Visual Basic 6.0 ファミリ製品のライフ サイクル ガイドライン

最終更新日: 2007/3/27


※ 参考 : Windows Vista® と Windows Server 2008® における Visual Basic 6.0 のサポートについて

Visual Basic 6.0 のサポートについて

Visual Basic 6.0 のメインストリーム サポートは、2005 年 3 月 31 日に終了になります。今後は、延長サポート期間として 2008 年 4 月 8 日まで延長サポートを提供いたします。

 

ビジネス向けのサポートと製品提供期間のガイドライン

Microsoft Visual Basic® 6.0 ファミリ製品のライフ サイクル ガイドラインは、Visual Basic 6.0 ファミリ製品の提供期間とサポートに関して予定されている変更を通知するものです。この情報は、ユーザーやパートナーが製品の計画を立てたり、IT の意思決定を行うのに役立ちます。

ビジネス向けのサポートと製品提供期間のガイドライン

Visual Studio .NET のリリース以降、以下のサポート ポリシーが施行されています。

 

製品のライフ サイクル フェーズ

メインストリーム フェーズ

  • Visual Basic 6.0 では、プレミア サポート、電話とオンラインによる無償のプロフェッショナル インシデント サービス、電話とオンラインによる有償のプロフェッショナル インシデント サービス、無償の重要な更新、および無償のオンライン セルフ サポート ツールなどを利用できます。有償のプロフェッショナル サービスの詳細と価格のガイドラインについては、「Microsoft Product Support Services」 の Web サイトをご覧ください。
  • メインストリーム フェーズは、製品発売日より6 年間です。Visual Basic 6.0 のメインストリーム サポートは 2005 年 3 月 31 日に終了します。

延長フェーズ

  • 標準的なサポートには、プレミア サポート、電話とオンラインによる有償のインシデント サービス、および無償のオンライン セルフ サポート ツールが含まれます。
  • 有償で重要な更新を利用できます。
  • 電話とオンラインによる無償のインシデント サービスは利用できません。
  • 延長フェーズは、製品発売日より 7 年目から 9 年目までの 3 年間です。延長フェーズは 2005 年 4 月に開始され 2008 年 4 月 8 日で終了します。

非サポートフェーズ

  • 製品発売日より 9 年が経過すると Visual Basic 6.0 に対するサポートは提供されなくなります。
  • Visual Basic 6.0 は 2008 年 4 月 9 日以降サポートされなくなります。

 

Service Pack を使用して最新の状態を維持する

Service Pack を使用すると、主要な製品とコンポーネント用の最新の修正プログラムのコレクションを使用して、製品を最新の状態に維持できます。Service Pack には新しい機能は含まれません。

マイクロソフトは、製品を出荷した日から最大 6 年間、つまりメインストリーム フェーズの間は、必要に応じて Visual Basic 6.0 の Service Pack をリリースします。マイクロソフトは、リリース スケジュールをあらかじめ定めることはなく、前回の Service Pack 以後に多くの重要な更新が行われた場合、または多数のユーザーが重要な修正を早急に必要とする場合に、新しい Service Pack をリリースすることがあります。最新の Service Pack をダウンロードするには、「Microsoft Product Support Services」 の Web サイトをご覧ください。

メインストリーム フェーズ終了後、Visual Basic 6.0 の Service Pack は提供されません。

 

Visual Basic 6.0 ファミリ製品のライフ サイクルについてよく寄せられる質問

Q. なぜマイクロソフトは Visual Basic 6.0 製品のライフ サイクル ガイドラインをユーザーとパートナーに提供するのですか ?

A. ユーザーやパートナーから、Visual Studio ファミリ製品の提供期間とこれらの製品で提供されるサポートに関する変更を早めに通知してほしいという要望がありました。

Q. どの製品が Visual Basic 6.0 ファミリ製品に含まれますか ?

A. Visual Basic 6.0 ファミリ製品には、Visual Basic 6.0 Learning Edition、Visual Basic 6.0 Professional Edition、および Visual Basic 6.0 Enterprise Edition が含まれます。また、Visual Studio 6.0 Professional Edition および Visual Studio 6.0 Enterprise Edition からライセンスを取得した Visual Basic 6.0 製品も含まれます。

Q. これらのライフ サイクル ガイドラインは、その他の Visual ツール (Visual C++ 6.0 や Visual J++ 6.0 など) にも適用されますか? それとも、Visual Basic のみに適用されるものですか ?

