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Windows XP から Windows 7 アプリ移行実践ガイド
新機能や機能変更に伴う互換性問題

更新日: 2011 年 2 月 10 日

一般的な互換性問題

互換性の問題がある項目 説 明
非公開情報に依存しない SDK では公開されていない関数、データ構造体、レジストリなどは、なくなる可能性があるので使用しない でください。
OS のバージョン チェック アプリケーションが「OS の特定のバージョンかどうか」をチェックしている場合、正しく動作しない可能性があります。
ファイルやフォルダー パスの取得 マイ ドキュメントなどのフォルダー パスがハード コードされているアプリケーションは、ほかのバージョンの Windows では動作しない可能性があります。
ファイルへの署名 Windows 7 では、いくつかの新機能がデジタル署名と連動しているため、デジタル署名の使用が義務付けられているコードが増えています。
x64 バージョンのサポート S64 ビット版 Windows 7 では、16 ビットの実行可能プログラムやインストーラーや 32 ビットのカーネル モード ドライバーなどは動作しません。

新機能や機能変更に伴う互換性問題

カテゴリ 互換性の問題がある項目 説 明
フォルダーの変更  リソースの管理 ユーザー データやアプリケーション データを格納するためのフォルダーの構造が大幅に変更されています。
権限問題  整合性レベル (IL) によるオブジェクトへのアクセス制御 整合性レベル (IL) の採用により、プロセスやファイル、レジストリに対するアクセスを制限します。
  ユーザー アカウント制御
(UAC: User Account Control)
 ユーザー アカウント制御 (UAC) は、ユーザーが意図しないコ ードが実行されないようにします。
  ユーザー インターフェイス特権の分離 (UIPI) UIPI は上位のプロセスを下位のプロセスから保護する機能です。
UIPI により、下位のプロセスから上位のプロセスへの通信は許可されません。
  Internet Explorer のセキュリティ機能 Windows 7 の Internet Explorer 8 では、Internet Explorer は「保護モード」で実行され、ユーザーのプロファイルやシステム ファイル、レジストリ キーへの書き込みは許可されません。
  Windows リソース保護 (WRP) WRP とは、Windows のリソースやコンポーネントを、読み取り専用で保護する機能です。
  セッション 0 の分離 ユーザーがセッション 0 にいると決めつけているドライバーやサービスなどは、セッション 0 の分離により、問題が起こる可能性があります。
  ファイル マッピング オブジェクト Windows 7 では Interactive ユーザーに対して SeCreateGlobalPrivilage 権限は付与されていません。
見た目の問題  新フォント環境 JIS X 0213:2004 に対応したため、「祇園」や「葛飾区」のような一部の文字の形が変わります。
  Internet Explorer 8 の標準準拠 Internet Explorer 7 で表示できた Web ページが、Internet Explorer 8 ではレイアウトやデザインが崩れてしまう可能性があります。
  容易な High DPI 設定 High DPI を想定していないアプリケーションでは、視覚的な問題が生じることがあります。
  長音表記の変更 ダイアログやメニューなどで、「コンピュータ」は「コンピューター」に、「フォルダ」は「フォルダー」といったように変更されています。
互換性の問題  プログラムの互換性アシスタント (PCA) 互換性に問題がある既存のアプリケーションのパターンを検出し、回避策を提供するという PCA 機能が提供されました。
  DEP/NX の既定値 古いバージョンの ATL ライブラリで構築されたような DEP/NX と互換性のないアドオンは、Internet Explorer 8 で読み込むだけでクラッシュします。
アプリケーションの削除  Windows メールの削除 Windows 7 では、この Windows メールが削除され、CoStartOutlookExpress API は無効化されます。

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