ハード ドライブとパーティション

ここでは、ハード ドライブ、ソリッド ステート ドライブ (SSD)、仮想ハード ドライブ (VHD) など、さまざまなドライブに Windows を展開する方法について説明します。また、Windows を展開するときに考慮する必要がある要素についても説明します。

Windows 10 の新機能

  • コンパクト OS と単一ソース作成を使って、より多くの領域をハード ドライブに確保します。「コンパクト OS、単一ソース作成、イメージの最適化」をご覧ください。
  • FFU イメージ形式を使って、イメージをより高速にデバイスに適用します。「Full Flash Update (FFU) を使って Windows を展開する」をご覧ください。
  • Windows 10 デスクトップ エディション (Home、Pro、Enterprise、Education) では、パーティション レイアウトが変更されています。個別の回復ツール イメージを使っていますが、Windows では、PC のリカバリー機能を使う場合に、システム全体を回復するための個別のイメージが必要なくなりました。これにより、数 GB 単位でドライブ領域を節約できます。

    Windows 回復ツール パーティションは、Windows パーティションの直後に配置することをお勧めします。こうすると、今後の更新でより大きな回復イメージが必要となる際に、後で Windows によってパーティションに変更を加えたり再作成したりすることができます。

    Windows を展開するスクリプトを使う場合は、さまざまなデバイス ファームウェアの種類 (新しい UEFI ベースの BIOS や従来の BIOS) 向けに作成された新しいサンプル スクリプトをご覧ください。詳しくは、「UEFI/GPT ベースのハード ドライブ パーティション」と「BIOS/MBR ベースのハード ドライブ パーティション」をご覧ください。

  • SSD ドライブでは、Windows システム評価テスト (WinSAT) を実行する必要がなくなりました。Windows によって SSD ドライブが検出され、適宜調整されます。
  • UEFI/GPT ベースのドライブでは、MSR パーティションの推奨サイズが 128 MB から 16 MB へと小さくなりました。

ドライブの種類

ハード ディスク ドライブやソリッド ステート ドライブなどのハード ドライブに Windows をインストールできます。さらにセキュリティを高めるには、出荷時にあらかじめ暗号化機能が組み込まれているハード ドライブを使います。1 台のコンピューターが複数のドライブを備えている場合もあります。

ソリッド ステート ドライブ

ソリッド ステート ドライブ (SSD) は、ソリッドステート メモリを使って永続的なデータを格納するハード ドライブです。SSD に Windows をインストールするには、16 GB 以上の空き容量が必要です。ドライブ領域と RAM に関する考慮事項について詳しくは、「コンパクト OS、単一ソース作成、イメージの最適化」をご覧ください。

   SSD ドライブでは、Windows システム評価テスト (WinSAT) を実行する必要がなくなりました。Windows によって SSD ドライブが検出され、適宜調整されます。
 

Advanced Format ドライブ

いくつかの Advanced Format ドライブを使って、追加のドライブの容量を追加できます。

Advanced Format 512 エミュレーション (512e) ドライブは、BIOS ベースまたは UEFI ベースのコンピューターでサポートされます。

Advanced Format 4K ネイティブ (4Kn) ドライブは、UEFI ベースのコンピューターでのみサポートされます。

警告  

Advanced Format 4K ネイティブ ドライブ (4 KB セクター) のドライブの場合、FAT32 ファイル形式の制限があるため、最小パーティション サイズは 260 MB です。FAT32 ドライブのパーティションの最小サイズは、セクター サイズ (4 KB) x 65527 = 256 MB と計算されます。詳しくは、「UEFI/GPT ベースのハード ドライブ パーティションの構成」をご覧ください。

 

出荷時に暗号化機能が組み込まれているハード ドライブ

展開環境を保護するには、出荷時にあらかじめ暗号化機能が組み込まれているハード ドライブを使うことで、Windows や他のソフトウェアをインストールする前に、未承認のアクセスを防止することができます。詳しくは、「出荷時に暗号化機能が組み込まれているドライブ」をご覧ください。

複数のハード ドライブ

複数のハード ドライブがあるデバイスに Windows をインストールする場合は、ディスクのロケーション パスを使って、イメージを目的のドライブに適用することができます。

そのためには、diskpart SELECT DISK=<disk location path> コマンドを使って各ドライブを選択します。例:

SELECT DISK=PCIROOT(0)#PCI(0100)#ATA(C00T00L00)

  

DiskPart ツールで、システム ドライブがディスク 0 として表示されない場合があります。再起動したときに、異なる番号がドライブに割り当てられる可能性があります。ドライブ構成が同じでも、コンピューターが異なると、ディスク番号も異なる可能性があります。

詳しくは、「複数のハード ドライブを構成する」と「ハード ディスクのロケーション パスのフォーマット」をご覧ください。

 

パーティション

ハード ドライブを複数のパーティションに分割できます。システム パーティション、回復パーティション、Windows パーティション、データ パーティションを別々に作成できます。

Windows パーティションやデータ パーティションのセキュリティを強化するために、BitLocker を使ってパーティションを暗号化できます。詳しくは、「BitLocker ドライブ暗号化」をご覧ください。

パーティションの種類は、コンピューターのファームウェアと一致している必要があります。Windows は、次のいずれかの種類のファームウェアに基づくハード ドライブにインストールできます。

  • 基本入出力システム (BIOS).マスター ブート レコード (MBR) パーティション構造を使います。

  • Extensible Firmware Interface (EFI) (クラス 1): GUID パーティション テーブル (GPT) のパーティション構造を使います。

