情報
要求されたトピックは次のとおりです。しかし、このトピックはこのライブラリには含まれていません。

進行状況バー

適切なコントロールかどうかの判断基準
デザイン コンセプト
使用パターン
ガイドライン
   全般
   確定型の進行状況バー
   不確定型の進行状況バー
   モードレス進行状況バー
   モーダル進行状況バー
   残り時間
   進行状況バーの色
   メーター
推奨されるサイズと間隔
ラベル

"進行状況バー" を使用すると、長い時間を必要とする処理の進行状況をユーザーが確認できます。進行状況バーには、完了した処理のおおよその割合を示すバー (確定型) と、単に処理が進行中であることを示すバー (不確定型) があります。

ユーザビリティに関する調査で、応答時間が 1 秒を超えると気になりだすという結果が出ています。この理由から、完了まで 2 秒以上かかる処理を長いものと見なし、何らかの形で進行状況をフィードバックすることを検討する必要があります。

典型的な進行状況バーのスクリーン ショット

典型的な進行状況バー

注: レイアウトに関するガイドラインは、別の項目として記載しています。

適切なコントロールかどうかの判断基準

以下の点に基づいて判断します。

  • 5 秒以内に処理が完了するかどうか。該当する場合は、進行状況バーを表示するには処理時間が短すぎるので、代わりにアクティビティ インジケーターを使用します。ほとんどの場合は 5 秒以下で完了するが 5 秒を超えることもある処理に対しては、まずビジー ポインターを表示し、5 秒経過後に進行状況バーに切り替える方法を使用します。
  • 不確定型の進行状況バーを、ユーザーの作業完了を待つ間に表示するかどうか。該当する場合は、進行状況バーの使用は不適切です。進行状況バーは、コンピューターの処理の進行状況を示すものであり、ユーザーの作業の進行状況を示すものではありません。
  • 不確定型の進行状況バーをアニメーションと共に使用するかどうか。該当する場合は、両方を同時に使用せず、アニメーションだけにします。不確定型の進行状況バーは、実質的には単純なアニメーションなので、アニメーションと併用する意味はありません。
  • 処理が非常に長い時間のかかる (2 分を超える) バックグラウンド タスクで、ユーザーにとって進行状況がそれほど重要でなく、完了のみ知らせるのが適切であるかどうか。該当する場合は、代わりに通知を使用します。この場合、ユーザーは完了するまで他のタスクを行い、進行状況は監視しません。通知を使用することで、ユーザーは妨げられることなく他のタスクを実行できます。このような長い処理の例としては、印刷、バックアップ、システム スキャン、データの一括転送や一括変換などがあります。
  • 処理が完了したときに、ユーザーが結果を再現できるかどうか。該当する場合は、代わりにスライダーを使用します。このような処理の例には、ビデオ録画、オーディオ録音、およびそれらの再生などがあります。

    Media Player とスライダーのスクリーン ショット

    この例では、サウンドの再生中にスライダーで進行状況を示しています。この方法を使用すれば、ユーザーが後で結果を再現できます。

デザイン コンセプト

長い処理の間、ユーザーは行われている処理に関するおおまかな情報を必要とします。また、以下の情報も要求します。

  • 長時間を要する処理が開始された。
  • 処理が進行中であり、最終的には完了する (ロックアップしているのではない)。
  • 完了した処理のおおよその割合 (および未完了の割合)。
  • 待ち続けるに値しなければ、取り消すべき処理かどうか。
  • 処理が完了するまで待つのではなく、別の作業を行うことが可能かどうか。

処理時間の長さが有限である場合は、確定型の進行状況バーを使用します。これは、時間を正確に予測できない場合であっても同じです。不確定型の進行状況バーでは、進行中であることが示されますが、その他の情報は示されません。正確に予測できない可能性があるという理由だけで、不確定型の進行状況バーを選択しないでください。

たとえば、処理に 5 つのステップがあり、それぞれのステップに必要な時間の長さは有限であるとします。ただし、各ステップにかかる時間は大きく変化することがあるものとします。この場合は確定型の進行状況バーを使用し、各ステップで通常かかる時間の比率に基づいて、ステップが完了するごとに進行状況を示します。確定型の進行状況バーでは処理がロックアップしたと誤解されるような場合にのみ、不確定型の進行状況バーを使用します。

