JumpList クラス
Windows 7 タスク バー ボタンにメニューとして表示される項目およびタスクの一覧を表します。
継承階層
System.Object
Microsoft.Windows.Shell.JumpList
名前空間: Microsoft.Windows.Shell
アセンブリ: Microsoft.Windows.Shell (Microsoft.Windows.Shell.dll 内)
構文
'宣言
<ContentPropertyAttribute("JumpItems")> _
Public NotInheritable Class JumpList _
Implements ISupportInitialize
[ContentPropertyAttribute("JumpItems")]
public sealed class JumpList : ISupportInitialize
[ContentPropertyAttribute(L"JumpItems")]
public ref class JumpList sealed : ISupportInitialize
[<Sealed>]
[<ContentPropertyAttribute("JumpItems")>]
type JumpList =
class
interface ISupportInitialize
end
public final class JumpList implements ISupportInitialize
JumpList 型で公開されるメンバーは以下のとおりです。
コンストラクター
名前 | 説明 | |
---|---|---|
JumpList() | JumpList クラスの新しいインスタンスを初期化します。 | |
JumpList(IEnumerable<JumpItem>, Boolean, Boolean) | 指定したパラメーターを使用して、JumpList クラスの新しいインスタンスを初期化します。 |
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プロパティ
名前 | 説明 | |
---|---|---|
JumpItems | ジャンプ リスト内に表示される JumpItem オブジェクトのコレクションを取得します。 | |
ShowFrequentCategory | 頻繁に使用される項目をジャンプ リストに表示するかどうかを示す値を取得または設定します。 | |
ShowRecentCategory | 最近使用された項目をジャンプ リストに表示するかどうかを示す値を取得または設定します。 |
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メソッド
名前 | 説明 | |
---|---|---|
AddToRecentCategory(String) | 指定した項目のパスを、ジャンプ リストの [最近使ったもの] カテゴリに追加します。 | |
AddToRecentCategory(JumpPath) | 指定したジャンプ パスを、ジャンプ リストの [最近使ったもの] カテゴリに追加します。 | |
AddToRecentCategory(JumpTask) | 指定したジャンプ タスクを、ジャンプ リストの [最近使ったもの] カテゴリに追加します。 | |
Apply | 現在の状態の JumpList を Windows シェルに送信します。 | |
BeginInit | インフラストラクチャ。 JumpList の初期化の開始を通知します。 | |
EndInit | インフラストラクチャ。 JumpList の初期化の終了を通知します。 | |
Equals | 指定した Object が、現在の Object と等しいかどうかを判断します。 (Object から継承されます。) | |
Finalize | オブジェクトがガベージ コレクションにより収集される前に、そのオブジェクトがリソースを解放し、その他のクリーンアップ操作を実行できるようにします。 (Object から継承されます。) | |
GetHashCode | 特定の型のハッシュ関数として機能します。 (Object から継承されます。) | |
GetJumpList | アプリケーションに関連付けられている JumpList オブジェクトを返します。 | |
GetType | 現在のインスタンスの Type を取得します。 (Object から継承されます。) | |
MemberwiseClone | 現在の Object の簡易コピーを作成します。 (Object から継承されます。) | |
SetJumpList | アプリケーションに関連付けられている JumpList オブジェクトを設定します。 | |
ToString | 現在のオブジェクトを表す文字列を返します。 (Object から継承されます。) |
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イベント
名前 | 説明 | |
---|---|---|
JumpItemsRejected | Windows シェルによってジャンプ リスト項目がジャンプ リストに正常に追加されない場合に発生します。 | |
JumpItemsRemovedByUser | 以前からジャンプ リストにあったジャンプ項目がユーザーによってリストから削除された場合に発生します。 |
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解説
Windows 7 タスク バーには、ジャンプ リストを使用してタスク バー ボタンから直接プログラムを起動するための拡張機能が用意されています。 ジャンプ リストは、Windows 7 の [スタート] メニューにも使用されます。 タスク バー ボタンを右クリックするか、[スタート] メニューのプログラムの横の矢印をクリックして、ジャンプ リストにアクセスします。ジャンプ リストに関する詳細については、Windows ユーザー エクスペリエンス ガイドラインの「タスク バー」を参照してください。
JumpList クラスは、Windows 7 タスク バーのジャンプ リスト機能のマネージ ラッパーを提供し、Windows シェルに渡されるデータを管理します。 JumpList クラスにより公開される昨日は、Windows 7 より前のバージョンの Windows で使用できません。 JumpList クラスを使用するアプリケーションは、他のバージョンの Windows で実行されますが、ジャンプ リストは使用できません。 Windows シェルおよびジャンプ リスト内のネイティブな API の詳細については、「タスク バーの拡張機能」を参照してください。
