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ドロップ フォルダーのセットアップ

Team Foundation ビルド は、値のほとんどをバイナリ、テスト結果、ログ ファイルなど、出力の形でチームに提供します。 ビルド システムがこれらの出力をチームに配信できるよう、ドロップ フォルダーを 1 つ以上指定し準備する必要があります。

1 つのビルド システムで、パブリック ドロップ フォルダーとプライベート ドロップ フォルダーという 2 種類のドロップ フォルダーが使用されます。

ビルド システムの格納フォルダー

パブリック ドロップ フォルダーは一般に、チームが夜間ビルドの出力などの出力にアクセスできるよう、ファイル共有サーバー上に作成します。 パブリック ドロップ フォルダーは、ビルド定義自体でまたはビルドをキューするときに指定する必要があります。

プライベート ドロップ フォルダーは一般に、開発者やテスト担当者などの開発用コンピューターなど、クライアント コンピューター上に作成します。 プライベート ドロップ フォルダーには、チェックイン前のシェルブセットに格納されたコードのプライベート ビルド ("関連ビルド" とも呼ばれます) の出力が入っています。 この手順は一般に、新しいコードが正常にビルドされるか、またはいくつかの基本的なテストに合格するかどうかを確認するために使用されます。 プライベート ビルド フォルダーは、ビルド定義自体でまたはプライベート ビルドをキューするときに指定します。

ドロップ フォルダーのセットアップ

ビルド エージェントは、ビルド コンピューター上で実行され、ビルド コンピューターは Team Foundation ビルド サービス をビルド サービス アカウントで実行します。 ビルド エージェントが出力をドロップ フォルダーにドロップするためには、ドロップ フォルダーにそのアカウントの Change アクセス許可と Read アクセス許可を与える必要があります。

必要なアクセス許可

このプロシージャを実行するには、ドロップ フォルダーが存在するコンピューター上で Administrators グループのメンバーである必要があります。

オペレーティング システム

このトピックで説明しているプロシージャは、次のオペレーティング システムで使用することができます。

  • Windows Server 2008

  • Windows Server 2003

  • Windows 7

  • Windows Vista

  • Windows XP

ドロップ フォルダーをセットアップするには

  1. ドロップ フォルダーを配置するコンピューターにログオンします。

  2. Windows エクスプローラーを開き、ドロップ フォルダーを格納しているか格納することになるフォルダーを参照します。

  3. 必要に応じてドロップ フォルダーを作成します。

    ヒント

    ドロップ フォルダーのパスは、できるだけ短くしてください (c:\drops など)。 ドロップ フォルダーにより、ビルド エージェントで生成される物理パスが 259 文字を超えないようにする必要があります。 259 文字を超えると、ビルドは失敗し、TF205022 エラー メッセージがログに記録されます。

  4. フォルダーを右クリックし、[プロパティ] をクリックして [共有] タブをクリックします。

  5. Windows Server 2008、Windows 7、および Windows Vista に限り、[詳細な共有] をクリックします。

    [詳細な共有] ダイアログ ボックスが表示されます。

  6. [このフォルダーを共有する] をクリックし、[アクセス許可] をクリックします。

    [FolderName のアクセス許可] ダイアログ ボックスが表示されます。

  7. [追加] をクリックします。

    [ユーザー、コンピューター または グループ の選択] ダイアログ ボックスが表示されます。

  8. ビルド サービス アカウントとして指定されたアカウントの種類に応じて、次の手順のいずれか 1 つを実行します。

    • ドロップ フォルダーを格納しているコンピューター上で実行されている NETWORK SERVICE: [選択するオブジェクト名を入力してください] ボックスに「NETWORK SERVICE」と入力します。

    • ドロップ フォルダーを格納しているコンピューターとは別のコンピューター上で実行されている NETWORK SERVICE:

      1. [オブジェクトの種類] をクリックします。

        [オブジェクトの種類] ダイアログ ボックスが表示されます。

      2. [コンピューター] チェック ボックスをオンにし、[OK] をクリックします。

      3. 場所が正しいことを確認します。

      4. [選択するオブジェクト名を入力してください] ボックスに、「BuildMachine$」と入力します。ただし、BuildMachine はビルド エージェントが実行されているビルド コンピューターの名前です。

    • ドメイン アカウント: 場所が正しいことを確認します。 [選択するオブジェクト名を入力してください] ボックスに、アカウントの名前を入力します。

  9. [OK] をクリックします。

  10. [FolderName のアクセス許可] ダイアログ ボックスで、[グループ名またはユーザー名] ボックスに追加したアカウントをクリックします。

  11. [変更] および [読み取り] の各チェック ボックスをオンにし、[OK] をクリックします。

参照

その他の技術情報

基本的なビルド定義の作成

ビルドをキューに配置する