WinPE ネットワーク ドライバー: ドライバーの初期化と追加

Wpeutil コマンドは、Windows PE (WinPE) が起動されるとすぐに、WinPE ネットワーク ドライバーを初期化します。既定の WinPE イメージには、広く使われているさまざまなネットワーク アダプターに対するサポートが含まれており、Windows とほぼ同じネットワーク コマンドをサポートしています。Windows PE には、広く使われているさまざまなネットワーク アダプター用のネットワーク ドライバーの基本セットが含まれており、Windows とほぼ同じネットワーク コマンドをサポートしています。

ファイル サーバーへの接続方法としてサポートされるのは、TCP/IP と NetBIOS over TCP/IP です。Windows PE では、それ以外の方法 (Internetwork Packet Exchange/Sequenced Packet Exchange (IPX/SPX) ネットワーク プロトコルなど) はサポートされません。

Windows PE は、スタンドアロンの名前空間でのみ分散ファイル システム (DFS) の名前解決をサポートします。ドメインの名前空間はサポートされていません。スタンドアロンの DFS 名前空間により、PC 上にのみ存在し、したがって Active Directory(R) ドメイン サービス (AD DS) を使用しない DFS 名前空間が有効となります。

IPv6 ネットワーク上の Windows PE から IPv4 ネットワークへの接続はサポートされていません。

Dn938391.wedge(ja-jp,VS.85).gifネットワーク上の別の PC または共有フォルダーに接続するには

  1. Windows PE では、net use コマンドを使って共有ネットワーク フォルダーに接続 (またはマップ) できます。ドメインに参加している PC に接続する場合は、Windows PE によりユーザー名とパスワードの入力が求められます。

    net use n: \\server\share
    
  2. Windows 展開サービスに含まれる Preboot Execution Environment (PXE) を使って、ネットワークから Windows PE をホストすることもできます。

Dn938391.wedge(ja-jp,VS.85).gifネットワークの問題のトラブルシューティング

  1. ネットワーク デバイスのドライバーを追加します。

    WinPE: マウントとカスタマイズ」で説明されている方法を使うことをお勧めします。特に、インストール処理中に再起動が必要となるドライバーではこの方法が適切です。

    ドライバーによっては、Drvload のコマンド ライン オプションを使って、Windows PE の実行中に読み込むことができる場合もあります。ただし、インストール処理中にレジストリに加えられた更新は再起動後まで保持されません。これは、「WinPE: ハード ドライブへのインストール (フラット ブートまたは非 RAM)」で説明されている方法で Windows PE を実行している場合でも同様です。

  2. Wpeinit と Startnet.cmd: WinPE スタートアップ スクリプトの使用」を参考に、wpeinit を実行してネットワークを初期化します。既定では、wpeinit は Windows PE の起動時に実行されます。

  3. 場合によっては、接続しようとしている PC のファイアウォール設定を構成する必要があります。Windows PE では、IPsec の構成がサポートされています。

  4. Windows PE をドメインに参加させたり、Windows PE をサーバーとして実行したりすることはできません。詳しくは、「Windows 10 用の WinPE」をご覧ください。

Dn938391.wedge(ja-jp,VS.85).gif802.1x 認証プロトコルを使って有線ネットワークに接続するには

  1. WinPE-Dot3Svc オプション コンポーネントを含むカスタム Windows PE イメージを作ります。カスタム イメージの作り方について詳しくは、「Windows PE のカスタマイズ: ドライバーやパッケージなどを追加する」をご覧ください。

  2. PC を Windows PE で起動します。

  3. dot3svc サービスを起動します。

    net start dot3svc
    
  4. LAN プロファイルを追加します。次に例を示します。

    netsh lan add profile="G:\EthernetLANProfile.xml"
    

    サンプル LAN プロファイル:

    <?xml version="1.0"?>
    <!-- Sample LAN profile: EthernetLANProfile.xml" -->
    <LANProfile xmlns="http://www.microsoft.com/networking/LAN/profile/v1">
      <MSM>
        <security>
          <OneXEnforced>false</OneXEnforced>
          <OneXEnabled>true</OneXEnabled>
          <OneX xmlns="http://www.microsoft.com/networking/OneX/v1">
            <cacheUserData>true</cacheUserData>
            <authMode>user</authMode>
            <EAPConfig><EapHostConfig 
              xmlns="http://www.microsoft.com/provisioning/EapHostConfig"><EapMethod><Type 
              xmlns="http://www.microsoft.com/provisioning/EapCommon">25</Type><VendorId 
              xmlns="http://www.microsoft.com/provisioning/EapCommon">0</VendorId><VendorType 
              xmlns="http://www.microsoft.com/provisioning/EapCommon">0</VendorType><AuthorId 
              xmlns="http://www.microsoft.com/provisioning/EapCommon">0</AuthorId></EapMethod><Config 
              xmlns="http://www.microsoft.com/provisioning/EapHostConfig"><Eap 
              xmlns="http://www.microsoft.com/provisioning/BaseEapConnectionPropertiesV1">
            <Type>25</Type><EapType 
              xmlns="http://www.microsoft.com/provisioning/MsPeapConnectionPropertiesV1">
            <ServerValidation>
              <DisableUserPromptForServerValidation>false</DisableUserPromptForServerValidation>
              <ServerNames></ServerNames>
              <TrustedRootCA>1a 2b 3c 4d 56 78 90 aa bb cc dd ee ff 1a 2b 3c 4d 5e 6f</TrustedRootCA>
              </ServerValidation><FastReconnect>true</FastReconnect>
              <InnerEapOptional>false</InnerEapOptional><Eap 
                xmlns="http://www.microsoft.com/provisioning/BaseEapConnectionPropertiesV1">
              <Type>26</Type><EapType 
                xmlns="http://www.microsoft.com/provisioning/MsChapV2ConnectionPropertiesV1">
              <UseWinLogonCredentials>false</UseWinLogonCredentials></EapType></Eap>
              <EnableQuarantineChecks>false</EnableQuarantineChecks>
              <RequireCryptoBinding>false</RequireCryptoBinding><PeapExtensions>
              <PerformServerValidation 
                xmlns="http://www.microsoft.com/provisioning/MsPeapConnectionPropertiesV2">false
              </PerformServerValidation><AcceptServerName 
                xmlns="http://www.microsoft.com/provisioning/MsPeapConnectionPropertiesV2">false
                </AcceptServerName><PeapExtensionsV2 
                xmlns="http://www.microsoft.com/provisioning/MsPeapConnectionPropertiesV2">
              <AllowPromptingWhenServerCANotFound 
                xmlns="http://www.microsoft.com/provisioning/MsPeapConnectionPropertiesV3">true
              </AllowPromptingWhenServerCANotFound></PeapExtensionsV2></PeapExtensions></EapType>
            </Eap></Config></EapHostConfig></EAPConfig>
          </OneX>
        </security>
      </MSM>
    </LANProfile>
    
  5. EAP ユーザー データをプロファイルにリンクします。次に例を示します。

    netsh lan set eapuserdata filename="g:\EAP_UserData.xml" alluser=yes Interface="ethernet"
    

    サンプル EAP ユーザー データ ファイル:

    <?xml version="1.0"?>
    <!-- Sample EAP user data: EAP_UserData.xml" -->
    <EapHostUserCredentials 
      xmlns="http://www.microsoft.com/provisioning/EapHostUserCredentials" 
      xmlns:eapCommon="http://www.microsoft.com/provisioning/EapCommon" 
      xmlns:baseEap="http://www.microsoft.com/provisioning/BaseEapMethodUserCredentials">
      <EapMethod>
        <eapCommon:Type>25</eapCommon:Type>
        <eapCommon:AuthorId>0</eapCommon:AuthorId>
      </EapMethod>
      <Credentials>
        xmlns:eapUser="http://www.microsoft.com/provisioning/EapUserPropertiesV1" 
        xmlns:xsi="http://www.w3.org/2001/XMLSchema-instance" 
        xmlns:baseEap="http://www.microsoft.com/provisioning/BaseEapUserPropertiesV1" 
        xmlns:MsPeap="http://www.microsoft.com/provisioning/MsPeapUserPropertiesV1" 
        xmlns:MsChapV2="http://www.microsoft.com/provisioning/MsChapV2UserPropertiesV1">
        <baseEap:Eap>
          <baseEap:Type>25</baseEap:Type>
          <MsPeap:EapType>
            <MsPeap:RoutingIdentity>onex\administrator</MsPeap:RoutingIdentity>
            <baseEap:Eap>
              <baseEap:Type>26</baseEap:Type>
              <MsChapV2:EapType>
                <MsChapV2:Username>actualuser</MsChapV2:Username>
                <MsChapV2:Password>actualpassword</MsChapV2:Password>
                <MsChapV2:LogonDomain>actualdomain</MsChapV2:LogonDomain>
              </MsChapV2:EapType>
            </baseEap:Eap>
          </MsPeap:EapType>
        </baseEap:Eap>
      </Credentials>
    </EapHostUserCredentials>
    
    
  6. 詳しくは、Windows Vista、Windows Server 2008、Windows XP Service Pack 3 で 802.1X ベースのネットワークに対するコンピューターのみの認証を有効にする方法に関するページをご覧ください。

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