次の図は、[Tasks] および [Frequent] カテゴリの項目と共に Windows Media Player 用のジャンプ リストを示しています。
Windows Media Player のジャンプ リスト
ジャンプ リストの構成
ジャンプ リストには 2 種類の項目、JumpTask と JumpPath を含めることができます。 JumpTask はプログラムへのリンクで、JumpPath はファイルへのリンクです。 Title および CustomCategory が指定されていない JumpTask を作成することによって、ジャンプ リスト内のアイテムを視覚的に区切ることができます。 この空の JumpTask は、ジャンプ リストで水平線として表示されます。
メモ |
---|
JumpPath で指定されたファイルの種類がアプリケーションで登録されていない場合は、ファイルがジャンプ リストに表示されません。たとえば、.txt ファイルを指す JumpPath を追加する場合は、.txt ファイルを処理するアプリケーションを登録する必要があります。詳細については、「Introduction to File Associations (ファイルの関連付けの概要)」を参照してください。 |
ジャンプ項目は、JumpList でカテゴリに配置されます。 既定では、JumpItem が タスク カテゴリに表示されます。 また、JumpItem の CustomCategory を指定することもできます。
ShowRecentCategory および ShowFrequentCategory プロパティを設定することで、標準の Recent および Frequent カテゴリが JumpList に表示されるかどうかを指定できます。 これらのカテゴリの内容は、Windows シェルにより管理されます。 これらのカテゴリに同じデータの大部分が含まれている可能性があるので、通常はどちらか一方を JumpList で表示し、両方は表示しません。 Windows は、最近使用された項目がファイル操作用のコモン ダイアログ ボックスを通じて開かれる場合、またはファイルの種類の関連付けを通じてアプリケーションを開くために使用される場合は、最近使用した項目を自動的に管理します。 項目がジャンプ リストを通じてアクセスされるとき、AddToRecentCategory メソッドを呼び出すことにより Recent カテゴリに項目を追加するように Windows シェルに通知できます。
ジャンプ リストの Windows シェルへの適用
シェルのジャンプ リストに直接アクセスしたり、JumpList クラスにその内容を読み取ったりすることはできません。 代わりに、JumpList クラスは、操作して、Windows シェルに適用できる、ジャンプ リストの表現を提供します。 通常、JumpList を作成し、アプリケーションが最初に実行されるときにそれを 1 回設定します。 ただし、実行時に、JumpList を変更するか、または置き換えることができます。
JumpList プロパティを設定したら、JumpList を、そのコンテンツがタスク バーのジャンプ リストに表示される前に Windows シェルに適用する必要があります。 これは、XAML または SetJumpList メソッドの呼び出しのどちらかで JumpList が初めてアプリケーションにアタッチされたときに自動的に行われます。 実行時に、JumpList の内容を変更する場合は、Windows シェルに、現在の内容を適用するのには、Apply メソッドを呼び出す必要があります。
XAML でのジャンプ リストの設定
JumpList は、Application オブジェクトに自動的にアタッチされません。 アタッチしたプロパティ構文を使用して XAML で JumpList を Application オブジェクトにアタッチします。 JumpListは、JumpList の XAML 宣言をサポートするため、ISupportInitialize インターフェイスを実装します。 JumpList が、XAML で宣言されて、現在の Application に添付される場合、JumpList が初期化されるときに自動的に Windows シェルに適用されます。
コードでのジャンプ リストの設定と変更
静的 SetJumpList メソッドを呼び出してコードで JumpList を Application オブジェクトにアタッチします。 また、これは JumpList を Windows シェルに適用します。
実行時にJumpList を変更するには、Application に現在アタッチされている JumpList を取得するために GetJumpList メソッドを呼び出します。 JumpList のプロパティを変更した後、Apply メソッドを呼び出して変更を Windows シェルに適用する必要があります。
メモ |
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通常、Application にアタッチされ、Windows シェルに適用される JumpList を 1 つ作成します。ただし、複数の JumpList オブジェクトを作成できます。一度に 1 つの JumpList だけを Windows シェルに適用でき、一度に 1 つの JumpList だけを Application に関連付けることができます。.NET Framework では、これらが同じ JumpList である必要はありません。 |
メモ |
---|
このクラスには、すべてのメンバーに適用されるクラス レベルのリンク確認要求が格納されます。直前の呼び出し元に完全信頼のアクセス許可がない場合、SecurityException がスローされます。セキュリティ要求の詳細については、「リンク確認要求」および「継承確認要求」を参照してください。 |
.NET Framework セキュリティ
-
Windows シェルを変更するためのフル アクセス。 セキュリティ アクション: LinkDemand。 関連する列挙体 : UIPermissionWindow.AllWindows
スレッド セーフ
この型のすべてのパブリック static (Visual Basic では Shared) メンバーは、スレッド セーフです。 インスタンス メンバーの場合は、スレッド セーフであるとは限りません。