Service Bus 1.0 のリリース ノート

次のリリース ノートには、Service Bus for Windows Server (Service Bus 1.0) リリースに関する既知の問題および最新情報が記載されています。

このリリースの新機能

  • Service Bus for Windows Server の新しい既定の HTTP ポート:Service Bus for Windows Server によって使用される既定の HTTP ポートが (4446 から) 9355 に変更されました。これに対応してアプリケーションを修正してください。

  • Service Bus 接続文字列を作成する新しいヘルパー クラス: Windows Azure SDK 1.7 は、接続文字列を使用して Service Bus に接続する方法を導入しました。クラウド API に適合するように、このリリースには、Service Bus 接続文字列の作成に役立つ新しいクラスが含まれています。詳細については、次のトピックを参照してください。「アプリケーションの開発」を参照してください。

  • Service Bus 接続文字列の新しい書式: Service Bus (クラウドまたはオンプレミス) に接続するには、Windows Azure SDK の API に似ている構成ファイル内の接続文字列を使用します。詳細については、次のトピックを参照してください。「アプリケーションの開発」を参照してください。

  • Service Bus for Windows Server PowerShell コマンドレットは、接続文字列を使用してデータベースを構成するようになりました。詳細については、次のトピックを参照してください。「Service Bus for Windows Server PowerShell コマンドレット リファレンス」を参照してください。

  • Service Bus for Windows Server に構成ウィザードが備わりました。Service Bus for Windows Server 構成ウィザードを使用して、ファームを作成したり、既存のファームに参加またはファームへの参加を解除するなど、基本操作を実行できます。

  • Service Bus for Windows Server は、Windows 認証に加えて SQL 認証もサポートするようになりました。

  • SQL Server または SQL データベース を使用して、Windows Azure VM (IaaS) で Service Bus for Windows Server をホストできるようになりました。

  • 新しい System Center Management パックがダウンロード可能になりました。

既知の問題

  • Service Bus for Windows Server をインストールする前に、FabricConfigFileName 環境変数が存在しないことを確認してください。そうしないと、セットアップが失敗する場合があります。

  • コンピューターの Global Assembly Cache (GAC) 内に、以前のバージョンの Microsoft.ServiceBus.dll が存在していないことを確認する必要があります。

  • ファームが停止状態にあるとき (Stop-SBFarm を実行した後) に、Add-SBHost または Remove-SBHost PowerShell コマンドレットを実行すると、ファームは自動的に再起動します。

  • 共有メモリを使用して SQL Server が構成されている場合、Service Bus for Windows Server はワークグループ コンピューターでのみ動作します。ドメインに属しているコンピューターでは、SQL Server は TCP/IP または名前付きパイプを使用する必要があります。さらに、SQL Browser Agent を開始する必要があります。

  • 異なるユーザーが異なるコンピューターにログオンしている場合は、SQL Server に対する権限を持っていても、コンピューターを同じファームに参加させることはできません。

  • ServiceBus.config ファイルが .NET 構成パス上のいずれかの場所に存在する場合は、Service Bus for Windows Server をインストールまたは構成する前に、このファイルを削除する必要があります。このファイルが存在する場合、Service Bus for Windows Server でランタイム エラーが発生します。これは構成の必要条件です。

  • 新しいサービスの名前空間を作成したとき、これはすぐにアクティブにはなりません。スクリプトを使用してサービスの名前空間を作成する場合は、その新しく作成されたサービスの名前空間にエンティティを作成できるようになるまで、約 30 秒間の遅延が生じる場合があります。逆に、サービスの名前空間を削除するときは、削除が完了するまで数分間かかります。削除が完了するまで、同じ名前を持つサービスの名前空間を作成しようとすると失敗します。

  • RunAs アカウントのパスワードが無効である (たとえば、変更されている) 場合、そのゲートウェイに対する後続のすべての要求が UnauthorizedAccessException で失敗します。この問題を解決するには、Update-SBHost コマンドレットを呼び出して新しいパスワードを指定します。

  • 存在しないサービスの名前空間にアクセスしようとすると、URI 形式の例外が生成されます (特に、ArgumentException)。

  • サービスの名前空間を追加すると、既存のすべての接続が中止され、MessagingCommunicationException が生成されます。

  • ポートの競合がある場合は、Add-SBhost コマンドレットが重大なエラーによって失敗し、ゲートウェイ サービスのクラッシュとリサイクルが継続的に発生します。この問題を解決するには、ノードを再起動します。

  • 証明書については、CA をユーザーのルート ストアにインストールしている必要があります。

ビルド日:

2013-07-31