最も重要な点
長い処理における進行状況のフィードバックを提供し、上記の情報が明確に伝わるようにします。可能な限り確定型の進行状況バーを使用してください。

使用パターン

進行状況バーにはいくつかの使用パターンがあります。

確定型の進行状況バー

確定型のモーダル進行状況バー
左から右へバーを塗りつぶすことで処理の進行状況を示します。処理が完了するとすべて塗りつぶされます。                                 
このフィードバックはモーダルであるため、処理が完了するまで、ユーザーはそのウィンドウ内 (モーダル ダイアログ ボックス内に表示されている場合はその親) で別のタスクを実行できません。

モーダル ウィンドウの進行状況バーのスクリーン ショット

この例では、構成中のフィードバックが進行状況バーにより提供されています。

取り消しや停止のためのボタンが付いた確定型のモーダル進行状況バー
処理が長すぎる場合や待ち続けるに値しない場合に、ユーザーは処理を停止できます。

停止ボタンが付いた進行状況バーのスクリーン ショット

この例では、ユーザーは処理を停止するボタンをクリックすることで、環境を現在の状態のままにできます。

取り消しや停止のためのボタンに加えて、アニメーションが付いた確定型のモーダル進行状況バー
ユーザーが処理を停止できることに加えて、処理の影響を目で確認できます。

アニメーションが付いた進行状況バーのスクリーン ショット

この例では、ユーザーは処理を停止するボタンをクリックすることで、環境を現在の状態のままにできます。

2 本の確定型のモーダル進行状況バー
複数ステップを含む処理の進行状況を示します。上の進行状況バーで現在のステップの進行状況を示し、下の進行状況バーで全体の進行状況を示します。
上の進行状況バーでは追加情報がほとんど提供されず、またかなり気を散らすものになり得るので、このパターンはお勧めしません。代わりに、処理内のすべてのステップで 1 つの進行状況を構成し、単一の進行状況バーを 1 回で完了させます。

現在の進行状況バーと全体の進行状況バーのスクリーン ショット

この例では、上の進行状況バーで現在のステップの進行状況を示し、下の進行状況バーで全体の進行状況を示しています。

注: 通常このパターンは不要であり、使用は避けるようにしてください。

確定型のモードレス進行状況バー
左から右へバーを塗りつぶすことで処理の進行状況を示します。処理が完了するとすべて塗りつぶされます。
モーダル進行状況バーとは異なり、処理中でもユーザーは他のタスクを実行できます。この進行状況バーは、コンテキスト内またはステータス バー上に表示できます。

ステータス バー上に表示された進行状況バーのスクリーン ショット

この例では、Windows® Internet Explorer® のステータス バー上に、Web ページ読み込みの進行状況が表示されています。ページの読み込み中に、ユーザーは他のタスクを実行できます。

不確定型の進行状況バー

不確定型のモーダル進行状況バー
バー内を左から右へと繰り返し移動するアニメーションで、処理が進行中であることを示します。                                 
進行状況の開始から終了までを確定できない処理の場合にのみ使用します。そのため、完了割合は示されません。確定型の進行状況バーでは、完了した処理のおおよその割合が示され、ユーザーは待ち続けるに値する処理かどうかを判断できます。また、目障りになりにくいという利点もあるため、確定型の進行状況バーの使用をお勧めします。

不確定型のモーダル進行状況バーのスクリーン ショット

この例では、Windows Update による更新プログラムの検索中、処理が進行中であることが不確定型の進行状況バーで示されています。

不確定型のモードレス進行状況バー
バー内を左から右へと繰り返し移動するアニメーションで、処理が進行中であることを示します。
モーダル進行状況バーとは異なり、処理中でもユーザーは他のタスクを実行できます。この進行状況バーは、コンテキスト内またはステータス バー上に表示できます。

Outlook ウィンドウ内に表示された細い進行状況バーのスクリーン ショット

この例では、Microsoft Outlook® で連絡先のプロパティを入力している間に、不確定型のモードレス進行状況バーが使用されています。この作業の進行中、ユーザーはこのプロパティ ウィンドウの使用を継続できます。

メーター

メーター
進行状況には関係しない割合を示します。                                 
このパターンは進行状況バーではありませんが、進行状況バー コントロールを使用して実装されます。実際の進行状況バーと区別するため、メーターの外観は異なります。

