AllDatabaseDiagrams コレクション

AllDatabaseDiagrams コレクション

複数のオブジェクト AllDatabaseDiagrams AccessObject AccessObjectProperties

AllDatabaseDiagrams コレクションには、CurrentData または CodeData オブジェクトの各データベース ダイアグラムに対する AccessObject オブジェクトが含まれます。

使い方

CurrentData または CodeData オブジェクトには、CurrentData または CodeData で指定されたすべてのデータベース ダイアグラムのインスタンスを設定する AccessObject オブジェクトを含む AllDatabaseDiagrams コレクションがあります。たとえば、Visual Basic で、AllDatabaseDiagrams コレクションを列挙して、コレクションの各 AccessObject オブジェクトのプロパティの値を設定または取得することができます。

ヒント

For Each...Next ステートメントは、コレクションを列挙するのに便利です。

AllDatabaseDiagrams コレクションの各 AccessObject オブジェクトは、そのオブジェクトの名前またはコレクションで付けられたインデックスを使って参照できます。AllDatabaseDiagrams コレクションの特定のオブジェクトを参照する場合、データベース ダイアグラムのインデックスは変わる可能性があるので、データベース ダイアグラムの名前で参照することをお勧めします。

AllDatabaseDiagrams コレクションには、0 から始まるインデックスが付けられます。インデックスでデータベース ダイアグラムを参照する場合、最初のデータベース ダイアグラムは AllDatabaseDiagrams(0)、2 番目のデータベース ダイアグラムは AllDatabaseDiagrams(1) というように指定します。

メモ

• AllDatabaseDiagrams コレクションには Access プロジェクト (.adp) の AccessObject オブジェクトのみが含まれます。Access データベース (.mdb) には、データベース ダイアグラムが含まれません。
• プロジェクトの開いているデータベース ダイアグラムをすべて表示するには、AllDatabaseDiagrams コレクションの各 AccessObject オブジェクトの IsLoaded プロパティを使用します。その後、各 AccessObject オブジェクトの "Name/名前" プロパティを使用してデータベース ダイアグラムの名前を取得します。

AllDatabaseDiagrams コレクションから AccessObject オブジェクトを追加または削除することはできません。

次の使用例では、AllDatabaseDiagrams コレクションで開いている AccessObject オブジェクトの名前を印刷します。

Sub AllDatabaseDiagrams()

    Dim obj As AccessObject, dbs As Object
    Set dbs = Application.CurrentData
    ' AllDatabaseDiagrams コレクションの
    ' 開いている AccessObject オブジェクトを検索します。
    For Each obj In dbs.AllDatabaseDiagrams
        If obj.IsLoaded = True Then
            ' オブジェクト名を印刷します。
            Debug.Print obj.Name
        End If
    Next obj

End Sub