D3DXMatrixOrthoLH 関数

D3DXMatrixOrthoLH 関数

左手座標系正射影行列を作成する。

構文

D3DXMATRIX *D3DXMatrixOrthoLH(      
    D3DXMATRIX *pOut,
    FLOAT w,
    FLOAT h,
    FLOAT zn,
    FLOAT zf
);

パラメータ

• pOut
  [in, out] 結果の行列を含む D3DXMATRIX 構造体へのポインタ。
• w
  [in] ビュー ボリュームの幅。
• h
  [in] ビュー ボリュームの高さ。
• zn
  [in] ビュー ボリュームの最小 z 値。 これを近 z と呼ぶ。
• zf
  [in] ビュー ボリュームの最大 z 値。 これを遠 z と呼ぶ。

戻り値

左手座標系正射影行列である D3DXMATRIX 構造体へのポインタ。

注意

正射影行列は反転可能な行列である。その行列の反転は、行列の転置に等しい。

D3DXMatrixOrthoLH 関数のパラメータはすべて、カメラ空間の距離である。このパラメータは、ビュー ボリュームのディメンジョンを記述する。

この関数の戻り値は、pOut パラメータの戻り値と同じである。したがって、D3DXMatrixOrthoLH 関数を別の関数の引数として使える。

この関数が返す行列は、次の公式を使って計算する。

2/w  0    0           0
0    2/h  0           0
0    0    1/(zf-zn)   0
0    0    zn/(zn-zf)  1

関数の情報

参照

D3DXMatrixOrthoRH、D3DXMatrixOrthoOffCenterRH、D3DXMatrixOrthoOffCenterLH