TextRange オブジェクト
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TextRange オブジェクト
複数のオブジェクト TextRange 複数のオブジェクト |
テキストを処理するプロパティやメソッドの他に、図形に付加されたテキストが含まれます。
使い方
次の方法について説明します。
- 指定した図形のテキスト範囲を取得する
- 選択範囲からテキスト範囲を取得する
- テキスト範囲から特定の文字、単語、行、文、または段落を取得する
- テキスト範囲のテキストを検索し、置換する
- テキスト範囲にテキスト、日付と時刻、またはスライド番号を挿入する
- テキスト範囲のポインタ位置を指定する
指定した図形からテキスト範囲を取得する
指定した図形の TextRange オブジェクトを取得するには、TextFrame オブジェクトの TextRange プロパティを使用します。TextRange オブジェクトのテキストの文字列を取得するには、Text プロパティを使用します。次の使用例は、myDocument
に四角形を追加し、その中に含めるテキストを設定します。
Set myDocument = ActivePresentation.Slides(1)
myDocument.Shapes.AddShape(msoShapeRectangle, 0, 0, 250, 140) _
.TextFrame.TextRange.Text = "これはテストです"
Text プロパティは、TextRange オブジェクトの既定のプロパティであるため、次の 2 つのステートメントでは、同じ結果が得られます。
ActivePresentation.Slides(1).Shapes(1).TextFrame _
.TextRange.Text = "これはテストです"
ActivePresentation.Slides(1).Shapes(1).TextFrame _
.TextRange = "これはテストです"
図形がレイアウト枠を持っているかどうかを確認するには、HasTextFrame プロパティを使用します。レイアウト枠にテキストが含まれているかどうかを確認するには、HasText プロパティを使用します。
選択範囲からテキスト範囲を取得する
現在選択されているテキストを取得するには、Selection オブジェクトの TextRange プロパティを使用します。次の使用例は、選択内容をクリップボードにコピーします。
ActiveWindow.Selection.TextRange.Copy
テキスト範囲から特定の文字、単語、行、文、または段落を取得する
TextRange オブジェクトのテキストの一部を取得するには、Characters、Lines、Paragraphs、Runs、Sentences、または Words のいずれかのメソッドを使用します。
テキスト範囲のテキストを検索し、置換する
テキスト範囲のテキストを検索して置換するには、Find メソッドや Replace メソッドを使用します。
テキスト範囲にテキスト、日付と時刻、またはスライド番号を挿入する
TextRange オブジェクトに文字を挿入するには、InsertAfter、InsertBefore、InsertDateTime、InsertSlideNumber、または InsertSymbol のいずれかのメソッドを使用します。