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アプリケーション開発者向け Microsoft® Windows 7 対応アプリケーションの互換性

更新日: 2010 年 7 月 27 日

Word 文書 Windows7_Compatibility.docx (Word 形式、5.62 MB)

免責

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2009 Microsoft Corporation.All rights reserved.

Microsoft、Windows 7™は、米国 Microsoft Corporation の米国およびその他の国における登録商標または商標です。

この文書およびソフトウェアで使用されている実在の会社名および製品名は、該当各社の商標です。

このドキュメントは、Windows 7 RTM 版における情報をもとに構成しています。仕様および機能は変更される可能性があります。

5. Application Compatibility Toolkit (ACT)



5.1 ACT とは

ACT は、アプリケーションの互換性に関する検証やテストをおこなうための移行支援ツールで、以下の機能があります。

  • Inventory Collector

    現在の環境に存在する全てのアプリケーションを調査し、正確な一覧 (インベントリ) を作成することができます。

  • Evaluator

    互換性の問題点を評価するツールで、問題点が業務に対してどのぐらいインパクトがあるのかを調べることができます。以下の評価機能を用意していますが、これらのツールはユーザー コンピュータ上で実行させ続けます。そして、ユーザーには通常どおりアプリケーションを使用してもらい、アプリケーションで問題が起こったときには Evaluator がレポートします。

  • Internet Explorer Compatibility Evaluator

    IE 8 の互換性や問題点をチェックすることができるツールです。このツールは IE 8 をインストールしたコンピューターでテストを実行する必要があります。

  • User Account Control Compatibility Evaluator

    UAC の互換性や問題点をチェックすることができるツールです。このツールは、Windows XP や Windows Server 2003 上で実行することができるため、Windows 7 を展開する前にテストすることができます。

  • Application Compatibility Manager

    Evaluator によりレポートされた問題点を ACT が自己評価します。

  • Compatibility Administrator

    問題解決ツールです。互換性問題への対応を作成し、各コンピューターに展開することができます。

ACT 5.6 は、Microsoft の以下の Web サイトからダウンロードすることができます。

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5.2 Compatibility Administrator の利用

Compatibility Administrator を使用すると、アプリケーションの互換フィックスや互換モード、アプリケーションヘルプなどを作成することができます。また、これらをデータベースに保存し、各コンピューターに展開することもできます。以下に操作方法を示します。

Compatibility Administrator の起動

  1. スタートメニューから、[Microsoft Application Compatibility Toolkit]-[Compatibility Administrator (32 ビット)] を右クリックし、[管理者として実行] を選択します。Compatibility Administrator は、管理者権限で実行します。
  2. 「System Database (32 ビット)」-「Applications」を展開すると、登録されているアプリケーションの一覧が表示されます。ここで、アプリケーションをクリックすると、識別情報や実行に必要な互換性フィックスが表示されます。これらのアプリケーションに関する情報は、すでにコンピューターに登録されています。(%Windir%\AppPatch\sysmain.sdb ファイル) そのため、登録されているアプリケーションを実行する際には、互換フィックスが自動的に適用されます。

    図 5-1: アプリケーション情報の確認
    図 5-1: アプリケーション情報の確認

  3. 「System Database」-「Compatibility Fixes」を展開すると、登録されている互換フィックスの一覧が表示されます。

    図 5-2: 互換フィックスの確認
    図 5-2: 互換フィックスの確認

  4. 「System Database」-「Compatibility Modes」をクリックすると、登録されている互換モードの一覧が表示されます。各互換モードをクリックすると、互換モードに含まれる互換フィックスを確認することができます。

    図 5-3: 互換モードの確認
    図 5-3: 互換モードの確認

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アプリケーションへ適用する互換フィックスの定義

Compatibility Administrator 使用すると、特定のアプリケーションに適用したい互換フィックスを追加することができます。

  1. 「Custom Databases」-「New Database (1) [Untitled_1]」を右クリックし、[Create New]-[Application Fix] を選択します。

    図 5-4: 互換フィックスの新規作成
    図 5-4: 互換フィックスの新規作成

  2. 「Program information」画面で、互換フィックスを適用したいアプリケーションのパスなどを指定し、「次へ」をクリックします。

    図 5-5: アプリケーションの選択
    図 5-5: アプリケーションの選択

  3. 「Compatibility Modes 」画面で、互換性モードも合わせて盛り込みたい場合は、ここで必要な互換性モードを選択し、[次へ] ボタンをクリックします。

