Lines メソッド

Microsoft PowerPoint Visual Basic リファレンス

Lines メソッド

指定されたテキスト行のサブセットを表す TextRange オブジェクトを返します。テキスト範囲の行数カウントまたはループについては、TextRange オブジェクトを参照してください。

expression**.Lines(Start**, Length)

*expression *  必ず指定します。TextRange オブジェクトを返すオブジェクト式を指定します。

Start  省略可能です。長整数型 (Long) の値を指定します。返されるテキストの先頭行を指定します。

Length  省略可能です。長整数型 (Long) の値を指定します。返される行数を指定します。

解説

引数 StartLength の両方を省略する場合、返されるテキストは指定した範囲の先頭行から最後の段落までになります。

引数 Start を指定し、引数 Length を指定しない場合、返されるテキストには 1 つの行が含まれます。

引数 Length を指定し、引数 Start を指定しない場合、返されるテキストは指定した範囲の先頭行から始まります。

引数 Start が指定したテキスト行数より大きい場合、返されるテキストは指定した範囲の最後の行から始まります。

引数 Length が指定した開始行からテキストの終わりまでの行数より大きい場合、指定した範囲のテキストがすべて返されます。

使用例

次の使用例は、作業中のプレゼンテーションのスライド 1 の図形 2 で 2 番目の段落の最初の 2 行を斜体として書式設定します。

Application.ActivePresentation.Slides(1).Shapes(2) _
    .TextFrame.TextRange.Paragraphs(2) _
    .Lines(1, 2).Font.Italic = True