A. このガイドラインは Visual Basic 6.0 製品のみに適用されます。他のマイクロソフト製品のサポート ライフサイクルについては、こちらのページをご確認ください。

Q. Visual Studio 6.0 からの Visual Basic を使用していますが、これらのサポート ガイドラインは適用されますか ?

A. 適用されます。Visual Basic の購入方法とは無関係に、これらのサポート ガイドラインが適用されます。

Q. Visual Basic のライフ サイクル ガイドラインはどのように開発されましたか ?

A. マイクロソフトはガイドラインを決定するために、ユーザー、パートナー、一流のアナリスト、および調査会社と共同で作業を行いました。ガイドラインは、組織内でインフォメーション テクノロジや製品計画を正確に判断するために必要な通知を早めに提供します。

Q. このライフ サイクル ガイドラインは、ライセンスされたマイクロソフト開発ツールを合法的に使用できる期間に影響しますか ?

A. 影響しません。このガイドラインは、特定のチャネルの新しいライセンスの提供期間および製品サポート ポリシーのみに影響します。これらのガイドラインは、エンドユーザーが合法的にライセンスを取得した Visual Basic 6.0 ファミリ製品を使用する資格には影響しません。

Q. マイクロソフトはこれらのガイドラインを常に維持しますか ?

A. マイクロソフトでは、継続的にガイドラインの適合性を見直しており、Visual Studio ファミリの特定製品のポリシーを調整することがあります。特定の製品のポリシーの変更が予定される場合、マイクロソフトは製品の提供期間またはサポートに変更を加える少なくとも 12 か月前に通知を行う予定です。

マイクロソフトは、これらのガイドラインが適用されない以前の Visual Studio ファミリ製品に対してポリシーを既に変更している場合があります。このような場合、マイクロソフトは製品のライセンスおよびサポートの提供期間のいずれも再度アクティブにすることはありません。

Q. メインストリーム フェーズの終了後、ボリューム ライセンス ユーザーはどのようにして Visual Basic 6.0 製品のメディアを入手できますか ?

A. 以前のメディアを入手する方法については、販売店にお問い合わせください。

Q. 製品ユーザーは、新しいバージョンを入手できるようになりましたが、どのようにして以前のバージョンである Visual Basic 6.0 を入手できますか?

A. お近くのソフトウェア販売店が Visual Basic 6.0 の在庫を保持していたり、ユーザーに代わって製品を注文できる場合があります。また、"ダウングレード" と呼ばれるプロセスを使用できます。ダウングレード プロセスでは、現在のバージョンのライセンスを取得している場合は、希望する以前のバージョンのメディアを注文できます。詳細については、EULA (使用許諾契約書) をお読みください。

メディアを注文する場合は、販売店にお問い合わせください。 Visual Basic 6.0 のメディアを入手するには、現在お持ちのライセンスを証明するものを提示するよう求められることがあります。

Q. 重要なビジネス ニーズにより、Visual Basic ファミリの以前のバージョンの製品を引き続き配置する必要がある場合は、どうすべきでしょうか ?

A. Microsoft Volume Licensing は、Volume Licensing 6.0 でのダウングレードを許可します。現在のリリースを購入したユーザーは、以前のバージョンにダウングレードする完全な権利があります。ダウングレードの権利があるかどうかを判断するには、製品の EULA (使用許諾契約書) を確認してください。

マイクロソフトでは、プレミア サポート ユーザーには、引き続き専門的なサービスと技術的な専門知識を提供し、ビジネス価値を最大限にして、総保有コストを最小限にします。プレミア サービス ユーザーに対するサポートは、Visual Studio 製品のライフ サイクル ガイドラインの延長フェーズの間引き続きご利用いただけます。

Q. 新しくリリースされた製品には、Visual Basic Enterprise Version や Professional Version がありません。これらの製品にダウングレードする権利をどのようにして取得できますか ?

A. Visual Studio .NET Professional Edition と Visual Studio .NET Enterprise Developer Edition は、それぞれ Visual Basic Professional Edition と Visual Basic Enterprise Edition にダウングレードする権利を提供します。

Q. このガイドラインは、アカデミック ユーザーにはどのように適用されますか ?

A. アカデミック ライセンスのプログラムは変更されません。マイクロソフトでは今後このチャネルの製品のライフ サイクルに関して新たな詳細を提供する予定です。

Q. このガイドラインはすべての言語バージョンに適用されますか ?

A. 適用されます。サポート提供期間は、Visual Basic 6.0 ファミリのすべての言語バージョンで共通です。同じ期日であるフェーズから別のフェーズに移行します。

Q. その他に受けられるサポートは何ですか ?

A. マイクロソフトでは、サポート Web サイトで豊富な無償のセルフ サポート ツールとコンテンツを提供しており、これらのツールとコンテンツは 24 時間 365 日ご利用いただけます。これらのリソースには、150,000 のサポート技術情報 (Knowledge Base)、ハウツー記事、トラブルシューティング情報、FAQ 集、サポート Webcast、コミュニティ ニュース グループなどがあります。マイクロソフトが提供するサポートの完全な情報について詳しくは、「Microsoft Product Support Services」 Web サイトをご覧ください。

