UInteger 型

0 から 4,294,967,295 までの符号なし 32 ビット (4 バイト) の整数です。

解説

UInteger データ型では、符号なしの最大値を最も効率的なデータ幅で表示します。

UInteger の既定値は 0 です。

プログラミングのヒント

UInteger および Integer データ型は、32 ビット プロセッサで最良のパフォーマンスを発揮します。より小さな整数型 (UShort、Short、Byte、SByte) では、読み込み、格納、フェッチの際に、使用するビットは少なくて済みますが、より多くの時間がかかるためです。

  • 負の数。 UInteger 型は符号を持たないので、負の数を表現できません。 UInteger 型を評価する式で単項マイナス演算子 (-) を使用すると、Visual Basic では、最初に式が Long 型に変換されます。

  • CLS への準拠 UInteger データ型は、共通言語仕様 (CLS: Common Language Specification) の一部ではありません。したがって、CLS 準拠のコードでは、このデータ型を使用しているコンポーネントを使用できません。

  • 相互運用のための注意事項。 たとえばオートメーション オブジェクトや COM オブジェクトなど、.NET Framework 用に作成されていないコンポーネントを使用する場合は、uint などの型のデータ幅 (16 ビット) が環境によって異なる場合があることに注意してください。 そのようなコンポーネントに 16 ビットの引数を渡す場合は、Visual Basic のマネージ コードで、UInteger 型ではなく UShort 型で宣言してください。

  • 拡大。 UInteger データ型は、Long、ULong、Decimal、Single、および Double に拡大変換されます。 これは、System.OverflowException エラーを発生させることなく、これらの型のいずれかに UInteger を変換できることを意味します。

  • 型文字 あるリテラルにリテラルの型文字 UI を付けると、そのリテラルは UInteger に変換されます。 UInteger には識別子の型文字はありません。

  • Framework のデータ型 .NET Framework において対応する型は、System.UInt32 構造体です。

参照

処理手順

方法: unsigned 型を使用して正の整数のストレージを最適化する (Visual Basic)

方法: 符号なしの型を使用する Windows の機能を呼び出す (Visual Basic)

参照

データ型の概要 (Visual Basic)

UInt32

データ型変換関数 (Visual Basic)

変換の概要 (Visual Basic)

概念

データ型の有効な使用方法 (Visual Basic)