Windows パーティション、システム パーティション、回復パーティションのキャプチャと適用

Windows イメージ (.WIM) ファイルをキャプチャし、これを使って新しいデバイスに Windows を展開します。

各パーティションをキャプチャするのではなく、Windows パーティションだけをイメージにキャプチャして、そのイメージ内のファイルを使ってドライブ上に残りのパーティションを設定することができます。

次の図に、この処理を示します。

Windows パーティションのキャプチャを示す図

Dn898498.wedge(ja-jp,VS.85).gifイメージをキャプチャする準備

Dn898498.wedge(ja-jp,VS.85).gifイメージのキャプチャ

  1. Windows PE を使ってデバイスを起動します。

  2. 省略可能: 電源設定を高パフォーマンスに設定することにより、イメージのキャプチャが高速化されます。
    powercfg /s 8c5e7fda-e8bf-4a96-9a85-a6e23a8c635c
    
    
  3. Windows パーティションをキャプチャします。次に例を示します。

    Dism /Capture-Image /ImageFile:"D:\fabrikam.wim" /CaptureDir:C:\ /Name:Fabrikam
    

    D: は、USB フラッシュ ドライブまたはその他のファイル記憶域の場所です。

イメージの適用

ここでは、イメージを適用する方法をいくつか紹介します。

Dn898498.wedge(ja-jp,VS.85).gifイメージを手動で適用する

  1. 適用先のデバイスで、DiskPart スクリプトを使って、ハード ドライブ パーティションを構成してフォーマットします。詳しくは、「UEFI/GPT ベースのハード ドライブ パーティションの構成」または「BIOS/MBR ベースのハード ドライブ パーティションの構成」をご覧ください。

      

    Windows が既にインストールされているボリュームにイメージを適用すると、以前のインストールのファイルが削除される可能性があります。新しいイメージを適用する前に、DiskPart などのツールを使って、ボリュームをフォーマットします。次に例を示します。

     
    diskpart /s D:\CreatePartitions-UEFI.txt
    

    D: は、USB フラッシュ ドライブまたはその他のファイル記憶域の場所です。

    これらの DiskPart の例では、パーティションに割り当てられるドライブ文字は、システム = S、Windows = W、回復 = R になります。

    ドライブ文字の競合を避けるために、Windows ドライブ文字はアルファベットの終わりに近い文字 (W など) に変更することをお勧めします。ただし、X は使わないでください。このドライブ文字は、Windows PE 用に予約されています。デバイスの再起動後、Windows パーティションには文字 C が割り当てられますが、他のパーティションにはドライブ文字が割り当てられません。

    再起動すると、ディスク文字は、Windows セットアップの構成とは関係なく、Windows PE によって文字 C からアルファベット順に再度割り当てられます。この構成は、USB フラッシュ ドライブなど、取り付けられているドライブの種類に応じて異なります。

  2. 省略可能: 電源設定を高パフォーマンスに設定することにより、イメージのキャプチャが高速化されます。
    powercfg /s 8c5e7fda-e8bf-4a96-9a85-a6e23a8c635c
    
    
  3. Windows パーティションにイメージを適用します。

    dism /Apply-Image /ImageFile:D:\install.wim /Index:1 /ApplyDir:W:\
    

    W: は、Windows パーティションです。

  4. BCDBoot ツールを使って、システム パーティションを構成します。このツールでは、Windows パーティションのファイルを使って、システム パーティションのファイルをコピーして構成します。次に例を示します。

    W:\Windows\System32\bcdboot W:\Windows /s S:
    
  5. Windows 回復環境 (RE) ツールを回復ツール パーティションにコピーします。

    md R:\Recovery\WindowsRE
    copy C:\Windows\System32\Recovery\winre.wim R:\Recovery\WindowsRE\winre.wim
    

    R: は、回復パーティションです。

  6. REAgentC を使って、WindowsRE ツールの場所を登録します。

    W:\Windows\System32\reagentc /setreimage /path R:\Recovery\WindowsRE /target W:\Windows
    

Dn898498.wedge(ja-jp,VS.85).gifスクリプトを使ってイメージを適用する

  1. 前提条件: イメージを展開する DiskPart スクリプトを作成します。サンプルについては、CreatePartitions-UEFI.txt または CreatePartitions-BIOS.txt を利用してください。

  2. 次のスクリプトをメモ帳にコピーし、ApplyImage.bat として保存します。

    rem == ApplyImage.bat ==
    
    rem == These commands deploy a specified Windows
    rem    image file to the Windows partition, and configure
    rem    the system partition.
    
    rem    Usage:   ApplyImage WimFileName 
    rem    Example: ApplyImage E:\Images\ThinImage.wim ==
    
    rem == Set high-performance power scheme to speed deployment ==
    call powercfg /s 8c5e7fda-e8bf-4a96-9a85-a6e23a8c635c
    
    rem == Apply the image to the Windows partition ==
    dism /Apply-Image /ImageFile:%1 /Index:1 /ApplyDir:W:\
    
    rem == Copy boot files to the System partition ==
    W:\Windows\System32\bcdboot W:\Windows /s S:
    
    :rem == Copy the Windows RE image to the
    :rem    Windows RE Tools partition ==
    md R:\Recovery\WindowsRE
    xcopy /h W:\Windows\System32\Recovery\Winre.wim R:\Recovery\WindowsRE\
    
    :rem == Register the location of the recovery tools ==
    W:\Windows\System32\Reagentc /Setreimage /Path R:\Recovery\WindowsRE /Target W:\Windows
    
    :rem == Verify the configuration status of the images. ==
    W:\Windows\System32\Reagentc /Info /Target W:\Windows
    
  3. 展開先のコンピューターで、Diskpart スクリプトと ApplyImage スクリプトを実行してイメージをコンピューターに適用し、システム パーティション、Windows パーティション、回復パーティションを設定します。次に例を示します。

    diskpart /s D:\CreatePartitions-UEFI.txt
    ApplyImage E:\Images\ThinImage.wim
    

    E:\Images\ThinImage.wim は、Windows イメージ ファイルの名前です。

      DISM /Apply-Image コマンドが失敗した場合は、その Windows イメージに対してサポートされているバージョンの DISM を使っているかどうかを確認してください。たとえば、Windows 10 イメージを適用するには、Windows 10 バージョンの DISM が必要です。
     

Dn898498.wedge(ja-jp,VS.85).gif個別のパーティションをキャプチャして適用する (BIOS デバイスのみ)

  1. 参照デバイスで、DISM /Capture-Image を使って各パーティションを個別にキャプチャし、DISM /Apply-Image を使ってそれらのイメージを対象となるデバイスに適用します。

    この方法では、システム パーティションを柔軟に設定できます。UEFI ベースのデバイスの場合は、EFI システム パーティションや MSR パーティションのキャプチャと適用を行わないでください。これらのパーティションはデバイスによって管理されます。

  2. BCDBoot コマンドを使って、システム パーティションを設定します。

    bcdboot C:\Windows
    

Dn898498.wedge(ja-jp,VS.85).gifドライブ全体をキャプチャし適用する

関連トピック

UEFI/GPT ベースのハード ドライブ パーティションの構成
BIOS/MBR ベースのハード ドライブ パーティションの構成
BCDboot のコマンドライン オプション
REAgentC のコマンド ライン オプション

 

 

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