ディスク空き領域が表示されたメーターのスクリーン ショット

この例では、ディスク ドライブの使用領域の割合がメーターで示されています。

ガイドライン

全般

  • 長い処理を実行するときに進行状況をフィードバックします。進行しているかどうかをユーザーが推測する必要がないようにします。
  • 実際の進行状況を明確に示します。処理が進行したら、進行状況バーに反映される必要があります。予測される所要時間の幅が大きい場合は、バーの長さと時間の尺度を変えて、長時間かかる処理の進行状況を示すことを検討します。ユーザーが誤って、プログラムがロックアップしたと判断することがないよう配慮してください。
  • 進行していない場合も、それを明確に示します。処理が進行していなければ、進行状況バーが進まないようにする必要があります。決して完了するはずのない処理をユーザーが待ち続けることがないように配慮してください。
  • 有用な進行状況の詳細を提供します。進行状況の追加情報を提供します。ただし、ユーザーがその情報に基づく何らかの作業を行うことができる場合に限ります。テキストは、ユーザーが読むのに十分な時間、表示されるようにします。

    転送速度が表示された進行状況バーのスクリーン ショット

    この例では、ユーザーは転送速度を確認できます。ここでは、転送速度が低いことから、より帯域幅の広いネットワーク接続が必要であるとわかります。

  • 不要な詳細は提供しません。一般に、ユーザーは実行中の処理の詳細を気にしません。たとえば、セットアップ プログラムを使用している場合に、どのファイルをコピー中であるとか、システム コンポーネントを登録中であるとかの詳細については、期待する情報ではないのでユーザーは気にしません。通常、適切なラベルが付けられた進行状況バーさえあれば、十分な情報を提供できます。進行状況に関する追加情報は、ユーザーがそれに基づく何らかの作業を行うことができる場合にのみ提供します。ユーザーが気にしない詳細を提供することにより、ユーザーの手順は過剰に複雑でテクニカルなものになります。デバッグのために詳細情報が必要な場合でも、リリース ビルドではそれらを表示しないでください。

    正しい例:
    インストールの進行状況を示すスクリーン ショット

    この例では、ラベル付けした進行状況バーで十分です。

    正しい例:
    転送速度が表示された進行状況バーのスクリーン ショット

    この例では、ユーザーの選択したファイルが Windows エクスプローラでコピーされているので、コピー中のファイル名を表示することは有効です。

    間違った例:
    登録の進行状況を示すスクリーン ショット

    この例では、セットアップ プログラムにより、ユーザーにとって意味のない詳細が提供されています。

  • 有用なアニメーションを提供します。適切なアニメーションを使用すると、処理を目で確認することができるので、ユーザー エクスペリエンスが向上します。優れたアニメーションは、テキストだけの表示よりインパクトがあります。たとえば、Outlook の削除コマンド用の進行状況バーには、ファイルを回復できる場合はごみ箱が表示され、回復できない場合にはごみ箱が表示されません。

    削除の進行状況を示すスクリーン ショット

    この例では、ごみ箱を表示しないことで、ファイルが完全に削除されることを強調しています。この追加情報は、テキストだけではこれほど効果的に伝わりません。

  • 不要なアニメーションは使用しません。アニメーションは、通常、実際のタスクとは別のスレッドで実行されるため、処理がロックアップしても進行中であるかのように表示されて誤解を招くことがあります。また、処理が予想よりも遅い場合に、ユーザーがその一因としてアニメーションを疑うこともあります。したがって、明白な根拠がある場合にのみアニメーションを使用し、ただユーザーを楽しませたいという目的では使用しないようにします。
  • アニメーションは、進行状況バーの上方中央に配置します。進行状況バーにラベルがある場合は、アニメーションをその上方に配置します。進行状況バーの右側に取り消しや停止のためのボタンがある場合は、それらのボタンも含めて中央を決めます。
  • 非常に長く (2 分以上)、頻度が少なく、かつ重要な処理の場合にのみ、完了時に音を鳴らします。重要な処理が行われている間に、ユーザーが別のことに注意を向けている可能性がある場合、サウンド効果でユーザーの注意を引くことができます。これ以外の状況での完了時のサウンド効果は、耳障りでわずらわしいものになります。
  • 進行状況の更新や処理の完了を示すために入力フォーカスを取得しないでください。ユーザーは待機中に他のプログラムに切り替えていることが多く、操作の中断は望んでいません。バックグラウンド タスクをフォアグラウンドに移動しないでください。
  • テクニカル サポートへの配慮は不要です。進行状況バーで提供されるフィードバックは、必ずしも正確ではなく、またすぐに消え去ります。そのため、テクニカル サポート用に情報を提供する優れたメカニズムとはいえません。したがって、セットアップ プログラムなどで処理が失敗する可能性のある場合も、テクニカル サポートのみに有用な進行状況の追加情報は提供しないでください。代わりに、ログ ファイルなどの別のメカニズムを使用してテクニカル サポート情報を記録します。

