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配置 (Visual C++)

配置とは、完成したアプリケーションやコンポーネントを他のコンピューターにインストールできるように配布するためのプロセスです。 配置は、開発者のコンピューターでアプリケーションが作成された時点から始まり、ユーザーのコンピューターにアプリケーションがインストールされ実行できるようになった時点に終了する、複数段階のプロセスです。

Visual Studio には、Windows アプリケーションを配置する方法として、ClickOnce による配置と Windows インストーラーによる配置という 2 つの異なるテクノロジが用意されています。

  • 共通言語ランタイムを動作環境とする C++ アプリケーション (混在アセンブリ、純粋なアセンブリ、検証可能なアセンブリ) は、ClickOnce を使用して配置できます。 Windows インストーラーを使用してマネージ アプリケーションを配置することもできますが、ClickOnce の方が .NET Framework のセキュリティ機能 (マニフェストへの署名など) を活用できるため、Windows インストーラーを使用した配置よりも適しています。 ClickOnce は、ネイティブ C++ アプリケーションの配置には対応していません。 詳細については、「Visual C++ アプリケーションの ClickOnce 配置」を参照してください。

  • Windows インストーラー テクノロジは、ネイティブ C++ アプリケーションの配置だけでなく、共通言語ランタイムを動作環境とする C++ アプリケーションの配置にも使用できます。

ClickOnce と Windows インストーラーによる配置の比較の詳細については、「配置ストラテジの選択」を参照してください。

ここでは、ターゲット プラットフォームをサポートしているコンピューターでネイティブな Visual C++ アプリケーションを確実に実行する方法、インストール パッケージに含める必要があるファイル、およびアプリケーションが依存する Visual C++ コンポーネントを再配布する場合の推奨される方法について説明します。

これまで配置プロセスに携わったことがあり、主に Visual Studio 2010 での変更点について関心がある場合は、まず、「配置方法の選択」を参照してください。 配置の例については、「配置例」を参照してください。

次のトピックでは、Visual C++ アプリケーションの配置について詳しく説明します。

このセクションの内容

Visual C++ 2010 での配置

配置の概念

Visual C++ アプリケーションの依存関係の理解

再配布する DLL の決定

配置方法の選択

Visual C++ ファイルの再配布

配置例

Web クライアント アプリケーションの再頒布

Visual C++ アプリケーションの ClickOnce 配置

以前のランタイム バージョンでの C++ /clr アプリケーションの実行

参照

概念

.NET Framework およびアプリケーションの配置

C/C++ 分離アプリケーションおよび side-by-side アセンブリのトラブルシューティング

その他の技術情報

C/C++ 分離アプリケーションおよび side-by-side アセンブリのビルド