TextRange オブジェクト

Microsoft PowerPoint Visual Basic リファレンス

TextRange オブジェクト

複数のオブジェクト
TextRange
複数のオブジェクト

テキストを処理するプロパティやメソッドの他に、図形に付加されたテキストが含まれます。

使い方

次の方法について説明します。

  • 指定した図形のテキスト範囲を取得する
  • 選択範囲からテキスト範囲を取得する
  • テキスト範囲から特定の文字、単語、行、文、または段落を取得する
  • テキスト範囲のテキストを検索し、置換する
  • テキスト範囲にテキスト、日付と時刻、またはスライド番号を挿入する
  • テキスト範囲のポインタ位置を指定する

指定した図形からテキスト範囲を取得する

指定した図形の TextRange オブジェクトを取得するには、TextFrame オブジェクトの TextRange プロパティを使用します。TextRange オブジェクトのテキストの文字列を取得するには、Text プロパティを使用します。次の使用例は、myDocument に四角形を追加し、その中に含めるテキストを設定します。

Set myDocument = ActivePresentation.Slides(1)
myDocument.Shapes.AddShape(msoShapeRectangle, 0, 0, 250, 140) _
    .TextFrame.TextRange.Text = "これはテストです"
		

Text プロパティは、TextRange オブジェクトの既定のプロパティであるため、次の 2 つのステートメントでは、同じ結果が得られます。

ActivePresentation.Slides(1).Shapes(1).TextFrame _
    .TextRange.Text = "これはテストです"
ActivePresentation.Slides(1).Shapes(1).TextFrame _
    .TextRange = "これはテストです"
		

図形がレイアウト枠を持っているかどうかを確認するには、HasTextFrame プロパティを使用します。レイアウト枠にテキストが含まれているかどうかを確認するには、HasText プロパティを使用します。

選択範囲からテキスト範囲を取得する

現在選択されているテキストを取得するには、Selection オブジェクトの TextRange プロパティを使用します。次の使用例は、選択内容をクリップボードにコピーします。

ActiveWindow.Selection.TextRange.Copy
		

テキスト範囲から特定の文字、単語、行、文、または段落を取得する

TextRange オブジェクトのテキストの一部を取得するには、CharactersLinesParagraphsRunsSentences、または Words のいずれかのメソッドを使用します。

テキスト範囲のテキストを検索し、置換する

テキスト範囲のテキストを検索して置換するには、Find メソッドや Replace メソッドを使用します。

テキスト範囲にテキスト、日付と時刻、またはスライド番号を挿入する

TextRange オブジェクトに文字を挿入するには、InsertAfterInsertBeforeInsertDateTimeInsertSlideNumber、または InsertSymbol のいずれかのメソッドを使用します。