Windows PE (WinPE)

Windows 10 用の Windows PE (WinPE) は、Windows 10 デスクトップ エディション (Home、Pro、Enterprise、Education)、Windows Server 2016 Technical Preview、その他の Windows オペレーティング システムのインストール、展開、修復に使われる軽量なオペレーティング システムです。 Windows PE では、次の操作を実行できます。

  • Windows のインストール前にハード ドライブをセットアップする。
  • ネットワークまたはローカルのドライブからアプリやスクリプトを使って Windows をインストールする。
  • Windows イメージをキャプチャおよび適用する。
  • 実行していないときに Windows オペレーティング システムを変更する。
  • 自動回復ツールをセットアップする。
  • 起動できないデバイスのデータを回復する。
  • 独自のカスタム シェルや GUI を追加して、これらの種類のタスクを自動化する。
Windows PE コマンド ライン

ダウンロードする方法

Windows PE を入手するには、Windows アセスメント & デプロイメント キット (Windows ADK) に付属しているインストーラーを使います。詳しくは、「WinPE: 起動可能な USB ドライブの作成、「WinPE: ブート CD、DVD、ISO、VHD の作成」、または USB ドライブへの Windows PE のインストール方法を紹介するデモ ビデオをご覧ください。

多くの Windows 機能のサポート

Windows PE は、Windows コマンド ライン環境を実行し、次の Windows 機能をサポートします。

  • バッチ ファイルとスクリプト: Windows スクリプト ホスト (WSH) と ActiveX データ オブジェクト (ADO) のサポート、PowerShell のオプション サポートを含みます。
  • アプリケーション: Win32 アプリケーション プログラミング インターフェイス (API) と、HTML アプリケーション (HTA) のオプション サポートを含みます。
  • ドライバー: ネットワーク、グラフィックス、大容量記憶装置を実行できる汎用的なドライバーのセットを含みます。
  • イメージのキャプチャとサービス: 展開イメージのサービスと管理 (DISM) を含みます。
  • ネットワーク: LAN 経由で TCP/IP および NetBIOS over TCP/IP を使用したファイル サーバーへの接続を含みます。
  • 記憶域: NTFS、DiskPart、BCDBoot を含みます。
  • セキュリティ ツール: BitLocker とトラステッド プラットフォーム モジュール (TPM) のオプション サポート、セキュア ブート、その他のツールを含みます。
  • Hyper-V: VHD ファイル、マウスの統合、大容量記憶装置、Windows PE をハイパーバイザー上で実行できるようにするネットワーク ドライバーを含みます。

ハードウェア要件

Windows PE の要件は Windows と同じですが、次の例外があります。

  • ハード ドライブは必要ありません。Windows PE は、メモリからすべて実行できます。
  • 基本バージョンに必要なメモリ容量は 512 MB だけです (ドライバー、パッケージ、アプリを追加すると、それ以上のメモリが必要になります)。
  • メモリから直接 Windows PE を起動するためには (RAM ディスク ブートとも呼ばれます)、物理メモリ (RAM) に Windows PE (WIM) イメージ全体を保持できる連続した空き領域が必要です。メモリの使用状況を最適化するため、製造元では、物理メモリのアドレス空間の先頭または末尾にファームウェア用のメモリの位置を確保する必要があります。

32 ビット バージョンの Windows PE では、32 ビットの UEFI PC、32 ビットの BIOS PC、64 ビットの BIOS PC を起動できます。

64 ビット バージョンの Windows PE では、64 ビットの UEFI PC と 64 ビットの BIOS PC を起動できます。

制限事項

Windows PE は、汎用的なオペレーティング システムではありません。展開と回復以外の目的に使うことはできません。シン クライアントや組み込みオペレーティング システムとして使わないでください。このような目的に使うことができる Microsoft 製品として、Windows Embedded CE などが用意されています。

運用オペレーティング システムとしての使用を防ぐために、Windows PE は、連続して 72 時間使用すると自動的にシェルの実行を終了して再起動します。この時間は変更できません。

Windows PE が再起動すると、ドライバー、ドライブ文字、Windows PE のレジストリに対する変更など、すべての変更が失われます。永続的な変更を行うには、「WinPE: マウントとカスタマイズ」をご覧ください。

既定の Windows PE のインストールでは、FAT32 ファイル形式を使っているため、ファイル サイズが最大 4GB、ドライブ サイズが最大 32 GB といった制限があります。詳しくは、「WinPE: WinPE と WIM ファイル (.wim) への単一 USB キーの使用」をご覧ください。

Windows PE では、次の操作はサポートされません。

  • ファイル サーバーまたはターミナル サーバーの使用。
  • ネットワーク ドメインへの参加。
  • IPv6 ネットワーク上の Windows PE から IPv4 ネットワークへの接続。
  • リモート デスクトップ。
  • .MSI インストール ファイル。
  • 英語以外の文字を含むパスからの起動。
  • 32 ビット バージョンの Windows PE での 64 ビット アプリの実行。
  • DISM (.appxbundle パッケージ) を使ったバンドル アプリ パッケージの追加。
  通常は、最新バージョンの WinPE を使用して Windows を展開します。 Windows 10 用のカスタマイズされた WinPE イメージを使っている場合は、既存の Windows PE イメージを引き続き使って、ネットワーク上の場所から最新バージョンの DISM を実行できます。詳しくは、「DISM を別のコンピューターにコピーする」をご覧ください。
 

Windows PE での Windows セットアップの実行に関する注意事項:

  • 32 ビット バージョンの Windows PE と Windows セットアップを使って、64 ビット バージョンの Windows をインストールできます。詳しくは、「Windows セットアップがサポートされているプラットフォームとクロスプラットフォーム展開」をご覧ください。
  • Windows PE ではダイナミック ディスクがサポートされますが、Windows セットアップではサポートされません。Windows PE で作成されたダイナミック ディスクに Windows をインストールすると、そのダイナミック ディスクは Windows で利用できなくなります。
  • UEFI モードと従来の BIOS モードの両方をサポートする UEFI ベースの PC の場合、Windows を正常にインストールするには、Windows PE を正しいモードで起動する必要があります。詳しくは、「WinPE: UEFI モードまたは従来の BIOS モードでの起動」をご覧ください。

関連項目

コンテンツの種類参考資料

製品評価

Windows PE の新機能

展開

WinPE: 起動可能な USB ドライブの作成 | USB ドライブへの Windows PE のインストール方法を紹介するデモ ビデオ | WinPE: ブート CD、DVD、ISO、VHD の作成 | WinPE: ハード ドライブへのインストール (フラット ブートまたは非 RAM) | WinPE: UEFI モードまたは従来の BIOS モードでの起動 | UEFI モードまたは従来の BIOS モードでの起動 | WinPE: WinPE と WIM ファイル (.wim) への単一 USB キーの使用

運用

WinPE: マウントとカスタマイズ | WinPE: 記憶域ネットワーク (SAN) ポリシー | WinPE: アプリの作成

トラブルシューティング

WinPE ネットワーク ドライバー: ドライバーの初期化と追加 | WinPE: アプリのデバッグ |

ツールと設定

Copype のコマンド ライン オプション | Drvload のコマンド ライン オプション | Makewinpemedia のコマンド ライン オプション | Wpeinit と Startnet.cmd: WinPE スタートアップ スクリプトの使用 | Wpeutil のコマンド ライン オプション | WinPE: パッケージの追加 (オプション コンポーネント リファレンス)

Windows PE を基盤とするテクノロジ

Windows セットアップ | Windows 回復環境 | Diagnostic and Recovery Toolset

 

 

 

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