UEFI ファームウェア

ここでは、Unified Extensible Firmware Interface (UEFI) ベースのデバイスに Windows を展開するときの考慮事項について説明します。

UEFI とは

デバイスの起動時には、ファームウェア インターフェイスによって PC の起動プロセスが制御され、その後 Windows や他のオペレーティング システムに制御が渡されます。

UEFI は、以前の BIOS ファームウェア インターフェイスと Extensible Firmware Interface (EFI) 1.10 仕様に代わるものです。

Unified EFI フォーラムには、AMD、AMI、Apple、Dell、HP、IBM、Insyde、Intel、Lenovo、Microsoft、Phoenix Technologies など、140 社以上の主要テクノロジ企業が参加しています。

UEFI の利点

UEFI 2.3.1 の仕様を満たすファームウェアには、次のような利点があります。

  • 起動時間と再開時間が短縮される。

  • オペレーティング システムが読み込まれる前に、信頼されていないコードが実行されないようにする、セキュア ブートや出荷時に暗号化機能が組み込まれているドライブなどのセキュリティ機能を使うことができる。詳しくは、「セキュア ブートの概要」と「出荷時に暗号化機能が組み込まれているドライブ」をご覧ください。

  • 大容量のハード ドライブ (2 TB より大きいもの) や 5 つ以上のパーティションがあるドライブをより簡単にサポートできる。

  • 従来の BIOS と互換性がある。一部の UEFI ベースの PC には、以前の BIOS をエミュレートする互換性サポート モジュール (CSM) が含まれており、エンド ユーザーにより高い柔軟性と互換性を提供しています。CSM を使うには、セキュア ブートを無効にする必要があります。

  • マルチキャスト展開をサポートしている。この機能により、PC 製造元は複数の PC が受け取ることができる PC イメージを、ネットワークやイメージ サーバーに大きな負荷をかけずにブロードキャストできます。

  • UEFI ファームウェア ドライバー、アプリケーション、オプション ROM をサポートしている。

その他の利点は、Intel EFI および UEFI の概要と仕様に関するページをご覧ください。

UEFI の Windows サポート

以下の Windows エディションは、UEFI をサポートしています。

  • Windows 10 デスクトップ エディション (Home、Pro、Enterprise、Education)、Windows Server 2016 Technical Preview、Windows 8.1、Windows 8 は、32 ビット (x86)、64 ビット (x64)、ARM ベースの PC でネイティブの UEFI 2.0 以降をサポートしています。また、BIOS ベースの PC と、従来の BIOS 互換モードで実行されている UEFI ベースの PC もサポートしています。

    セキュア ブートなどの一部の機能では、UEFI 2.3.1 Errata C 以降が必要です。

  • Windows Server 2012 R2 と Windows Server® 2012 は、64 ビット システムでネイティブの UEFI 2.0 以降をサポートしています。セキュア ブートなどの一部の機能では、UEFI 2.3.1 が必要です。

  • Windows 7 と Windows Server 2008 R2:

    • 64 ビット システムで UEFI 2.0 以降をサポートしています。また、BIOS ベースの PC と、従来の BIOS 互換モードで実行されている UEFI ベースの PC もサポートしています。

    • CSM を使って従来の BIOS 互換モードで実行されているクラス 2 システム上でサポートしているので、従来の BIOS INT10 機能を使えます。

    • クラス 3 システム上ではサポートされていません。これらのオペレーティング システムは、ファームウェアに従来の BIOS INT10 サポートが存在していることを前提としていますが、クラス 3 UEFI 実装では使用可能でないためです。

    • また、Windows Server 2008 R2 は、Itanium ベースのシステムで EFI 1.10 をサポートしています。

  
  • UEFI モードでは、Windows のバージョンが PC のアーキテクチャと一致する必要があります。64 ビット UEFI PC は、64 ビット バージョンの Windows だけを起動できます。32 ビット PC は、32 ビット バージョンの Windows だけを起動できます。場合によっては、従来の BIOS モードで、32 ビットの Windows を 64 ビット PC 上で実行できることがあります。前提となるのは、製造元が 32 ビットの従来の BIOS モードを PC 上でサポートしていることです。

