Windows API Code Pack for Microsoft .NET Framework 概要

更新日: 2010 年 11 月 1 日


目次

  • メリット
  • Windows API Code Pack for Microsoft .NET Framework とは
  • Windows API Code Pack for Microsoft .NET Framework のシステム要件
  • 使用方法
  • 既存のアプリケーションに機能を追加するには
  • 参考リソース

メリット

Windows 7 には、タスク バーや拡張されたシェルなどのユーザーの利便性を上げる機能が搭載されています。それらの機能を活用するアプリケーションを開発することで、アプリケーションの生産性を上げることができます。

Windows API Code Pack for Microsoft .NET Framework とは

.NET Framework で作成されたアプリケーションから、タスク バー、Windows シェル、センサー などの Windows 7 で提供している機能を使用できるようにするライブラリです。Windows API Code Pack for Microsoft .NET Framework が提供している機能には、以下の機能があります。

  • Windows 7 タスク バー
  • Windows シェル (ライブラリ、Shell Search API のサポートなど)
  • DirectX
  • Windows Vista および Windows 7 のタスク ダイアログ
  • センサー プラットフォーム
  • 電源管理
  • アプリケーションの再起動と修復
  • ネットワーク リスト管理
  • コマンド リンク コントロールとシステムで定義されたシェル アイコン

>> Windows 7 の機能について

Windows API Code Pack for Microsoft .NET Framework のシステム要件

  • .NET Framework 3.5 SP1。シェル拡張を使用するときには .NET Framework 4 が必要。
  • Windows 7。いくつかの機能は Windows Vista 上でも稼働。
  • DirectX と使用するためには、Windows SDK for Windows 7 RTM 版。いくつかの Direct3D のサンプルは、August 2009 版の DirectX SDK を必要とします。
  • 開発ツールは、Visual Studio 2010 または Visual Studio 2008 が必要です。

使用方法

  1. 下記ページの右上の Current Release にある Windows API Code Pack と書かれた部分をクリックし、Windows API Code Pack をダウンロードしてください。
  2. ダウンロードしたファイルを解凍してください。
  3. Windows API Code Pack 1.1 の場合は、以下のフォルダーで構成されています。
    • \binaries: Windows API Code Pack のライブラリが含まれています。
    • \documentation: ヘルプやリリース ノートが含まれています。
    • \source

      \WindowsAPICodePack: Windows API Code Pack のソース コードが含まれています。

      \Samples: サンプルが含まれています。

既存のアプリケーションに機能を追加するには

Visual Studio 2010 または Visual Studio 2008 上で作成された .NET Framework のアプリケーションに、Windows API Code Pack でサポートしている機能を追加は、以下の手順で行います。

  1. 既存プロジェクトを Visual Studio で開き、Windows API Code Pack で提供しているライブラリへの参照設定を行います。
  2. .NET Framework 2.0 または 3.0 を使用している場合は、対象のフレームワークを .NET Framework 3.5 または .NET Framework 4 に変更します。一部の機能は、変更しなくても使用できます。
  3. Windows API Code Pack を使用するソース コードを追加します。

参考リソース

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