    間違った例:
    サーバー名が表示された進行状況バーのスクリーン ショット

    この例では、テクニカル サポート用の詳細情報が進行状況バーに示されています。

  • 進行状況バー上には、完了率のパーセントやその他のどのようなテキストも配置しません。このようなテキストは判読できず、テーマを使用した際に互換性がなくなります。

    間違った例:
    バーの上にテキストが表示された進行状況バーのスクリーン ショット

    この例では、進行状況バー上にパーセントを示すテキストが表示されていますが、これは判読できません。

  • 進行状況バーとビジー ポインターを組み合わせて使用しません。どちらかのみを使用し、両方を同時に使用しないでください。
  • 縦型の進行状況バーは使用しません。横型の進行状況バーの方が、配置と流れの面で自然です。

確定型の進行状況バー

  • 処理時間の長さが有限である場合は、確定型の進行状況バーを使用します。これは、時間を正確に予測できない場合であっても同じです。不確定型の進行状況バーでは、進行中であることが示されますが、その他の情報は示されません。正確に予測できない可能性があるという理由だけで、不確定型の進行状況バーを選択しないでください。
  • 進行状況の段階を明確に示します。進行状況バーは、処理が初期、中間、または終期のどの段階にあるかを明示できる必要があります。たとえば、進行状況バーが最初から 99% 完了を示し、それから長い時間そのままの状態であれば、それには情報価値がなく単にわずらわしいだけです。このような場合は、最初の進行が最大でも 33% にとどまるようにし、まだ初期段階であることを示します。
  • 完了を明確に示します。処理が完了しない限り、進行状況バーが 100% に到達しないようにします。
  • 残り時間を正確に見積もることができるのであれば、それを提供します。正確に見積もられた残り時間は有用ですが、見積もりがまったくの見当違いであったり、頻繁に大きく変わる場合は役に立ちません。正確な見積もりを提供するために、何らかの処理を実行する必要がある場合は、該当する場合は、処理の初期段階では、不正確な可能性のある見積もりを表示しないようにします。
  • バーの進行を再開させないでください。処理の 1 つのステップが完了したからといって、バーを再び最初から進行させると、進行状況バーの価値は失われます。これでは、ユーザーは処理がいつ完了するのかわかりません。代わりに、処理内のすべてのステップで 1 つの進行状況を構成し、進行状況バーを 1 回で完了させます。

    間違った例:
    進行状況バーが再開されたスクリーン ショット

    この例では、ファイル コピーのステップに処理が移行した時点で、そのステップ用に進行状況バーがリセットされています。これでは、どの程度進行したのか、残り時間はどのくらいかなど、ユーザーにはわからなくなります。

  • バーの進行を後退させないでください。バーの進行が後退すると、再開したときと同じようにその価値は失われます。進行状況バーは 1 方向だけに進ませます。ただし、進行速度は変化することがあるので、残り時間の増減は可能です。

不確定型の進行状況バー

  • 進行状況の開始から終了までを確定できない処理の場合にのみ、不確定型の進行状況バーを使用します。処理時間の長さが有限でない場合や、処理でアクセスするオブジェクト数が不明の場合は、不確定型の進行状況バーを使用します。時間ベースの処理で制限時間を設けるには、タイムアウトを使用します。
  • 進行状況の開始から終了までを確定できるようになったら、確定型の進行状況バーに切り替えます。たとえば、オブジェクト数を特定するのに 2 秒をはるかに超える時間がかかる場合、オブジェクト数を数えている間は不確定型の進行状況バーを使用し、後で確定型の進行状況バーに切り替えることができます。
  • 不確定型の進行状況バーには、完了率のパーセントや推定残り時間を表示しません。これらの情報を提供できるのであれば、代わりに確定型の進行状況バーを使用します。
  • 不確定型の進行状況バーはアニメーションと組み合わせて使用しません。不確定型の進行状況バーは、実質的には単純なアニメーションなので、両方ではなくどちらか一方を使用します。

