トレース メッセージのプレフィックス

Tracefmt では、イベント トレース ログ (.etl) ファイルトレース メッセージ フォーマット (.tmf) ファイルに格納されているデータで構成されたプレフィックスを各トレース メッセージに追加します。

Tracefmt には既定で特定のデータ要素が含まれていますが、ユーザーは %TRACE_FORMAT_PREFIX% 環境変数 (FormatMessage と互換性のあるメッセージ定義を指定する文字列) を変更することで、要素を追加および削除できます。

トレース メッセージの既定のプレフィックスの形式は次のとおりです。


[%9!d!]%8!04X!.%3!04X!::%4!s! [%1!s!]

この場合は、次のプレフィックスが生成されます。


[CPUNumber]ProcessID.ThreadID :: SystemTime [MessageGUIDFriendlyName]

各 %n 変数は、次の表に示すパラメーターを表しています。

プレフィックスの変数の識別子変数の型説明

%1

string

トレース メッセージのメッセージ GUID のフレンドリ名。メッセージ GUID のフレンドリ名は、既定で、トレース プロバイダーがビルドされたディレクトリの名前です。

メッセージ GUID のフレンドリ名を変更するには、Tracewpp または RUN_WPP マクロで -p パラメーターを使います。詳しくは、「Run_WPP オプション」をご覧ください。

%2

string

ソース ファイルと行番号。

この変数は、トレース メッセージのフレンドリ名を表します。既定では、トレース メッセージのフレンドリ名は、ソース ファイルの名前と、トレース メッセージを生成したコードの行数です。

%3

ULONG

スレッド ID。

トレース メッセージを生成したスレッドが示されます。

%4

string

トレース メッセージが生成された時点のタイム スタンプ。

%5

string

カーネル時間。

トレース メッセージが生成された時点でのカーネル モード命令の実行に費やされた時間 (CPU ティック) が表示されます。

%6

string

ユーザー時間。

トレース メッセージが生成された時点でのユーザー モード命令の実行に費やされた時間 (CPU ティック) が表示されます。

%7

LONG

シーケンス番号。

トレース メッセージのローカルまたはグローバル シーケンス番号が表示されます。既定値は、このトレース セッションのみに対して一意のローカル シーケンス番号です。

%8

ULONG

プロセス ID。

トレース メッセージを生成したプロセスが示されます。

%9

ULONG

CPU 番号。

トレース メッセージが生成された CPU が示されます。

%!FUNC!

string

関数名。

トレース メッセージを生成した関数の名前が表示されます。

%!FLAGS!

string

トレース メッセージを有効にするトレース フラグの名前が表示されます

(DoTraceMessage マクロではフラグとレベルの引数が入れ替わるため、DoTraceMessage によって生成されたメッセージの場合、このフィールドにはトレース レベルの値が表示されます)。

%!LEVEL!

string

トレース メッセージを有効にするトレース レベルの値が表示されます

(DoTraceMessage マクロではフラグとレベルの引数が入れ替わるため、DoTraceMessage によって生成されたメッセージの場合、このフィールドにはトレース フラグの名前が表示されます)。

%!COMPNAME!

string

コンポーネント名。

トレース メッセージを生成したプロバイダーのコンポーネントの名前が表示されます。コンポーネント名は、トレース コードで指定されている場合にのみ表示されます。

%!SUBCOMP!

string

サブコンポーネント名。

トレース メッセージを生成したプロバイダーのサブコンポーネントの名前が表示されます。コンポーネント名は、トレース コードで指定されている場合にのみ表示されます。

 

感嘆符で囲まれたシンボルは、変数の書式設定や有効桁数を指定する変換文字です。たとえば、%8!04X! の場合、4 桁の符号なし 16 進数として表されるプロセス ID を指定します。 これらの変換文字を含める必要があります。

トレース メッセージのプレフィックスの要素、順序、書式設定を変更するには、%TRACE_FORMAT_PREFIX% 環境変数を使います。例については、「例 7: トレース メッセージのプレフィックスのカスタマイズ」をご覧ください。

TMF ファイルの内容の例については、「Tracedrv からのトレース メッセージの書式設定のサンプル」をご覧ください。

また、-csv パラメーターを使うと、Tracefmt の標準のプレフィックスの前に、構成できない詳細なプレフィックスが各トレース メッセージに追加されます。CSV プレフィックスのフィールドの説明を追加するには、-csvheader パラメーターを使います。

 

 

表示:
© 2015 Microsoft