D3DX10_IMAGE_LOAD_INFO
オプションで、テクスチャーのロード方法を制御するためにテクスチャー ローダー API に情報を提供します。これらのパラメーターの値に D3DX10_DEFAULT を指定すると、D3DX によって自動的にソース ファイルから値が使用されます。
typedef struct D3DX10_IMAGE_LOAD_INFO {
UINT Width;
UINT Height;
UINT Depth;
UINT FirstMipLevel;
UINT MipLevels;
D3D10_USAGE Usage;
UINT BindFlags;
UINT CpuAccessFlags;
UINT MiscFlags;
DXGI_FORMAT Format;
UINT Filter;
UINT MipFilter;
D3DX10_IMAGE_INFO *pSrcInfo;
} D3DX10_IMAGE_LOAD_INFO, *LPD3DX10_IMAGE_LOAD_INFO;
メンバ
- Width
テクスチャーの目的の幅です。テクスチャーの実際の幅がこの値より大きいか小さい場合、テクスチャーはこの目的の幅に合わせて拡大または縮小されます。 - Height
テクスチャーの目的の高さです。テクスチャーの実際の高さがこの値より大きいか小さい場合、テクスチャーはこの目的の高さに合わせて拡大または縮小されます。 - Depth
テクスチャーの深度です。これは、ボリューム テクスチャーにのみ適用されます。 - FirstMipLevel
テクスチャーの最高解像度のミップマップ レベルです。これが 0 より大きい場合、テクスチャーのロード後に、FirstMipLevel はミップマップ レベル 0 にマッピングされます。 - MipLevels
テクスチャーが持つミップマップ レベルの最大数です。0 または D3DX10_DEFAULT を使用すると、すべてのミップマップ チェーンが作成されます。 - Usage
テクスチャー リソースの用途です。「D3D10_USAGE」を参照してください。 - BindFlags
テクスチャーをバインドできるようにするパイプライン ステージです。「D3D10_BIND_FLAG」を参照してください。 - CpuAccessFlags
CPU がテクスチャー リソースに対して持つアクセス許可です。「D3D10_CPU_ACCESS_FLAG」を参照してください。 - MiscFlags
その他のリソースのプロパティです (「D3D10_RESOURCE_MISC_FLAG」を参照してください)。 - Format
テクスチャーのロード後のフォーマットです。「DXGI_FORMAT」を参照してください。 - Filter
指定されたフィルターを使用してテクスチャーをフィルタリングします (再サンプリング時のみ)。「D3DX10_FILTER_FLAG」を参照してください。 - MipFilter
指定されたフィルターを使用してテクスチャー ミップ レベルをフィルタリングします (ミップマップを生成する場合のみ)。有効な値は、D3DX10_FILTER_NONE、D3DX10_FILTER_POINT、D3DX10_FILTER_LINEAR、または D3DX10_FILTER_TRIANGLE です。「D3DX10_FILTER_FLAG」を参照してください。 - pSrcInfo
オリジナル イメージに関する情報です。「D3DX10_IMAGE_INFO」を参照してください。D3DX10GetImageInfoFromFile、D3DX10GetImageInfoFromMemory、または D3DX10GetImageInfoFromResource を使用して取得できます。
解説
構造体を初期化する場合は、メンバーを D3DX10_DEFAULT に設定すると、D3DX によって、テクスチャーのロード時にソース テクスチャーの既定値でそれが初期化されます。
この構造体は次のような API で使用できます。
- D3DX10CreateTextureFromFile や D3DX10CreateShaderResourceViewFromFile などでのリソースの作成
- D3DX10CreateAsyncTextureInfoProcessor や D3DX10CreateAsyncShaderResourceViewProcessor などでのデータ プロセッサーの作成
要件
ヘッダー: D3DX10Tex.h 宣言
ライブラリ: D3DX10.lib 内容