    正しい例:
    サーバー検出の進行状況を示すスクリーン ショット

    この例では、アニメーションだけを使用して、処理中であることを示しています。

モードレス進行状況バー

  • 処理の進行中に、ユーザーが何か生産的なことを実行できる場合は、モードレス フィードバックを提供します。場合によっては、進行中の処理の完了が要件となる一部機能を無効化する必要があります。
  • ウィンドウにアドレス バーがある場合は、モードレスな進行状況をアドレス バーに表示します。

    進行状況バーがアドレス バーの一部となっているスクリーン ショット

    この例では、モードレスな進行状況がアドレス バーに表示されています。

  • アドレス バーがなくても、ステータス バーがある場合は、モードレスな進行状況をステータス バーに表示します。ステータス バー内の進行状況の左側に、対応するテキストを配置します。

    進行状況バーがステータス バーの一部となっているスクリーン ショット

    この例では、モードレスな進行状況がステータス バーに表示されています。

モーダル進行状況バー

  • モーダル進行状況バーは、進行状況ページまたは進行状況ダイアログ ボックスに配置します。
  • 完了まで数秒以上かかる処理、または完了しない可能性のある処理の場合は、処理を停止するためのコマンド ボタンを提供します。取り消すことで、副次的な影響なしに環境が以前の状態に戻される場合は、ボタンに "キャンセル" というラベルを付けます。これ以外の場合は、部分的に処理が完了した状態のままになることを示すために、ボタンに "停止" というラベルを付けます。処理のある時点で環境を元の状態に戻すことが不可能になる場合は、処理の途中でボタンのラベルを "キャンセル" から "停止" に変更できます。コマンド ボタンと進行状況バーの上下位置は上揃えにするのではなく、中央揃えにします。

    正しい例:
    ネットワーク待機の進行状況を示すスクリーン ショット

    この例では、ネットワーク接続の停止に副次的な影響がないので、"キャンセル" が使用されています。

    正しい例:
    コピー終了までの残り時間を表示する進行状況バーのスクリーン ショット

    この例では、コピーの停止でコピー後のファイルが残るので、コマンド ボタンには "停止" が使用されています。

    間違った例:
    [検索] 進行状況バーと [停止] ボタンのスクリーン ショット

    この例では、検索の停止に副次的な影響はないので、コマンド ボタンのラベルは "キャンセル" にする必要があります。

残り時間

確定型の進行状況バーの場合:

  • 以下の時刻形式を使用します。以下のうち最大時間単位がゼロでない形式から始めて、最大時間単位がゼロになった時点で次の形式に移行します。

    進行状況バーの場合:

    関連情報をコロン形式で表示する場合:
    残り時間: h 時間 m 分
    残り時間: m 分 s 秒
    残り時間: s 秒

    画面領域を優先する場合:
    残り h 時間 m 分
    残り m 分 s 秒
    残り s 秒

    その他の場合:
    残り h 時間 m 分です
    残り m 分 s 秒です
    残り s 秒です

    タイトル バーの場合:
    hh:mm 残り
    mm:ss 残り
    0:ss 残り

    重要な情報がタスク バーで切り捨てられないよう、このようなコンパクトな形式で最初に示します。

  • 見積もりは正確に行いますが、正確に見せかけた情報は提示しません。最大単位が時間の場合は、有用な場合に分を提示しますが、秒は提示しません。

    間違った例:
    hh 時間 mm 分 ss 秒

  • 見積もりを最新の状態に保ちます。残り時間の見積もりは、少なくとも 5 秒ごとに更新します。
  • 残り時間に情報を集中します。これこそユーザーが最も気にする情報です。合計経過時間は、タスクが繰り返されそうなときなどの、経過時間が役立つシナリオのみで提示します。残り時間の見積もりが進行状況バーと共に表示される場合は、完了率のパーセントは表示しません。この情報は進行状況バー自体で表現されます。
  • 文法的に正しくします。数値が 1 の場合は単数形を使用します (英語の場合)。

    間違った例:
    1 minutes, 1 seconds

  • センテンス スタイルの大文字化を使用します。

進行状況バーの色

  • 赤または黄色の進行状況バーは、タスクの最終結果ではなく、進行のステータスを示すためにのみ使用します。赤または黄色の進行状況バーは、タスク完了のためにユーザーが何らかのアクションを起こすことが必要であることを示します。状況を回復できない場合は、進行状況バーを緑のままにしてエラー メッセージを表示します。
  • 進行を妨げている "ユーザーが回復可能な" 状況がある場合は、進行状況バーを赤に変えます。メッセージを表示し、問題を説明して、推奨される解決策を提示します。
  • ユーザーがタスクを一時停止した場合、または進行を遅らせている (完全には止まっていない) 状況が存在する場合は、進行状況バーを黄色に変えます。この状況には、ネットワーク接続の品質が低い場合などが含まれます。ユーザーが一時停止した場合は、"一時停止" ボタンのラベルを "再開" に変更します。進行が遅くなっている場合は、メッセージを表示し、問題を説明して、推奨される解決策を提示します。

