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方法 : データベース プロジェクトの変数を定義する

SQLCMD 変数を定義し、その変数を配置前スクリプトと配置後スクリプトに含めることで、データベース プロジェクトを複数の環境に配置できます。 たとえば、Service Broker やサービス証明書の SQLCMD 変数を定義できます。

SQLCMD 変数を MSBuild 変数として定義した場合は、ビルド構成に固有の値をそれに指定できます。 別の方法として、データベース プロジェクトをビルドするときに、コマンド プロンプトで MSBuild 変数をオーバーライドすることもできます。 別の SQLCMD 変数に関する SQLCMD 変数を定義することはできません。 MSBuild 変数の詳細については、「MSBuild プロパティ」を参照してください。

注意

SQLCMD 変数と MSBuild 変数は、同じスクリプトで使用できます。 ただし、SQLCMD 変数に MSBuild 変数と同じ名前を付けないようにしてください。これは、MSBuild 変数が優先されるためです。

変数の一覧と値は、データベース プロジェクトの Properties フォルダーに格納されます。 プロジェクトを作成すると、Database.sqlcmdvars ファイルも自動的に作成されます。 構成ごとに異なる値を指定する必要がある場合は、複数のファイルを定義し、それぞれのファイルに異なるビルド構成を関連付けることができます。 詳細については、「方法: データベースおよびサーバー プロジェクトの配置設定を構成する」を参照してください。

注意

Visual Studio では、オブジェクトの定義とスクリプトに使用できる、3 つの変数が定義されます。 これらの変数の値は、プロジェクトを配置するときに設定されます。 最初の変数は $(DatabaseName) で、配置先ターゲット データベースの名前を格納します。 2 番目の変数は $(DefaultDataPath) で、ターゲット サーバー上でデータベース用のファイルが格納される場所のパスを格納します。 3 番目の変数は $(DefaultLogPath) で、ターゲット サーバー上でデータベース用のログ ファイルが格納される場所のパスを格納します。

データベース プロジェクトの SQLCMD 変数を表示するには

  • ソリューション エクスプローラーで、SQLCMD 変数を表示するデータベース プロジェクト、Properties フォルダーの順に展開し、変更する .sqlcmdvars ファイルをダブルクリックします。

    SQLCMD 変数の一覧と値が表示されます。

.sqlcmdvars ファイルに SQLCMD 変数を追加するには

  1. SQLCMD 変数を追加する一覧を表示します。

    詳細については、このトピックの最初の手順を参照してください。

  2. [変数名] 列の最後の行をクリックし、追加する変数の名前を入力します。

  3. [変数値] 列で、変数名を追加した行をクリックし、その変数の値を入力します。

  4. [ファイル] メニューの [すべてを保存] をクリックします。

.sqlcmdvars ファイル内の SQLCMD 変数を変更するには

  1. 変更する SQLCMD 変数が含まれている一覧を表示します。

    詳細については、このトピックの最初の手順を参照してください。

  2. [変数値] 列で、値を変更する変数の行をクリックし、新しい値を入力します。

  3. [ファイル] メニューの [すべてを保存] をクリックします。

.sqlcmdvars ファイルから SQLCMD 変数を削除するには

  1. 削除する SQLCMD 変数が含まれている一覧を表示します。

    詳細については、このトピックの最初の手順を参照してください。

  2. [変数名] 列で、削除する変数の行を右クリックし、[削除] をクリックします。

  3. [ファイル] メニューの [すべてを保存] をクリックします。

参照

処理手順

方法 : ファイルおよびファイル グループを追加する

概念

データベースのビルドおよび配置の概要

ファイルおよびファイル グループの概要