\"Name/名前\" プロパティ

Microsoft Access Visual Basic のリファレンス

\"Name/名前\" プロパティ

オブジェクトの名前を示す文字列式を指定します。文字列型 (String) の値を使用します。AdditionalDataBoundObjectFrameCheckBoxComboBoxCommandButtonCustomControlFormImageLabelLineListBoxModuleObjectFrameOptionButtonOptionGroupPagePageBreakRectangleReportSectionSmartTagPropertySubFormTabControlTextBox、および ToggleButton オブジェクトでは値の取得および設定が可能です。AccessObjectAccessObjectPropertyApplicationCodeProjectCurrentProjectDataAccessPageReferenceSmartTag、および SmartTagAction オブジェクトでは値の取得のみ可能です。

expression.Name

expression 必ず指定します。このトピックの [対象] をクリックして表示される Access オブジェクトのうちの 1 つを返すオブジェクト式を指定します。

解説

名前は、Access の名前付け規則に従っている必要があります。Access オブジェクトでは、最大 64 文字の名前を指定できます。コントロールでは、最大 255 文字となります。

オブジェクトの "Name/名前" プロパティを設定するには、デザイン ビューで [ファイル] メニューの [名前を付けて保存] をクリックし、有効な名前を入力します。データベース ウィンドウで既存のオブジェクトの名前を変更するには、[編集] メニューの [名前の変更] をクリックするか、その名前をもう一度クリックします。名前を右クリックし、ショートカット メニューの [名前の変更] をクリックして変更することもできます。既存のオブジェクトが開いているときに名前を変更するには、[ファイル] メニューの [名前を付けて保存] または [エクスポート] をクリックします。

セクションまたはコントロールの "Name/名前" プロパティを設定するには、プロパティ シートマクロ、または Visual Basic を使用します。オブジェクトの場合は、"Name/名前" プロパティを式の中で使用することもできます。

新規作成したオブジェクトの既定の名前は、オブジェクト名に固有の整数値を付加したものです。たとえば、最初に新規作成したフォームの名前は [フォーム1] になり、2 番目に新規作成したフォームは [フォーム2] になり、以下同様に名前が付けられます。フォームには、他のシステム オブジェクト (Screen オブジェクトなど) と同じ名前を付けることはできません。

非連結コントロールの既定の名前は、コントロール型に固有の整数値を付加したものです。たとえば、最初に追加したコントロールがテキスト ボックスであれば、そのコントロールの "Name/名前" プロパティの既定値は [テキスト1] になります。

連結コントロールの既定の名前は、基になるデータ ソースのフィールド名になります。フィールド リストからフィールドをドラッグしてコントロールを作成した場合、フィールドの "FieldName/フィールド名" プロパティの設定値がコントロールの "Name/名前" プロパティにコピーされます。

コントロールやセクションに "Form" や "Report" という名前を付けることはできません。

同じフォーム、レポート、またはデータ アクセス ページの複数のコントロールに同じ名前を付けることはできません。ただし、コントロールが配置されるフォーム、レポートまたはデータ アクセス ページが異なる場合は、同じ名前を複数のコントロールに付けることができます。また、同じフォームのコントロールとセクションに同じ名前を付けることはできません。

使用例

次の使用例では、Forms コレクションの最初のフォームの "Name/名前" プロパティを取得します。

Dim strFormName As String
		

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