メーター

  • 進行状況バーは、進行状況を示すためにのみ使用します。進行には関係しない割合を示すにはメーターを使用します。

推奨されるサイズと間隔

進行状況バーのサイズと間隔を示す図

進行状況バーに推奨されるサイズと間隔

  • 進行状況バーの高さは常に推奨値に設定します。
    • 例外: 親ウィンドウが推奨される高さをサポートしない場合は、異なる高さを使用できます。
  • 進行状況バーをあまり目立たなくするには、最小幅を適用します。
  • 推奨される最大幅よりも長くしないでください。利用できる領域全体を進行状況バーで埋める必要はありません。
  • ウィンドウが進行状況バーの最大推奨幅よりもかなり広い場合は、進行状況バーの左右位置を中央揃えにします。

ラベル

進行状況バーのラベル

  • 静的テキスト コントロールを使用して簡潔なラベルを付け、何の処理が行われているのかを示します。ラベルは実行中の処理を示す語句から始めて、末尾に省略記号を付けます ("コピーしています..." など)。複数のステップがある処理、または複数のオブジェクトを処理する場合に、このラベルを動的に変更できます。
  • このコントロールは対話型ではないので、固有のアクセス キーは割り当てません。
  • センテンス スタイルの大文字化を使用します。
  • ユーザーが直接開始した処理ではない場合は、割り込みが発生した背景を説明してお詫びの言葉を添えるラベルを追加できます。この追加ラベルは、"お待ちください" という句から始めます。このラベルは、処理中は変えないようにします。

    ラベル付き進行状況バーのスクリーン ショット

    この例では、ユーザーが処理を直接開始していないので、ユーザーに待つようにお願いしています。

  • このラベルは進行状況バーの上方に配置し、ラベルの左端と進行状況バーの左端を揃えます。

進行状況バーの詳細

  • コロンで終わるラベルに続けて、静的テキストで詳細情報を提供します。詳細テキストの後に単位 (秒、キロバイトなど) を指定します。

    正しい例:
    転送速度が表示された進行状況バーのスクリーン ショット

    この例では、詳細情報に適切なラベルが付けられています。

    間違った例:
    適切なラベルが付いていない進行状況バーのスクリーン ショット

    この例では、詳細情報にラベルが付けられていないので、ユーザーがその意味を判断する必要があります。

  • センテンス スタイルの大文字化を使用します。
  • この詳細情報は進行状況バーの下方に配置し、ラベルの左端と進行状況バーの左端を揃えます。
  • 処理の完了または残りの割合を示すパーセント値は表示しません。これらの情報は進行状況バー自体で表現されます。

[キャンセル] ボタン

  • 取り消すことで、何の副次的な影響もなしに環境が以前の状態に戻される場合は、ボタンに "キャンセル" というラベルを付けます。これ以外の場合は、部分的に処理が完了した状態のままになることを示すために、ボタンに "停止" というラベルを付けます。
  • 処理のある時点で環境を元の状態に戻すことが不可能になる場合は、処理の途中でボタンのラベルを "キャンセル" から "停止" に変更できます。

進行状況ダイアログ ボックスのタイトル

  • モーダル ダイアログ ボックスに進行状況バーを表示する場合は、ダイアログ ボックスのタイトルはプログラムの名前または処理の名前にします。進行状況バーのラベルに使用する内容は、ダイアログ ボックスのタイトルには使用しません。

    正しい例:
    タイトルにタスク名が使用されている進行状況バーのスクリーン ショット

    この例では、タスク名がダイアログ ボックスのタイトルに使用されています。

    間違った例:
    ダイアログ ボックスのタイトルがラベルと重複しているスクリーン ショット

    この例では、ダイアログ ボックスのタイトルのテキストが、進行状況バーのラベルの言い換えになっています。代わりにプログラム名を使用する必要があります。

  • モードレス ダイアログ ボックスに進行状況バーを表示する場合は、タスク バー上での表示を最適にするため、識別に役立つ情報をタイトルの最初の方に簡潔にまとめます。例: "66% 完了。"
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