TFS のバックアップおよび復元
スケジュールされたバックアップ ウィザードを使用すると、Team Foundation Server (TFS) データベースのバックアップが簡単になります。 ご使用のデータベースを定期的にバックアップしないと、機器の障害などの予期しない出来事が原因で生産性やデータが失われるリスクが高くなります。
TFS の配置を復元するために必要なすべての情報は、SQL サーバーの TFS データ層のデータベースに格納されています。 したがって、Team Foundation のクライアント コンピューターまたはアプリケーション層のサーバーをバックアップする必要がありません。
TFS データベースの概要については、「Team Foundation Server のバックアップについて」を参照してください。 次のトピックでは、TFS データベースのバックアップと復元の詳細な手順を説明します。
データのバックアップ |
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バックアップからのデータベースの復元 |
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アプリケーション層でのハードウェア障害からの復旧 |
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Lab Management コンポーネントのバックアップと復元 |
Q & A
Q: どのようなバックアップと復元のシナリオがサポートされている、またはサポートされていませんか。
A: 手動バックアップは、こちらで説明する手順に従う必要があります。 TFS データベースを手動で変更すると、サポート契約が無効になります。 これによりデータ損失が発生し、TFS のアップグレードや修正プログラムの適用ができなくなる、またはその他の重大な問題が発生する可能性があります。
次のバックアップのシナリオは明示的にサポートされていません。
TFS の配置を新しいハードウェアに復元する。ただし、いずれかのチーム プロジェクト コレクション データベースをスキップする。
1 つのチーム プロジェクト コレクション データベースを古い時点に復元する一方、構成データベースまたはその他のコレクション データベースは現時点のままにする。
デタッチやアタッチを実行することなくバックアップされたチーム プロジェクト コレクション データベースをある TFS の配置から他の配置に移動する。
TFS の構成データベースを古い時点に復元する一方、コレクション データベースを現時点のままにする。
非標準の SQL バックアップを生成するソフトウェア ツールを使用して TFS データベースをバックアップまたは復元する。
Q: スケジュールされたバックアップ ウィザードを使用する必要がないという状況はありますか。
A: スケジュールされたバックアップ ウィザードは、ほとんどの配置のニーズを満たすように設計されています。 そのツールの使用を禁止するセキュリティ制限、または (監査目的などで) データベースに対する他のバックアップ要件が配置にある場合は、バックアップの手動構成が必要になる可能性があります。 TFS を手動でバックアップする方法については、こちらを参照してください。
Q: 複数のサーバーに TFS を配置しました。それを復元するにはどうすればよいですか。
A: 複数サーバーの配置で TFS を復元する手順は、1 台のサーバーにデータを復元するためのチュートリアルで説明されている手順と基本的には同じです。 また、復元ベースの移動に関するページで説明されているプロセスとも同じです。
Q: TFS を移動できますか。
A: はい。新しいハードウェアに TFS を移動できます。 ドメインなどの環境を変更することもできます。
Q: TFS のアーキテクチャおよびデータ層コンポーネントとアプリケーション層コンポーネントについて、詳細はどこで知ることができますか。
A: 「Team Foundation Server のアーキテクチャ」を参照してください。