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基本的なビルド定義の作成

ビルド システムを (「ビルド システムの設定」で説明されているように) 配置すると、Team Foundation ビルドの使用を開始して、コードのコンパイル、テスト、およびその他の重要な機能を実行できるようになります。 次に、ビルド定義を作成します。 ビルド定義には、コンパイルするコード プロジェクトに関する指示、実行する追加操作、および追加操作の実行方法が含まれます。

必要なアクセス許可

この手順を実行するには、[ビルド定義の編集] アクセス許可が [許可] に設定されている必要があります。 詳細については、「Team Foundation Server のアクセス許可」を参照してください。

ビルド定義を作成するには

  1. チーム エクスプローラーで、ビルド定義を作成するチーム プロジェクトをクリックします。

  2. [ビルド] メニューの [ビルド定義の新規作成] をクリックします。

    [ビルド定義の新規作成] ウィンドウが開き、[全般] タブが表示されます。

  3. [ビルド定義名] ボックスに、ビルド定義に関連付ける名前を指定します。

  4. [説明] ボックスに、適切な説明を追加します。

    この説明により、(「ビルドをキューに配置する」で説明されているように) チームのメンバーが手動でビルドをキューに配置しようとするときに追加情報が提供されます。

  5. [ビルドの既定値] タブをクリックします。

  6. [このビルドは出力ファイルを格納フォルダーにコピーします] チェック ボックスをオンのままにします。

    注意

    このチェック ボックスをオフにして、出力を生成するビルド テンプレートを使用した場合、ビルドに失敗します。

  7. [ビルド出力を次の格納フォルダーにコピーします] ボックスに、ビルド システムがバイナリとログ ファイルを配置するフォルダーの UNC ファイル パスを入力します。

    重要

    格納フォルダーとして使用できるように準備したフォルダーを指定する必要があります。 詳細については、「ドロップ フォルダーのセットアップ」を参照してください。

  8. [ビルド コントローラー] の一覧に複数のビルド コントローラーが表示される場合は、ビルド システムがこのビルド定義の処理に使用するビルド コントローラーをクリックします。

  9. [トリガー] タブをクリックし、このビルド定義の実行を発生させるイベントを指定します。 詳細については、「ビルド トリガーと理由の指定」を参照してください。

  10. [プロセス] タブをクリックし、このビルドが実行する機能とその実行方法に関する詳細を指定します。

    • ビルドをすばやく簡単に定義するには、[ビルド プロセス ファイル] ボックスの一覧の [既定テンプレート] をクリックします。 [ビルド プロセス パラメーター] の値を確認し、必要に応じて変更します。 [ビルド プロセス パラメーター] とその使用方法などの詳細については、「既定のテンプレートを使用してビルドを定義する」を参照してください。

    • チームが MSBuild によって実行されるビルド プロセスを使用する必要がある場合は、[ビルド プロセス ファイル] ボックスの一覧の [アップグレード テンプレート] をクリックします。 [ビルド プロセス パラメーター] の値を確認し、必要に応じて変更します。 [ビルド プロセス パラメーター] とその使用方法などの詳細については、「アップグレード テンプレートを使用してビルドを定義する」を参照してください。

    • チームで使用するカスタム テンプレートが定義されている場合は、[ビルド プロセス ファイル] ボックスの一覧のカスタム テンプレートをクリックします。 [ビルド プロセス パラメーター] の値を確認し、必要に応じて変更します。 詳細については、「カスタム ビルド プロセス テンプレートの作成と使用」を参照してください。

  11. ビルド処理に必要なファイルがビルド エージェントに確実にダウンロードされるようにするため、[ワークスペース] タブをクリックし、必要に応じて設定を調整します。 詳細については、「完了したビルドの削除」を参照してください。

  12. [アイテム保持ポリシー] タブをクリックします。

    [ビルドの保持方法を指定] ボックスに 2 つのセットの保持ポリシーが表示されます。これらの保持ポリシーは、チームのニーズに合わせて変更できます。

    • [トリガー済みおよび手動] グループのポリシーは、手動または自動トリガーによってキューに配置されたビルドのうちシステムが保持するビルドを制限します。

    • [プライベート] グループのポリシーは、(「ビルドをキューに配置する」で説明されているように) シェルブセット内のソース コードから手動でキューに配置されたビルドのうちシステムが保持するビルドを制限します。

    [停止][失敗][一部成功]、または [成功] の完了したビルドの保持ポリシーを変更するには、次の手順のいずれかまたは両方を実行します。

    • [保持ポリシー] 列の値をクリックし、[すべて保持][最新版のみ保持][最新 2 ビルド][最新 5 ビルド][最新 7 ビルド][最新 10 ビルド]、または [保持する数を指定] のいずれかをクリックします。

    • [削除対象] 列の値をクリックします。 これらの値の詳細については、「ビルド ワークスペースの使用」を参照してください。

  13. ビルド定義に対する作業を完了したら、[ファイル] メニューを開き、[<ビルド定義の名前> の保存] をクリックします。

    作成されたビルド定義は、チーム エクスプローラーの [ビルド] フォルダーに表示されます。 ビルド定義の設定を表示または変更するには、ビルド定義を右クリックし、[ビルド定義の編集] をクリックします。

参照

その他の技術情報

ビルド処理の定義

ビルド定義の削除