プラットフォームのデバッグおよびテスト

統合開発環境 (IDE) には、プラットフォームをテストおよびデバッグするための各種のツールが装備されています。

次の表は、IDE 付属のデバッグ ツールおよびテスト ツールの一覧と、それぞれの簡単な説明を示しています。

デバッグ ツールおよびテスト ツール 説明
プラットフォームとアプリケーションのデバッグ カーネル デバッガはオペレーティング システム (OS) イメージの動作を制御し、そのイメージのパフォーマンスに関する情報をユーザーに提供します。

アプリケーション デバッガは、ダウンロードされた OS イメージ上で実行中の単一のアプリケーションの動作を制御します。

拡張デバッグ インターフェイス 拡張デバッグ インターフェイス (eXDI) では、エンド ユーザーがサード パーティーのデバイス ドライバとハードウェア プローブまたはエミュレータを使用して、ターゲット デバイスの制御およびデバッグができます。
エミュレータ エミュレータは、標準の開発ワークステーション上で IDE を使ってビルドされた Microsoft® Windows® CE .NET ベースのプラットフォームの動作をエミュレートします。
リモート ツール リモート ツールを使うと、開発ワークステーションのユーザーは、Windows CE ベースのターゲット デバイス上で、ターゲット デバイスへのファイルのダウンロード、およびターゲット デバイスのステータスとパフォーマンスの監視などのさまざまなプログラミング タスクを実行できます。
リモート ユーティリティ開発 リモート ユーティリティは、ターゲット デバイス上および開発ワークステーション上に部分的に常駐する分散型されたアプリケーションです。リモート ユーティリティの各部分は、Platform Manager 経由で相互に通信します。Platform Manager のアプリケーション プログラミング インターフェイス (API) を使用することによって、既存の Platform Manager 機能を活用するリモート ユーティリティを開発できます。
Platform Manager Platform Manager は、デスクトップ コンピュータと Windows CE ベースのターゲット デバイスとの間の通信を管理します。Platform Manager を使用すると、開発ツールにより、メディアに依存しない方法でターゲット デバイスへダウンロードおよび接続することができます。

IDE では、Windows CE Test Kit (CETK) と呼ばれる別のテスト ツールも使用されます。このテスト ツールは、以前 Driver Development Test Kit (DDTK) と呼ばれていたツールと置き換わるものであり、使いやすいユーザー インターフェイス (UI) に組み込むことにより、DDTK 機能が改善されています。このツールは、OEM が OS へのドライバのポートのテストを行う際に役立つように提供されています。このツールは、IDE には含まれていません。また、Platform Builder の外部でアクセスする必要があります。

CETK は、Windows の [スタート] メニューの [プログラム] の、Platform Builder と同じ場所にあります。

このツールのマニュアルは、CETK ツール内で見ることができます。

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