AccessObjectProperties コレクション

AccessObjectProperties コレクション

複数のオブジェクト AccessObjectProperties AccessObjectProperty

AccessObjectProperties コレクションには、オブジェクトの特定のインスタンスのすべてのカスタム AccessObjectProperty オブジェクトが含まれます。これらの AccessObjectProperty オブジェクト (単にプロパティとも呼ばれます) により、オブジェクトのインスタンスに固有の属性が割り当てられます。

使い方

AccessObjectProperties コレクションは、Visual Basic、あるいは CurrentProject、CodeProject、または AccessObject オブジェクトのプロパティを参照する式で使用します。たとえば、AccessObjectProperties コレクションを列挙して各レポートのプロパティの値を設定または取得することができます。

メモ AccessObjectProperties コレクションは、CurrentData オブジェクト (CurrentData.AllTables!Table1 など) から派生したオブジェクトに対しては使用できません。このようなオブジェクトの場合、必要なプロパティ (CurrentData.AllTables!Table1.Name など) を直接呼び出すことによって、それらの組み込みのプロパティにアクセスすることしかできません。

オブジェクトの既存のインスタンスにユーザー定義のプロパティを追加するには、まず、その属性を定義し、それを Add メソッドでコレクションに追加します。AccessObjectProperties コレクションに追加されていないユーザー定義の AccessObjectProperty オブジェクトを参照すると、エラーが発生します。また、ユーザー定義の AccessObjectProperty オブジェクトを同じ名前の AccessObjectProperty オブジェクトを含む AccessObjectProperties コレクションに追加した場合もエラーが発生します。

AccessObjectProperties コレクションからユーザー定義のプロパティを削除するには、Remove メソッドを使用します。

メモ 組み込みまたはユーザー定義の AccessObjectProperty オブジェクトは、オブジェクトの特定のインスタンスにのみ関連します。そのプロパティは、選択した種類のオブジェクトのすべてのインスタンスに対する定義ではありません。

コレクションの組み込みまたはユーザー定義の AccessObjectProperty オブジェクトを、コレクションで付けられたインデックスまたは "Name/名前" プロパティの設定値で参照するには、次のいずれかの構文を使用します。

CurrentProject.AllForms("Form1").Properties(0)
CurrentProject.AllForms("Form1").Properties("name")
CurrentProject.AllForms("Form1").Properties![name]
		

同じ構文を使って、AccessObjectProperty オブジェクトの Value プロパティを参照することもできます。AccessObjectProperty オブジェクト自身、または AccessObjectProperty オブジェクトの Value プロパティのどちらを参照するのかは、参照のコンテキストで決まります。

メモ AccessObjectProperties コレクションのプロパティは、関連するオブジェクトを Source Code Control アドインを使ってチェックインまたはチェックアウトするとき格納されないので、失われる可能性があります。