  • Windows は、UEFI 仕様で定義されている機能のサブセットをサポートしています。Windows の実装は明示的にファームウェアのより新しいリビジョンを確認しません

  • その他の UEFI 要件については、「UEFI のインストール メディア形式と既定の起動動作」と「UEFI の要件: 起動時間、実行時間、休止状態 (S4)」をご覧ください。

 

開始する前に

Windows を UEFI ベースの PC にインストールする前に、次の点に注意してください。

  • 一部のプラットフォームまたはハードウェア構成では、UEFI モードまたは従来の BIOS 互換モードで Windows がインストールされるようにするために、追加の手順を実行する必要がある場合があります。詳しくは、「UEFI モードまたは従来の BIOS モードでの起動」をご覧ください。

  • UEFI ハード ディスクでは、BIOS で使われるマスター ブート レコード (MBR) パーティション構造の代わりに、GUID パーティション テーブル (GPT) パーティション構造が要求されます。

    Windows の製品 DVD を使って Windows をインストールする場合は、Windows セットアップが、UEFI モードと BIOS 互換モードのどちらで PC が起動されたかを検出し、このモードの選択に基づいて Windows を構成します。

  • Windows プレインストール環境 (Windows PE) は、UEFI モードと BIOS 互換モードの両方をサポートするように構成することができます。

      

    PC が UEFI モードのときは、Windows PE のバージョンが PC のアーキテクチャと一致する必要があります。64 ビット UEFI ファームウェア モードの PC は、64 ビット バージョンの Windows PE だけを起動できます。32 ビット UEFI ファームウェア モードの PC は、32 ビット バージョンの Windows PE だけを起動できます。UEFI モードと従来の BIOS モードの両方をサポートしている PC では、BIOS メニュー設定を "UEFI モード" から "BIOS モード" に変えることによって、32 ビットの Windows PE を 64 ビット PC 上で実行できる場合があります。前提として、製造元が従来の BIOS モードをサポートしている必要があります。

     

    手順については、「WinPE: 起動可能な USB ドライブの作成」または「WinPE: ハード ドライブへのインストール (フラット ブートまたは非 RAM)」をご覧ください。

  • ファームウェア製造元への注意事項: C:\boot フォルダーや C:\EFI フォルダーのファイルなど、Windows 固有のブート ファイルを変更するツールやアプリケーションを使わないでください。これらのファイルを変更すると、PC の起動、休止状態からの復帰、またはシステム回復ツールの実行に影響が出ることがあります。その代わり、BCDboot などのツールを使ってブート順序を設定してください。詳しくは、「BCDboot のコマンド ライン オプション」をご覧ください。

関連項目

UEFI の要件

UEFI のインストール メディア形式と既定の起動動作 | UEFI の要件: 起動時間、実行時間、休止状態 (S4)

UEFI の機能

Microsoft Hardware Developer Central: ファームウェアとブート環境 | セキュア ブートの概要 | 出荷時に暗号化機能が組み込まれているドライブ

UEFI モードまたは従来の BIOS モードでの PC の起動

UEFI モードまたは従来の BIOS モードでの起動 | WinPE: UEFI モードまたは従来の BIOS モードでの起動

UEFI ハード ドライブとブート構成データの管理

ハード ドライブとパーティション | UEFI/GPT ベースのハード ドライブ パーティションの構成 | UEFI 用の BCD システム ストアの設定 | UEFI 検証オプション ROM ガイダンス | Windows UEFI ファームウェア更新プラットフォーム | Windows UEFI ファームウェア更新プラットフォームの機能の検証

フォーラム

Unified Extensible Firmware Interface フォーラム (UEFI フォーラム)

 

 

 

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