ここで活躍するのは Active Directory と App-V です。
統括部長となった彼は、Active Directory 上でも新しい部署のメンバーとして設定が行われました。当然のことながら、新規事業企画部のメンバーがアクセスできるファイル サーバーなどのリソースにはアクセスでき、営業部のみがアクセスできるリソースは利用できなくなります。
そして、この Active Directory 上でのグループ設定は、そのまま App-V の利用環境にも影響を及ぼします。App-V 上では既に、部署とアプリケーションが正しく紐づいているため、アプリケーションの管理者は何もする必要が無いのです。
ここがグループによる正しい権限設定とアプリケーション集中管理のポイントでもあります。誰が何を使っているかをあとから調べるのではなく、最初から誰に何を使わせるかを指定しておくだけでいいのですから。
余談ですが、両方の部署の事を知っている彼は、社内横断的に共有すべき情報を理解し、IT 部門へ提案を持ちかけることになるでしょう。もちろん、この会社は正しいグループ設定ができているので、適切に権限の設定をし直すだけで対応ができます。 |