テクスチャ処理におけるハードウェアの制約

テクスチャ処理におけるハードウェアの制約

現在のハードウェアが、Microsoft® Direct3D® インターフェイスによって可能になる機能をすべて実装しているとは限らない。アプリケーションでユーザーのハードウェアをテストし、それに応じてレンダリング方法を調整する必要がある。

3D アクセラレータ カードの多くは、ブレンディング ユニットへの引数としてディフューズ補間値をサポートしていない。ただし、テクスチャ ブレンディングを実行する場合は、アプリケーションで補間色データを導入できる。

3D ハードウェアによっては、ブレンディング ステージを最初のテクスチャに関連付けることができない場合もある。このようなアダプタの場合、アプリケーションではカレント テクスチャ セットの 2 番目および 3 番目のステージでブレンディングを実行する必要がある。

現時点では多くのハードウェアで制約があるため、IDirect3DDevice9 が提供するマルチ テクスチャ ブレンディング インターフェイスによるトライリニア ミップマップ補間を実行できるディスプレイ アダプタは少数である。アプリケーションでマルチパス テクスチャ ブレンディングを使って同じエフェクトを得るか、広くサポートされている D3DTEXF_POINT ミップマップ フィルタ モードを使うとよい。