    図 5-6: OS と互換モードの選択
    図 5-6: OS と互換モードの選択

  4. 「Compatibility Fixes」画面で、アプリケーションに必要な互換フィックスを選択し、[次へ] ボタンをクリックします。

    図 5-7: 互換フィックスの選択
    図 5-7: 互換フィックスの選択

    Note:

    ここで「Test Run」ボタンをクリックすると、指定した互換フィックス環境でアプリケーションをテスト実行することができます。

  5. アプリケーションを識別するための情報が表示されます。必要があれば変更し、[完了] ボタンをクリックします。

    図 5-8: アプリケーションの識別情報
    図 5-8: アプリケーションの識別情報

    Note:

    アプリケーションと互換性フィックスの対応は、アプリケーションのある場所ではなく、アプリケーションの実行ファイルでのみ判断されます。そのため、たまたま同じファイル名のアプリケーションがあった場合に、間違って互換性フィックスを適応しないよう、製造者名やバージョン番号などのメタ情報を使ってアプリケーションの識別をします。

  6. 指定したアプリケーション用の識別情報や、互換フィックスなどが追加されます。

    図 5-9: 登録されたアプリケーション
    図 5-9: 登録されたアプリケーション

    Note:

    ここでは、アプリケーションの互換フィックスを作成する方法を紹介しましたが、同様の手順で、「アプリケーションヘルプ」や「互換モード」も作成することができます。

    図 5-10: アプリケーションヘルプ・互換モードの作成
    図 5-10: アプリケーションヘルプ・互換モードの作成

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カスタムデータベースファイルへの保存

作成した互換フィックスをファイルに保存します。保存することでフィックスのグループをパッケージ化して他のコンピューターに配布することができます。

  1. Compatibility Administrator で、[Save] ボタンをクリックします。
  2. [Database Name] ダイアログボックスが表示されたら、名前を指定し、[OK] ボタンをクリックします。

    図 5-11: カスタムデータベース名の指定
    図 5-11: カスタムデータベース名の指定

  3. [Save Database] ダイアログボックスで、ファイルパスや名前を指定し [保存] ボタンをクリックします。拡張子「.sdb」のファイル名で保存されます。

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コンピューターへの展開

  1. 作成したカスタムデータベースファイル (.sdb) を各コンピューターに適用するため、以下のコマンドを実行します。引数には、sdb ファイルのパスを指定します。

    sdbinst.exe DemoDB.sdb

  2. Compatibility Administrator ツールに戻ると、「Installed Databases」内に追加したカスタムデータベースが表示されます。

    図 5-12: インストールされたカスタムデータベース
    図 5-12: インストールされたカスタムデータベース

  3. この後アプリケーションを実行すると、作成した互換フィックスが適用された環境で実行されます。

    Note:

    以下の方法を使用すると、組織内の多数のコンピューターに容易に展開することができます。

    • Windows Deployment Services
    • ログオンスクリプト
    • グループポリシー
    • System Center Configuration Manager

     

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参考情報

本資料に掲載されている内容以外の Windows 7 対応アプリケーションに関する情報をお求めの方は下記のリンクをご覧ください。

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付録

描画モード切り替え表

META タグ
or 応答ヘッダー
の指定
DOCTYPE
フォームの終わり DOCTYPE 内の URL
表記の
有無
適用されるレンダリングモードDOCTYPE の例
指定なし
または
IE = EmulateIE8
DOCTYPE
なし
いずれの場合もクアークス-
HTML
(no version)
いずれの場合もクアークス<!DOCTYPE HTML PUBLIC "-//W3C//DTD HTML //EN">
HTML 2.0いずれの場合もクアークス<!DOCTYPE HTML PUBLIC "-//W3C//DTD HTML 2.0 Final//EN">
HTML 3.0いずれの場合もクアークス<!DOCTYPE HTML PUBLIC "-//W3C//DTD HTML 3.2 Final//EN">
HTML 4.0いずれの場合も

IE8 標準

(CSS 2.1)

<!DOCTYPE HTML PUBLIC "-//W3C//DTD HTML 4.0//EN">
HTML 4.0
Frameset
URL あり

IE8 標準

(CSS 2.1)