Q. インシデント制サポートとは何ですか ?

A. インシデントとは、マイクロソフトのサポートにおいて、お客様からお問い合わせいただいたご質問に含まれる 「問題の件数」 の単位です。1 回の質問の内容が複数の問題からなる場合は、それらを分解し最小単位となった 1 つの問題を 「1 インシデント」 と数えます。このインシデント制によるサービスは電話、FAX、電子メール、またはインターネットで提供されます。インシデントごとにサポート基本料金が発生します。詳細については、「Microsoft Product Support Services」 Web サイトをご覧ください。

Q. プレミア サポートとは何ですか ?

A. プレミア サポートは企業ユーザー様を対象に、スムーズなシステム設計、構築、運用を目的にデザインされたサポートプログラムです。従来の運用支援にとどまらず、プロアクティブなアカウントマネージメント、お客様の個別ニーズに合わせたテクニカルサービス、マイクロソフト全製品群をサポート対象とした技術支援を提供します。詳細については、「Microsoft サポート Web」 サイトをご覧ください。

Q. Visual Basic 6.0 に関するセキュリティ 修正プログラムは引き続き無償で提供されますか ?

A. マイクロソフトでは、メインストリーム フェーズと延長フェーズの間は、引き続きすべてのユーザーに無償でセキュリティ アップデートを提供します。非サポートフェーズでは、セキュリティ修正プログラムは提供されません。

Q. なぜメインストリーム フェーズは製品が出荷されてから 6 年後に終了するのですか ?

A. ある特定の開発ツール製品が出荷されてからメインストリーム サポートが終了するまでの間、一般的にソフトウェアの開発機能は大幅に向上します。これらの向上の多くは、製品の開発期間には予測またはテストされていないので、以前の開発ツールを使用して新しいソフトウェア アプリケーションを開発しても有意義なエクスペリエンスは得られないと考えます。

Q. マイクロソフトの無償および有償サポートの終了後、引き続きサポートを受ける場合の選択肢は何でしょう ?

A. マイクロソフト認定ゴールドパートナー は、その高い技術力と信頼できるサービスによりマイクロソフトが認定したサポートプロフェッショナル企業です。毎年改定される厳しい認定条件をクリアし、マイクロソフトが直接提供するサポートに準じた質の高いサポートサービスを提供します。一部のパートナー様は、マイクロソフトによるサポートが終了した Visual Studio 製品のサポートを引き続き提供する場合があります。パートナー様のサポートポリシーについては、各サポート パートナー様にお問い合わせください。

Q. Visual Basic 6.0 ファミリ製品のライフ サイクル ガイドラインは既存のプレミア サポート ユーザーにも適用されますか ?

A. はい、これらのガイドラインはすべてのマイクロソフト ユーザーに適用されます。ただし、マイクロソフトでは既存のプレミア サポート ユーザーが開発ツールを現在のバージョンに移行する支援をします。既存のプレミア サポート ユーザーは、既存の開発ツールに代わるツールについて TAM (テクニカル アカウント マネージャ) または ADC (アプリケーション開発コンサルタント) にお問い合わせください。

Q. 重要な更新のサポートとは何ですか ?

A. "HotFix" または "QFE" (Quick Fix Engineering パッケージ) とも呼ばれる重要な更新は、マイクロソフトが特定のユーザーの環境用にインストールされるコード ベースに加える変更です。重要な更新は、作成時に広範囲に及ぶベータ テストを受けていないので、汎用的なインストールを対象としていません。マイクロソフトでは、重要な更新のサポートは企業レベルのユーザーを対象としており、基幹ソフトウェア システムに更に強力なセキュリティを提供する支援をします。

Q. 延長フェーズ中に重要な更新を購入する場合の連絡先はどこですか ?

A. 延長フェーズ中は、TAM や ADC を介して購入できます。海外の連絡先情報については TAM または ADC に確認するか、または 「Worldwide Support」 を参照してください。TAM または ADC から価格および資格の詳細を入手できます。

 

特記事項

これらのステートメントはガイドラインとして提供されているものであり、現在および今後の見込みに基づいています。実際のライフ サイクル ポリシーは、これらのライフ サイクル ガイドラインと著しく異なる場合があります。特定のチャネルの Visual Studio 製品の実際のライセンス提供期間は、チャネル パートナーのポリシーにより異なる場合があります。


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