormat、Shape、ShapeRange、および ThreeDFormat オブジェクトの Visible プロパティ

True を設定すると、対象のオブジェクト、またはそのオブジェクトに適用される書式が表示されます。値の取得および設定が可能です。MsoTriState クラスの定数を使用します。

expression.Visible

*expression *  必ず指定します。対象となるオブジェクトへの参照を表すオブジェクト式を指定します。

Application、Border、Reviewer、Task、TaskPane、および Window オブジェクトの Visible プロパティ

True を設定すると、指定されたオブジェクトが表示されます。値の取得および設定が可能です。ブール型 (Boolean) の値を使用します。

expression.Visible

*expression *  必ず指定します。対象となるオブジェクトへの参照を表すオブジェクト式を指定します。

解説

Visible プロパティを False に設定すると、どのオブジェクトにおいても、一部のメソッドおよびプロパティが使用できなくなる場合があります。

使用例

Application オブジェクトの場合

次の使用例は、Word を非表示にします。

Application.Visible = False
				

Task オブジェクトの場合

次の使用例は、電卓アプリケーションが実行中の場合にそれを非表示にします。実行中でない場合は、メッセージが表示されます。

If Tasks.Exists("電卓") Then
    Tasks("電卓").Visible = False
Else
    Msgbox "電卓アプリケーションが実行されていません。"
End If
				

Border オブジェクトの場合

次の使用例は、作業中の文書に表を作成し、表から既定の罫線を削除します。

Set myTable = ActiveDocument.Tables.Add(Range:=Selection.Range, _
    NumRows:=12, NumColumns:=5)
For Each aBorder In myTable.Borders
    aBorder.Visible = False
Next aBorder
				

Shape オブジェクトの場合

次の使用例は、作業中の文書で、最初の図形の影付きの書式を非表示にします。

ActiveDocument.Shapes(1).Shadow.Visible = False
				

次の使用例は、新しい文書を作成し、文字列と四角形を追加します。文書の印刷中は四角形を非表示にし、印刷が終了したら再度表示するように設定します。

Set myDoc = Documents.Add
Selection.TypeText Text:="文字列を入力しました。"
With myDoc
    .Shapes.AddShape msoShapeRectangle, 200, 70, 150, 60
    .Shapes(1).Visible = False
    .PrintOut
    .Shapes(1).Visible = True
End With