AddIn オブジェクト

AddIn オブジェクト

AddIns AddIn

組み込まれている単一のアドイン、または組み込まれていない単一のアドインを表します。AddIn オブジェクトは、AddIns コレクションのメンバーです。AddIns コレクションには、組み込まれているかどうかとは関係なく、すべての PowerPoint 固有のアドインが含まれます。このコレクションには、COM アドインは含まれません。

使い方

単一の AddIn オブジェクトの情報を取得するには、AddIns(index) プロパティを使用します。引数 index には、アドインのタイトルまたはインデックス番号を指定します。次の使用例は、My Ppt Tools アドインを組み込みます。

AddIns("my ppt tools").Loaded = True
		

上に示したアドインのタイトルは、アドインのファイル名であるアドイン名とは異なるので注意してください。アドインのタイトルは、[アドイン] ダイアログ ボックスに表示されているとおりに入力する必要がありますが、大文字と小文字の区別はありません。

インデックス番号は、[アドイン] ダイアログ ボックスの [アドイン] ボックスに表示される順番と対応しています。次の使用例は、現在 PowerPoint に組み込まれているすべてのアドイン名を表示します。

For i = 1 To AddIns.Count
    If AddIns(i).Loaded Then MsgBox AddIns(i).Name
Next
		

解説

登録アドインの一覧に PowerPoint 固有のアドインを追加するには、Add メソッドを使用します。ただし、このメソッドを使用してもアドインは組み込まれません。アドインを組み込むには、Add メソッドを使用した後、アドインの Loaded プロパティに True を設定します。次の使用例に示すように、これら 2 つのアクションを一度に実行できます (Add メソッドでは、アドインのタイトルではなく、アドイン名を使用します)。

AddIns.Add("generic.ppa").Loaded = True
		

組み込まれたアドインに対応する参照を取得するには、AddIns(index) プロパティを使用します。引数 index には、アドインのタイトルを指定します。次の使用例は、presAddin 変数を "my ppt tools" というタイトルのアドインに設定し、myName 変数をアドインのファイル名に設定します。

Set presAddin = AddIns("my ppt tools")
With presAddin
    myName = .Name
End With