新しいデータベース プロジェクトを作成する方法
新しいデータベース プロジェクトを作成し、既存のデータベース、.sql スクリプト ファイル、またはデータ層アプリケーション (.dacpac) からデータベース スキーマをインポートすることができます。その後で、接続されたデータベース開発で使用できるものと同じビジュアル デザイナー ツール (Transact-SQL エディター、テーブル デザイナー) を起動し、オフライン データベース プロジェクトに変更を加えて、その変更を元の実稼働データベースに公開できます。変更を後で公開できるようにスクリプトとして保存することもできます。プロジェクトのプロパティ ペインを使用すると、ターゲット プラットフォームを別のバージョンの SQL Server (SQL Azure を含む) に変更することもできます。
以下に示す 2 つの手順では、新しいデータベース プロジェクトを作成し、既存のデータベースからスキーマをインポートすることによって、基本的に同じ結果を得ることができます。ソリューション エクスプローラーでは、各データベース オブジェクトが SQL スクリプト ファイル (.sql) として表されます。スナップショットからデータベース スキーマをインポートする方法の詳細については、「プロジェクトのスナップショットを作成する方法」を参照してください。
警告
以下に示す手順では、「接続されているデータベース開発」に示されているこれまでの手順で作成したエンティティを使用します。
接続されているデータベースから新しいデータベース プロジェクトを作成するには
で SQL Server オブジェクト エクスプローラーTradeDev ノードを右クリックし、[新しいプロジェクトの作成] をクリックします。
[データベースのインポート] ダイアログ ボックスの [ソース データベース接続] の設定は、SQL Server オブジェクト エクスプローラーで選択したデータベースによってあらかじめ定義されています。[ターゲット プロジェクト] で、プロジェクトの名前を TradeDev に変更します。
[設定のインポート] で、特定のオブジェクトおよび設定をインポートするためのオプションと、各スキーマおよびオブジェクトの種類のフォルダーを作成するためのオプションを確認します。すべてのデータベース オブジェクトを階層形式で表示するには、既定の設定をそのままにして、[開始] をクリックします。
[データベースのインポート] ダイアログ ボックスにプログレス バーが表示され、SSDT によってインポートされるオブジェクトの一覧が表示されます。インポート操作が完了したら、[完了] をクリックして最終画面を終了します。
ソリューション エクスプローラーで、階層を調べます。[dbo] フォルダーを展開すると、[関数]、[テーブル]、および [ビュー] の各フォルダーがあります。テーブルおよび関数は、対応するスキーマ フォルダーの下にまとめられています。
[テーブル] の下の [Products.sql] をダブルクリックします。テーブル デザイナーが開き、テーブルの視覚的な解釈が列グリッドに、テーブルのスクリプト定義がスクリプト ペインに表示されます。これは「接続されているデータベース開発」に記載されている手順で表示されるものと同じです。
CustomerId 列の [Null を許容] チェック ボックスをオフにします。Ctrl キーを押しながら S キーを押してファイルを保存します。
ソリューション エクスプローラーで TradeDev プロジェクトを右クリックし、[ビルド] をクリックしてデータベース プロジェクトをビルドします。
ビルド操作の結果は [出力] ウィンドウで確認できます。
新しいプロジェクトを作成し既存のデータベース スキーマをインポートするには
[ファイル]、[新規]、[プロジェクト] の順にクリックします。[新しいプロジェクト] ダイアログ ボックスの左ペインで [SQL Server] をクリックします。表示されているデータベース プロジェクトの種類は SQL Server データベース プロジェクトのみです。以前のバージョンの Visual Studio にあったようなプラットフォーム固有のプロジェクトはありません。ターゲット プラットフォームは、プロジェクトの作成後に [プロジェクトの設定] ダイアログ ボックスで設定できます。このタスクの詳細については、「ターゲット プラットフォームを変更し、データベース プロジェクトを公開する方法」を参照してください。
プロジェクトの名前を TradeDev に変更し、[OK] をクリックして新しいプロジェクトを作成します。
ソリューション エクスプローラーで、新しく作成された TradeDev プロジェクトを右クリックし、[インポート] をポイントして [データベース] をクリックします。
[データベースのインポート] ダイアログ ボックスが表示されます。[ソース データベース接続] で、[データベースの選択]、TradeDev の順にクリックします。ドロップダウン リストに TradeDev がない場合は、[新しい接続] を使用して、接続のプロパティを編集します。
[設定のインポート] で、特定のオブジェクトおよび設定をインポートするためのオプションと、各スキーマおよびオブジェクトの種類のフォルダーを作成するためのオプションを確認します。すべてのデータベース オブジェクトを階層形式で表示するには、既定の設定をそのままにして、[開始] をクリックします。
[データベースのインポート] ダイアログ ボックスにプログレス バーが表示され、SSDT によってインポートされるオブジェクトの一覧が表示されます。インポート操作が完了したら、[完了] をクリックして最終画面を終了します。
ソリューション エクスプローラーで、階層を調べます。[dbo] フォルダーを展開すると、[関数]、[テーブル]、および [ビュー] の各フォルダーがあります。テーブルおよび関数は、対応するスキーマ フォルダーの下にまとめられています。
[テーブル] の下の [Products.sql] をダブルクリックします。テーブル デザイナーが開き、テーブルの視覚的な解釈が列グリッドに、テーブルのスクリプト定義がスクリプト ペインに表示されます。これは「接続されているデータベース開発」に記載されている手順で表示されるものと同じです。
CustomerId 列の [Null を許容] チェック ボックスをオフにします。Ctrl キーを押しながら S キーを押してファイルを保存します。
ソリューション エクスプローラーで TradeDev プロジェクトを右クリックし、[ビルド] をクリックしてデータベース プロジェクトをビルドします。