OS イメージの種類
プラットフォームをデバッグする前に、ターゲットにダウンロードしてデバッグできる OS イメージをビルドする必要があります。プロジェクトを作成するときに、IDE は自動的に Debug 構成と Release 構成の両方を作成し、それぞれに既定のオプションを設定します。どちらの構成を選択するかによって、Debug OS イメージと Release OS イメージのどちらかをビルドできます。また、カーネル デバッガを使用するデバッガ OS イメージをビルドすることもできます。
以下の表に OS イメージの種類を示します。
OS イメージの種類 | 説明 |
---|---|
デバッガ有効 |
|
Debug |
|
Release |
|
Retail | Release と同じ。 |
次の表は、ビルドされる OS イメージの種類を制御する環境変数です。
変数 | 値 | 説明 |
---|---|---|
IMGNODEBUGGER | 未定義 | この設定によって、バイナリ イメージ作成ツール (Makeimg.exe) は、Kd.dll カーネル デバッガ ライブラリを Nk.bin バイナリ OS イメージ ファイルに含めます。 |
1 | この設定によって、Makeimg.exe は、Kd.dll を Nk.bin OS イメージ ファイルから除外します。 | |
WINCEDEBUG | Debug | この設定によって、IDE は、コンパイラの最適化を無効にし、オブジェクト ファイルにデバッグ情報を生成します。さらに、デバッグ ディレクトリにオブジェクト ファイルを配置します。 |
Retail | この設定によって、IDE は、コンパイラの最適化を許可し、オブジェクト ファイルにデバッグ情報を生成しません。コンパイラの最適化は、デバッガに対応していません。さらに、IDE は、リリース ディレクトリのオブジェクト ファイルを置き換えます。 |
参照
Release OS イメージにカーネル デバッガを使用する
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