Screen オブジェクト

Microsoft Access Visual Basic のリファレンス

Screen オブジェクト

Application
Screen
複数のオブジェクト

Screen オブジェクトは、現在フォーカスがある特定のフォーム、レポート、またはコントロールを参照するときに使用します。

使い方

Screen オブジェクトと関連プロパティを使用して、フォーカスがある特定のフォーム、レポート、またはコントロールを参照することができます。

たとえば、Screen オブジェクトと ActiveForm プロパティを使用すると、フォームの名前を知らなくても、アクティブ ウィンドウのフォームを参照することができます。次の使用例は、アクティブ ウィンドウのフォームの名前を表示します。

MsgBox Screen.ActiveForm.Name
		

Screen オブジェクトを参照しても、フォーム、レポート、およびコントロールはアクティブにはなりません。フォーム、レポート、またはコントロールをアクティブにするには、DoCmd オブジェクトの SelectObject メソッドを使用します。

アクティブなフォーム、レポート、またはコントロールがない場合に Screen オブジェクトを参照すると、実行時エラーになります。たとえば、標準モジュールがアクティブ ウィンドウにある場合、前の例のコードはエラーになります。

次の例は、Screen オブジェクトを使用して、アクティブ ウィンドウのフォーム名とフォームのアクティブ コントロール名を表示します。

Sub ActiveObjects()
    Dim frm As Form, ctl As Control

    ' アクティブ フォームを示す Form オブジェクトを取得します。
    Set frm = Screen.ActiveForm
    MsgBox frm.Name & " がアクティブなフォームです。"
    ' アクティブ コントロールを示す Control オブジェクトを取得します。
    Set ctl = Screen.ActiveControl
    MsgBox ctl.Name & " がこのフォームのアクティブなコントロールです。"
End Sub