コマンド プロンプト オプションを使用した SQL Server Express のインストール

SQL Server 2005 Express Edition (SQL Server Express) セットアップには、グラフィカル ユーザー インターフェイスだけでなくコマンド プロンプト インターフェイスも用意されています。SQL Server Express のインストールのカスタマイズについては、SQL Server 2005 Books Online の「コマンド プロンプトからのセットアップの実行」および「コマンド プロンプトから SQL Server 2005 をインストールする方法」を参照してください。

ms143793.note(ja-jp,SQL.90).gifメモ :
SQL Server Express は、SQL Server 2005 の制限付きエディションです。コマンド プロンプトを使用して SQL Server Express をセットアップする方法は、SQL Server 2005 の場合と似ています。

SQL Server Express のインストール済みコンポーネントの変更

SQL Server Express Web サイトのダウンロード センターから SQL Server Express をインストールする場合は、sqlexpr.exe を使用してセットアップを実行します。sqlexpr.exe をフォルダに保存せずに直接実行した場合、バイナリ ファイルの展開先となる一時ディレクトリは、インストールの完了後に削除されます。このため、コントロール パネルの [プログラムの追加と削除][変更] をクリックして SQL Server Express のコンポーネントを変更しようとしても、セットアップ ディレクトリが見つかりません。

これは、SQL Server Express が Visual Studio 2005 Express の一部としてインストールされている場合には当てはまりません。Visual Studio Express の詳細については、Visual Studio 2005 Express 製品 (Visual Studio 2005 Express Products) を参照してください。

SQL Server Express のインストール済みコンポーネントを変更するには、sqlexpr.exe を再度 Web サイトからダウンロードして、フォルダに保存する必要があります。その後、コマンド プロンプトで、.exe ファイルを保存したフォルダに移動して、sqlexpr.exe  –x パラメータを使用してセットアップを実行します。展開先 (インストール先) のディレクトリを選択するように求められます。

セットアップ ファイルの展開が完了したら、[変更] ボタンを使用して、インストール済みの SQL Server Express に対して変更を加えることができます。変更を加えるには、メッセージが表示されたときに展開先ディレクトリを指定します。

シングル ユーザー モードでの SQL Server Express の実行

次の場合は、SQL Server Express はシングル ユーザー モードで起動しません。

SQL Server Express のインストール後、サービスを開始し、接続を確認した後、SQL Server 構成マネージャを使用してサービスを停止します。次に、コマンド プロンプトを開き、次のコマンドを使用して SQL Server Express をシングル ユーザー モードで起動します。

Sqlservr.exe -s SQLEXPRESS -m

サービスが開始します。ただし、サービスをシャットダウンしてもう一度開始しようとしても、サービスは開始しません。

参照

処理手順

SQL Server Express をインストールする方法
SQL Server Express をアンインストールする方法

その他の技術情報

sqlcmd ユーティリティのチュートリアル

ヘルプおよび情報

SQL Server 2005 の参考資料の入手