メリット
Windows 7 には、タスク バーや拡張されたシェルなどのユーザーの利便性を上げる機能が搭載されています。それらの機能を活用するアプリケーションを開発することで、アプリケーションの生産性を上げることができます。
Windows API Code Pack for Microsoft .NET Framework とは
.NET Framework で作成されたアプリケーションから、タスク バー、Windows シェル、センサー などの Windows 7 で提供している機能を使用できるようにするライブラリです。Windows API Code Pack for Microsoft .NET Framework が提供している機能には、以下の機能があります。
- Windows 7 タスク バー
- Windows シェル (ライブラリ、Shell Search API のサポートなど)
- DirectX
- Windows Vista および Windows 7 のタスク ダイアログ
- センサー プラットフォーム
- 電源管理
- アプリケーションの再起動と修復
- ネットワーク リスト管理
- コマンド リンク コントロールとシステムで定義されたシェル アイコン
>> Windows 7 の機能について
Windows API Code Pack for Microsoft .NET Framework のシステム要件
- .NET Framework 3.5 SP1。シェル拡張を使用するときには .NET Framework 4 が必要。
- Windows 7。いくつかの機能は Windows Vista 上でも稼働。
- DirectX と使用するためには、Windows SDK for Windows 7 RTM 版。いくつかの Direct3D のサンプルは、August 2009 版の DirectX SDK を必要とします。
- 開発ツールは、Visual Studio 2010 または Visual Studio 2008 が必要です。
使用方法
- 下記ページの右上の Current Release にある Windows API Code Pack と書かれた部分をクリックし、Windows API Code Pack をダウンロードしてください。
- ダウンロードしたファイルを解凍してください。
- Windows API Code Pack 1.1 の場合は、以下のフォルダーで構成されています。
既存のアプリケーションに機能を追加するには
Visual Studio 2010 または Visual Studio 2008 上で作成された .NET Framework のアプリケーションに、Windows API Code Pack でサポートしている機能を追加は、以下の手順で行います。
- 既存プロジェクトを Visual Studio で開き、Windows API Code Pack で提供しているライブラリへの参照設定を行います。
- .NET Framework 2.0 または 3.0 を使用している場合は、対象のフレームワークを .NET Framework 3.5 または .NET Framework 4 に変更します。一部の機能は、変更しなくても使用できます。
- Windows API Code Pack を使用するソース コードを追加します。
参考リソース