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方法 : ファイルおよびファイル グループを追加する

すべてのデータベースには、既定のファイル グループとそのグループに対して定義された少なくとも 1 つのファイルがありますが、データベース プロジェクトに対して追加のファイル グループとファイルを定義することもできます。 追加のファイル グループを定義して使用することにより、データベースのパフォーマンスを向上し、データベース オブジェクトのバックアップおよび復元方法をより適切に管理できます。 詳細については、「ファイルおよびファイル グループの概要」を参照してください。

データベース プロジェクトからファイル グループを削除する場合、その変更を新しいデータベースに配置できます。 しかし、同じ変更を既存のデータベースに配置すると、変更は無視されます。

注意

データ層アプリケーション (DAC) プロジェクトを使用している場合は、ファイルまたはファイル グループを定義できません。 データベースでファイルやファイル グループを制御する場合は、データベース プロジェクトを使用する必要があります。

ファイル グループを追加するには

  1. ソリューション エクスプローラーで、ファイル グループを追加するデータベース プロジェクトを展開します。

  2. [スキーマ オブジェクト] ノード、[データベース レベル オブジェクト] ノード、[ストレージ] ノードの順に展開します。

  3. [ファイル グループ] フォルダーを右クリックし、[追加] をポイントして [新しいアイテム] をクリックします。

  4. [新しい項目の追加] ダイアログ ボックスの [インストールされたテンプレート][ストレージ] をクリックします。

  5. 詳細ペインで、[ファイル グループ] クリックします。

  6. [名前] に、新しいファイル グループに割り当てる名前を入力します。

  7. [追加] をクリックします。

    データベース プロジェクトにファイル グループが追加され、ファイル グループの一覧に新しいエントリが表示されます。 Transact-SQL コード エディターが開き、新しいファイル グループの定義が表示されます。

    データベース プロジェクトをビルドして配置すると、更新対象のデータベースに新しいファイルとファイル グループが作成されます。

ファイル グループにファイルを追加するには/ログ ファイルを追加するには

  1. ソリューション エクスプローラーで、ファイル グループを追加するデータベース プロジェクトを展開します。

  2. [スキーマ オブジェクト] ノード、[データベース レベル オブジェクト] ノード、[ストレージ] ノードの順に展開します。

  3. [ファイル] フォルダーを右クリックし、[追加] をポイントして [新しいアイテム] をクリックします。

  4. [新しい項目の追加] ダイアログ ボックスの [インストールされたテンプレート][ストレージ] をクリックします。

  5. 詳細ペインで、[ファイル グループ ファイル] または [ログ ファイル] をクリックします。

  6. [名前] に、新しいファイルに割り当てる名前を入力します。

  7. [追加] をクリックします。

    ファイルがデータベース プロジェクトに追加され、Transact-SQL エディターが開いて、そのファイルの定義が表示されます。

  8. Transact-SQL エディターで、次の例に示すように、ファイル定義を変更してファイルを論理ファイル グループに関連付けます。

    /*
    Do not change the database name.
    It will be properly coded for build and deployment
    This is using sqlcmd variable substitution
    */
    ALTER DATABASE [$(DatabaseName)]
        ADD FILE 
        (
        NAME = [MySqlFile], 
        FILENAME = '$(DefaultDataPath)$(DatabaseName)_MySqlFile.ndf', 
            SIZE = 3072 KB, 
            MAXSIZE = UNLIMITED, 
            FILEGROWTH = 1024 KB
        ) TO FILEGROUP [MyFilegroupName]
    
  9. (省略可能) ファイルの任意のプロパティを変更します。

    たとえば、プロジェクトを配置する際に、ファイルを作成するファイル グループを指定できます。

    注意

    特定の構成を必要とする場所にプロジェクトを配置する場合、パスに SQLCMD 変数を使用できます。 たとえば、PRIMARY ファイル グループのファイルの既定値である $(DefaultDataPath)$(TargetDatabase).mdf を指定できます。 次に、コマンド プロンプトで SQLCMD 変数の値をオーバーライドします。 このような値をオーバーライドする例については、「データベースのビルドおよび配置の概要」の「コマンド ラインの構文」セクションを参照してください。 .dbproj ファイルを更新して、各ビルド構成の SQLCMD 変数の値を追加することも可能です。

  10. [ファイル] メニューの [すべてを保存] をクリックします。

    データベース プロジェクトをビルドして配置すると、更新対象のデータベースに新しいログ ファイルとファイル グループが作成されます。

参照

処理手順

方法 : データベース プロジェクトの変数を定義する

方法 : フルテキスト カタログを定義する

方法 : 新規または既存のデータベースに変更を配置する

概念

ファイルおよびファイル グループの概要