<!DOCTYPE HTML PUBLIC "-//W3C//DTD HTML 4.0 Frameset//EN" "http://www.w3.org/TR/REC-html40/frameset.dtd">
URL なしクアークス<!DOCTYPE HTML PUBLIC "-//W3C//DTD HTML 4.0 Frameset//EN">
HTML 4.0
Transitional
URL ありIE8 標準
(CSS 2.1)
<!DOCTYPE HTML PUBLIC "-//W3C//DTD HTML 4.0 Transitional//EN" "http://www.w3.org/TR/html4/loose.dtd">
URL なしクアークス<!DOCTYPE HTML PUBLIC "-//W3C//DTD HTML 4.0 Transition//EN" >
HTML 4.0
Strict
いずれの場合も

IE8 標準

(CSS 2.1)

<!DOCTYPE HTML PUBLIC "-//W3C//DTD HTML 4.0//EN" >
XHTMLいずれの場合も

IE8 標準

(CSS 2.1)

<!DOCTYPE html PUBLIC "-//W3C//DTD XHTML 1.0 Strict//EN" >
XMLいずれの場合も

IE8 標準

(CSS 2.1)

-<?xml version="1.0" encoding="UTF-8"?>

<!DOCTYPE html PUBLIC "-//W3C//DTD XHTML 1.0 Transitional//EN">

Unrecognized DOCTYPEいずれの場合も

IE8 標準

(CSS 2.1)

-
IE8 指定あり
(IE = 8)
DOCTYPE の
有無、内容に
かかわらず
いずれの場合も

IE8 標準

(CSS 2.1)

-
IE7 指定あり
(IE = 7)
DOCTYPE の
有無、内容に
かかわらず
いずれの場合もIE7 標準-
互換設定
(IE = 5)
DOCTYPE の
有無、内容に
かかわらず
いずれの場合もクアークス-
指定有り
(IE = Edge)
DOCTYPE の
有無、内容に
かかわらず
いずれの場合も

IE8 標準

(CSS 2.1)

-
IE7 標準 /
クアークス
(IE = EmulateIE7)
DOCTYPE
なし
いずれの場合もクアークス-
HTML
(no version)
いずれの場合もクアークス<!DOCTYPE HTML PUBLIC "-//W3C//DTD HTML //EN">
HTML 2.0いずれの場合もクアークス<!DOCTYPE HTML PUBLIC "-//W3C//DTD HTML 2.0 Final//EN">
HTML 3.0いずれの場合もクアークス<!DOCTYPE HTML PUBLIC "-//W3C//DTD HTML 3.2 Final//EN">
HTML 4.0いずれの場合もIE7 標準<!DOCTYPE HTML PUBLIC "-//W3C//DTD HTML 4.0//EN">
HTML 4.0 FramesetURL ありIE7 標準<!DOCTYPE HTML PUBLIC "-//W3C//DTD HTML 4.0 Frameset//EN" "http://www.w3.org/TR/REC-html40/frameset.dtd">
URL なしクアークス<!DOCTYPE HTML PUBLIC "-//W3C//DTD HTML 4.0 Frameset//EN">
HTML 4.0 TransitionalURL ありIE7 標準<!DOCTYPE HTML PUBLIC "-//W3C//DTD HTML 4.0 Transitional//EN" "http://www.w3.org/TR/html4/loose.dtd" >
URL なしクアークス<!DOCTYPE HTML PUBLIC "-//W3C//DTD HTML 4.0 Transitional//EN">
HTML 4.0 Strictいずれの場合もIE7 標準<!DOCTYPE HTML PUBLIC "-//W3C//DTD HTML 4.0//EN" "http://www.w3.org/TR/html4/strict.dtd">
XHTMLいずれの場合もIE7 標準<!DOCTYPE html PUBLIC "-//W3C//DTD XHTML 1.0 Strict//EN" "http://www.w3.org/TR/xhtml1/DTD/xhtml1-strict.dtd">
XMLいずれの場合もIE7 標準

<?xml version="1.0" encoding="UTF-8"?>

<!DOCTYPE html PUBLIC "-//W3C//DTD XHTML 1.0 Transitional//EN">

Unrecognized DOCTYPEいずれの場合もIE7 標準-

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