  • Unified Extensible Firmware Interface (UEFI) クラス 2: GPT パーティション構造を使います。MBR パーティション構造など、BIOS 機能を使用できるようにする互換性サポート モジュール (CSM) も含まれます。このモジュールは、ファームウェアで有効または無効に設定できます。

  • Unified Extensible Firmware Interface (UEFI) クラス 3: GPT パーティション構造を使います。

システムの種類を確認するには、ハードウェアの製造元にお問い合わせください。

システム パーティションとユーティリティ パーティション

システム パーティションは、Windows の読み込みに必要なハードウェア固有のファイルが含まれるパーティションです。

既定では、Windows セットアップ中に、Windows がこれらのハードウェア固有のファイルを独立したパーティションに格納します。これで、コンピューターで次のものを使うことができます。

  • セキュリティ ツール。BitLocker など、一部のセキュリティ ツールでは、独立したシステム パーティションが必要です。

  • 回復ツール。Windows 回復環境 (Windows RE) など、一部の回復ツールでは、独立したシステム パーティションが必要です。

  • 複数のオペレーティング システム。複数のオペレーティング システム (デスクトップ エディション用 Windows 10 と Windows 7 など) がコンピューターにインストールされている場合は、オペレーティング システムの一覧が表示されます。ユーザーはこの一覧から、起動するオペレーティング システムを選ぶことができます。システム ブート ファイルが独立したパーティションにあれば、Windows パーティションを簡単に削除したり、パーティションを新しい Windows のコピーと簡単に置き換えたりできます。

Windows パーティションの前に、システム ユーティリティ パーティションを追加することをお勧めします。パーティションをこのような順序にしておくと、システム全体の回復が必要になった場合に、回復ツールがシステム パーティションやユーティリティ パーティションを上書きするのを防ぐことができます。

イメージの適用時にシステム パーティションを構成する方法について詳しくは、「Windows パーティション、システム パーティション、回復パーティションのキャプチャと適用」をご覧ください。

Microsoft 予約パーティション (MSR)

MSR は、UEFI/GPT システム上で従来隠しセクターを使っていたソフトウェア コンポーネントをサポートするために使われます。

MSR パーティションの構成について詳しくは、「UEFI/GPT ベースのハード ドライブ パーティションの構成」をご覧ください。

MSR パーティションについて詳しくは、Windows と GPT の FAQ に関するページをご覧ください。

回復パーティション

ハード ドライブの最後に Windows 回復環境 (Windows RE) 用の個別のパーティションを追加することをお勧めします。このパーティションの順序を利用することで、今後の更新で Windows RE ツール パーティションへの追加やこのパーティションの置き換えが必要になった場合に、パーティション サイズを自動的に管理できるようになります。

BIOS/MBR ベースのシステムでは、Windows RE ツール パーティションとシステム パーティションを結合することができます。ドライブ領域を節約するために、4 パーティションの制限を回避する論理パーティションの作成を検討してください。詳しくは、「BIOS/MBR ベースのハード ディスクに 5 つ以上のパーティションを構成する」をご覧ください。

デスクトップ エディション用 Windows 10 では、システム全体を回復するための個別のイメージを作成し、管理する必要がなくなりました。Windows では、組み込みツールを使ってリフレッシュしたり、初期状態に戻したりすることができます。

データ パーティション

データ パーティションは、ユーザー データを格納するパーティションです。データ パーティションが独立していると、プライマリ オペレーティング システムを入れ替える場合や、1 台のデバイス上に複数のオペレーティング システム (Windows 10 と Windows 7 など) がインストールされている場合に、メンテナンスが簡単になります。デバイスに複数のハード ドライブがある場合、データ パーティションをもう 1 つのドライブに格納できます。

警告  

通常のドライブ 1 台の構成では、独立したデータ パーティションを使うことはお勧めしません。主な理由は次の 2 つです。

  • このパーティションは、ユーザー プロファイル フォルダーの外に格納されたデータを自動的に保護しない可能性があります。たとえば、guest ユーザーがアクセスできるファイルは、保護されていないデータ パーティションにあることがあります。
  • ユーザー プロファイル フォルダーの既定の場所を、システム ボリューム以外のいずれかのボリュームに変更すると、イメージをサービスできなくなります。コンピューターが、更新プログラム、修正プログラム、サービス パックを適用しない可能性があります。フォルダーの既定の場所を変更することに関する既知の問題の一覧については、FolderLocation 設定の既知の問題に関するページをご覧ください。
 

関連項目

コンテンツの種類参考資料

展開

UEFI/GPT ベースのハード ドライブ パーティションの構成BIOS/MBR ベースのハード ドライブ パーティションの構成BIOS/MBR ベースのハード ディスクに 5 つ以上のパーティションを構成する

複数のドライブ

複数のハード ドライブを構成するハード ディスクのロケーション パスのフォーマット内部および外部 SATA ポートの構成に関するページディスク ミラーリングの構成に関するページ

小さなドライブの使用

コンパクト OS、単一ソース作成、イメージの最適化

運用

Windows パーティション、システム パーティション、回復パーティションのキャプチャと適用Full Flash Update (FFU) を使って Windows を展開するVHD に Windows を展開する (ネイティブ ブート)出荷時に暗号化機能が組み込まれているドライブBitLocker ドライブ暗号化

トラブルシューティング

デュアル ブート PC でブート メニューを修復する

ツールと設定

UEFI ファームウェアWindows と GPT の FAQ に関するページBCDboot のコマンド ライン オプションDiskPart のコマンド ライン構文に関するページWIM と VHD と FFU: イメージ ファイル形式の比較

 

 

 

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