System.Net クラスの推奨事項

次の推奨事項を実践すると、System.Net に含まれるクラスを最大限に活用するのに役立ちます。

  • 型キャストして子孫のクラスを生成する代わりに、できる限り WebRequest および WebResponse を使用します。WebRequestWebResponse を使用すると、アプリケーションは、コードを大幅に変更しなくても新しいインターネット プロトコルを利用できます。
  • 一般に System.Net クラスを使用するサーバー上で実行する ASP.NET アプリケーションを作成する場合、パフォーマンスを考慮して、非同期メソッドを GetResponse および GetResponseStream に対して使用することをお勧めします。
  • インターネット リソースに対して開いている接続の数は、ネットワークのパフォーマンスおよびスループットに大きく影響します。既定では、System.Net は、各ホストのアプリケーションごとに 2 つの接続を使用します。アプリケーションの ServicePointConnectionLimit プロパティを設定すると、特定のホストにこの数を増やすことができます。ServicePointManager.DefaultPersistentConnectionLimit プロパティを設定すると、すべてのホストのこの既定値を増やすことができます。
  • ソケット レベルのプロトコルを作成するときは、Socket に直接書き込むのではなく、できる限り TCPClient または UDPClient を使用してください。これら 2 つのクライアント クラスは TCP ソケットおよび UDP ソケットの作成をカプセル化するため、接続の詳細を処理する必要がなくなります。
  • 資格情報を必要とするサイトにアクセスする場合、要求ごとに資格情報を入力するのではなく、CredentialCache クラスを使用して資格情報のキャッシュを作成します。CredentialCache クラスがキャッシュを検索して要求で表示する適切な資格情報を見つけ出すため、ユーザーは URL に基づいて資格情報を作成したり表示したりする必要がなくなります。

参照

インターネットのアクセス