デバイス コンソール (DevCon.exe) コマンド

DevCon (DevCon.exe) は Windows を実行しているコンピューター上のデバイスに関する詳しい情報を表示できるコマンド ライン ツールです。DevCon を使って、デバイスの有効化、無効化、インストール、構成、削除を行うこともできます。DevCon では次の構文を使います。


devcon [/m:\\computer] [/r] command [arguments] 

パラメーター

  デバイスの状態や構成を変更するには、コンピューターの Administrators グループのメンバーである必要があります。

DevCon コマンドのパラメーターは、構文に示されている順序に合わせる必要があります。順序が合っていないパラメーターは無視され、構文エラーは表示されません。コマンドは残りのパラメーターを使って処理されます。

コマンド構文のヘルプについては、コマンド プロンプト ウィンドウで DevCon help コマンドまたは DevCon help command コマンドを使って確認できます。

/m:\\computer
指定されたリモート コンピューターでコマンドを実行します。バックスラッシュが必要です。
   リモート コンピューターで DevCon コマンドを実行するには、グループ ポリシー設定で、リモート コンピューター上でのプラグ アンド プレイ サービスの実行が許可されている必要があります。Windows Vista 以降のバージョンの Windows を実行しているコンピューターでは、グループ ポリシーによって、サービスへのリモート アクセスが既定で無効になっています。Windows Driver Kit (WDK) 8.1 と Windows Driver Kit (WDK) 8 を実行しているコンピューターでは、リモート アクセス機能を利用できません。
/r

条件付き再起動。変更を有効にするために再起動する必要がある場合にのみ、操作の完了後にシステムを再起動します。

このパラメーターは、システムを強制的に再起動する DevCon Reboot 操作とは異なります。/r パラメーターでは、セットになっている操作のリターン コードに基づいて、再起動する必要があるかどうかを判断します。詳しくは、「再起動の方法」をご覧ください。

command

DevCon コマンドを指定します。 利用できる DevCon コマンドとコマンド引数については、次の一覧を参考にしてください。

DevCon help command を使って、コマンド プロンプト ウィンドウで構文のヘルプを表示することもできます。

コンピューターのデバイスに関する情報を列挙および表示するには、次のコマンドを使います。

DevCon HwIDs

DevCon Classes

DevCon ListClass

DevCon DriverFiles

DevCon DriverNodes

DevCon Resources

DevCon Stack

DevCon Status

DevCon Dp_enum

コンピューターのデバイスに関する情報を検索するには、次のコマンドを使います。

DevCon Find

DevCon FindAll

デバイスを操作するか、その構成を変更するには、次のコマンドを使います。

DevCon Enable

DevCon Disable

DevCon Update

DevCon UpdateNI

DevCon Install

DevCon Remove

DevCon Rescan

DevCon Restart

DevCon Reboot

DevCon SetHwID

DevCon ClassFilter

DevCon Dp_add

DevCon Dp_delete

arguments

DevCon コマンドの引数を指定します。

/? または help

ヘルプを表示します。操作を指定した場合は、その操作の詳しいヘルプが表示されます。

パラメーターは指定されている順序に合わせる必要があります。たとえば、DevCon Status 操作のヘルプを表示するには、「devcon status /?」ではなく、「devcon /? status」または「devcon help status」と入力します。

コメント

多くの DevCon 操作には、デバイスのハードウェア ID が必要です。後に続く DevCon 操作で使うために、コンピューター上のすべてのデバイスのハードウェア ID の一覧を作成するには、最初に DevCon HwIDs コマンドを実行します。詳しくは、「ハードウェア ID」と「デバイス ID 文字列」をご覧ください。

DevCon でデバイスを検索する方法

DevCon では、デバイスをコンピューター名、ハードウェア ID、互換性 ID、デバイス インスタンス ID、デバイス セットアップ クラスで識別します。

コマンドに複数の ID または ID のパターン (ワイルドカード文字 (*) を含む ID) が含まれている場合、DevCon は ID がいずれかの ID または ID のパターンと一致するデバイスを返します。つまり、ID 引数の間に "or" があるものとして処理します。

たとえば、devcon hwids *pnp* *mou* では、ハードウェア ID または互換性 ID に "pnp" または "mou" が含まれているデバイスを返します。

コマンドにデバイス セットアップ クラスが含まれている場合は、最初に検索対象をそのセットアップ クラスに限定し、いずれかの ID のパターンと一致するクラス内のデバイスを返します。つまり、クラスと ID の間には "and" があり、各 ID 引数の間には "or" があるものとして処理します。

たとえば、devcon hwids =media *pnp* *microsoft* では、ハードウェア ID または互換性 ID に "pnp" または "microsoft" が含まれている、media デバイス セットアップ クラス内のデバイスを返します。

   リモート コンピューターで DevCon コマンドを実行するには、グループ ポリシー設定で、リモート コンピューター上でのプラグ アンド プレイ サービスの実行が許可されている必要があります。Windows Vista 以降のバージョンの Windows を実行しているコンピューターでは、グループ ポリシーによって、サービスへのリモート アクセスが既定で無効になっています。WDK 8.1 と WDK 8 を実行しているコンピューターでは、リモート アクセス機能を利用できません。

再起動の方法

DevCon には、オペレーティング システムを再起動する方法が 2 つ、デバイスを再起動する方法が 1 つ用意されています。

  • /r パラメーターは条件付き再起動です。付随する操作を有効にするために再起動が必要な場合にのみ、オペレーティング システムを再起動します。このパラメーターは、DevCon 操作が含まれるコマンドでのみ有効です。ローカル コンピューターまたはリモート コンピューター上のシステムを再起動できます (Windows XP 以前のバージョン)。

  • DevCon Reboot 操作は、オペレーティング システムを強制的に再起動します。この操作は、ローカル コンピューターでのみ有効です。また、他の操作と組み合わせて使うことはできません。この再起動操作を使うのではなく、コマンドに /r パラメーターを追加する方が一般的です。

  • DevCon Restart 操作は、指定したデバイスを再起動します。この操作は、ローカル コンピューターでのみ有効です。また、他の操作と組み合わせて使うことはできません。

DevCon のリターン コード

DevCon では、DevCon コマンドが成功したかどうかを判断するためにプログラムやスクリプトで使うことができる整数が返されます (たとえば、return = devcon hwids * のように使います)。

次の表は、リターン コードとその説明の一覧です。

リターン コード意味

0

成功

1

再起動が必要

2

失敗

3

構文エラー

 

 

 

表示: