F1Help コマンド
指定されたキーワードに関連するヘルプ トピックが表示されます。
Help.F1Help F1Keyword
引数
- F1Keyword
必ず指定します。 UI 要素から取り出した F1 キーワードを表し、ヘルプ トピックに割り当てられている文字列です。
解説
Help.F1Help コマンドは、エイリアス Help を使用して実行することもできます。
例
コード
>Help vs.commandwindow
デバッグ情報
F1 キーワードはユーザーには通常表示されません。また、F1 キーワードが割り当てられていないヘルプ トピックもあります。 現在の IDE コンテキストに F1 キーワードが存在する場合は、[ダイナミック ヘルプ] ウィンドウで参照できます。
[ダイナミック ヘルプ] ウィンドウにデバッグ情報を表示するには
Visual Studio 2005 を開いている場合は閉じます。
次のコマンドを実行して、Windows のレジストリ エディターを開きます。
>RegEdit
上記コマンドはコマンド ラインから入力します。
レジストリ ツリーから以下のキーを検索します。
HKEY_CURRENT_USER\Software\Microsoft\VisualStudio\8.0\Dynamic Help
レジストリ エディターで [編集] メニューの [新規] を選択し、[文字列値] を選択します。 この新しい文字列値に Display Debug Output in Retail という名前を付け、値「YES」を入力します。
Visual Studio 2005 を再起動します。
[ヘルプ] メニューの [ダイナミック ヘルプ] を選択します。
[ダイナミック ヘルプ] ウィンドウが開きます。 任意の場所にドッキングしてください。
新しいレジストリ キーをテストするには、IDE ウィンドウを選択し、F1 キーを押します。 たとえば、[ソリューション エクスプローラー] を選択した場合、次のような出力が表示されます。
--- Active Context ---
--- Keywords - priority: 900 ---
(F1 Kwd) keyword=VS.SolutionExplorer
--- Keywords - priority: 800 ---
(Kwd) keyword=VS.SolutionExplorer.EnterpriseTemplate
--- Keywords - priority: 100 ---
(Kwd) KEYWORD=VS.Ambient
--- Attributes ---
EnterpriseTemplateProject=NO
item=none
project=none
ShellMode=Design
Solution=None
アクティブなコンテキストに対して出力される [キーワード] は優先度順に一覧表示され、その後に一致するすべての [属性] が示されます。 前の例は、[ソリューション エクスプローラー] ウィンドウから F1 キーワード VS.SolutionExplorer が呼び出されていることを示します。 このキーワードは、ユーザー インターフェイス リファレンスのヘルプ トピック ソリューション エクスプローラ に割り当てられています。 したがって、このヘルプ トピックには 900 という高い優先度が与えてあり、[ダイナミック ヘルプ] ウィンドウの先頭に表示され、ヘルプ ビューアーに示されます。
注意
F1 キーワードが割り当てられていないヘルプ トピックであっても、アクティブ コンテキストで示される属性値と一致する場合があります。この場合、ランキングが上げられ、[ダイナミック ヘルプ] ウィンドウでの表示位置が上がります。