Outlook のビュー

Microsoft Outlook を使用すると、エクスプローラー内のあらゆる種類のデータの並べ替え、グループ化、および表示を容易に行うことができるカスタマイズが容易なビューを作成できます。 重要なデータを柔軟に作成および管理できるように、さまざまな種類のビューがあります。 Outlook は、 View オブジェクトから派生した次のオブジェクトをサポートします。

オブジェクト名 説明
BusinessCardView このオブジェクトを使用すると、データを一連の電子名刺 (EBC) として表示できます。
CalendarView このオブジェクトを使用すると、データをカレンダー形式で表示できます。
CardView このオブジェクトを使用すると、データを一連のカードで表示できます。
IconView このオブジェクトを使用すると、Windows のフォルダーまたはエクスプローラーのように、データをアイコンで表示できます。
TableView このオブジェクトを使用すると、データを簡単なフィールドベースの表で表示できます。
TimelineView このオブジェクトを使用すると、データをカスタマイズ可能な直線状のタイム ラインで表示できます。

View オブジェクトを使用してすべてのビューに共通のプロパティとメソッドを操作できますが、CardView オブジェクトの HeadingsFont プロパティなどの特定のプロパティにアクセスするには、View オブジェクトを CardView オブジェクトなどの派生ビュー オブジェクトのいずれかにキャストする必要があります。 View オブジェクトの ViewType プロパティを使用して、そのオブジェクトによって表されるビューの種類を決定します。

Folder オブジェクトの Views コレクションの Add メソッドを使用して、新しいビューを定義できます。 ビューの表示設定は、作成時に、Add メソッドの SaveOption パラメーターに OlViewSaveOption 定数を指定するか、ビューの作成後に View オブジェクトのSaveOption プロパティに OlViewSaveOption 定数を指定することで設定できます。 新しいビューを追加すると、Views コレクションのViewAdd イベントが発生します。 Views オブジェクトのRemove メソッドを使用して、既存のカスタム ビューを削除します。 ビューを削除すると、Views コレクションのViewRemove イベントが発生します。 ビューを定義したら、BusinessCardView オブジェクトなどの派生ビュー オブジェクトの 1 つにプログラムを使って View オブジェクトをキャストしてビューをカスタマイズしたり、必要に応じて変更したりできます。 派生ビュー オブジェクトまたは View オブジェクトの Save メソッドを使用して、ビューへの変更を保存します。 派生ビュー オブジェクトまたは View オブジェクトの Apply メソッドを使用して、定義およびカスタマイズされたビューを現在の Explorer オブジェクトに適用できます。 ビューを適用すると、Explorer オブジェクトの ViewSwitch イベントが発生します。

サポートとフィードバック

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