ソリューション、プロジェクト、およびファイルの管理 (Blend for Visual Studio)

Blend for Visual Studio 2012 で作業するときは、すべてのファイルが 1 つのプロジェクト フォルダーにまとめられます。このプロジェクト システムによって、すべての作業ファイルや参照ファイルは、[プロジェクト] パネルのローカルのフォルダー ツリーにすべて格納され、効率的に管理できます。

プロジェクト システムでは、簡単にスタートアップ ドキュメントだけをテストしたり、プロジェクト全体をテストしたりできます。準備が整ったときに特定の場所にプロジェクトをビルドすることも簡単です。プロジェクトをビルドした後で作成される最終的な製品は、次のように、プロジェクトの種類に依存します。

  • HTML Windows ストア プロジェクトは、パッケージ化して Windows ストアに送信できる Windows ストア アプリケーションをビルドします。

  • XAML Windows ストア プロジェクトは、Microsoft Windows ベースの標準アプリケーション (.exe) をビルドします。

Blend ドキュメントは、Extensible Application Markup Language (XAML) または Hypertext Markup Language (HTML) という 2 種類のマークアップ言語のうちのどちらかに基づいています。Blend では、他の多くのアプリケーションと同様に、新しい XAML ドキュメントまたは HTML ドキュメントの作成や、既存ドキュメントを開いたり、保存、削除することができます。ドキュメントをコピーしたり名前を変更することもできます。また、Blend は基本的なプロジェクトの回復機能やプロジェクトの削除機能も備えています。[ファイル]、[編集]、[プロジェクト] の各メニューにあるコマンドを使用して、ドキュメントに関する多くの作業を実行することができます。[プロジェクト] パネルのドキュメントを右クリックして、ショートカット メニューを使用して基本的なタスクをすばやく実行できます。Blend は Windows ストア プロジェクト用に .csproj、.vbproj、.jsproj、.vcxproj ファイルを含むソリューション ファイル (.sln) を作成します。

[プロジェクト] パネルの詳細については、「プロジェクト パネル (HTML)」または「プロジェクト パネル (XAML)」を参照してください。

JJ155274.collapse_all(ja-jp,VS.110).gif参照フォルダー

[参照設定] フォルダーは、Microsoft Windows Library for JavaScript の一部である読み取り専用ファイルへのリンクを提供します。ライブラリには、uidark.cssui-light.cssbase.jsui.js、およびロケール固有の base.strings.jsui.strings.ls ファイルが含まれます。

JJ155274.collapse_all(ja-jp,VS.110).gifローカル アイテム

新規または既存の項目をプロジェクトに追加すると、そのアイテムは [プロジェクト] パネルに表示されます。項目には、HTML ドキュメント、CSS ファイル、JavaScript ファイル、イメージ、オーディオ ファイル、ビデオ ファイルなどがあります。[ファイル] メニューの [新しい項目]、または [プロジェクト] パネルのプロジェクト名を右クリックする場合は、[新しい項目の追加] を使用して、プロジェクトに項目を作成および追加できます。既存のファイルをプロジェクトに追加するには、[プロジェクト] メニューの [既存のアイテムの追加] を使用します。

詳細については、次のトピックを参照してください。

JJ155274.collapse_all(ja-jp,VS.110).gifプロジェクト ファイルとソリューション ファイル

プロジェクト ファイル (.jsproj) とソリューション ファイル (.sln) は、Blend の Windows ストア アプリケーション用に作成されます。これらのファイルは、Microsoft Visual Studio 2012 Express と互換性があります。

Caution メモ 注意

プロジェクト ファイルを管理するには注意が必要です。これは、プロジェクト フォルダーのドキュメントや項目の名前を変更したり移動すると、リンクや参照が壊れる可能性があるためです。Blend のこのバージョンでは、推奨されるベスト プラクティスは、名前変更や移動タスクを最小限に抑えることです。項目や参照の名前の変更または移動を行う場合、プロジェクトを予定どおりに機能させるには、変更または移動した項目と参照に対して手動ですべての参照を更新する必要があります。

HTML Blank App テンプレートを使用して プロジェクトを作成するときに、次のファイルが生成されます。

ファイル

説明

ProjectName.sln

ソリューションの構成設定を指定し、ソリューションのすべてのプロジェクトを参照する Visual Studio ソリューション ファイル。

ProjectName.jsproj

プロジェクトの構成設定を指定し、プロジェクトのすべてのソース ファイルを参照するプロジェクト ファイル。

default.js

アプリケーションを実行する動的コードを含んでいるプロジェクト ファイル

default.css

アプリケーションのスタイル ルールを含んでいるプロジェクト ファイル。

default.html

Windows ストア アプリケーションの既定の開始ページ。

package.appxmanifest

アプリケーションとアセットを一覧するファイル。このファイルは、アプリの開始ページも定義します。

JJ155274.collapse_all(ja-jp,VS.110).gif参照フォルダー

参照フォルダーは、DLL などのアセンブリや実行可能ファイルの格納に使用されます。アセンブリは、Blend で作成するユーザー コントロールの .dll、.NET Framework のカスタム コントロール、または互換性のある COM コンポーネントです。

詳細については、「参照の追加と削除 (XAML)」を参照してください。

JJ155274.collapse_all(ja-jp,VS.110).gifリソース ディクショナリ

リソース ディクショナリには、ブラシの色、コントロールのスタイルとテンプレート、プロパティに割り当てることのできるその他の種類のデータなど、再利用可能なリソースが格納されています。App.xaml ファイルまたはその他のリソース ディクショナリ ファイルのディクショナリ参照により、リソース ディクショナリはプロジェクトにリンクされます。

リソース ディクショナリは、Blend で作成できる XAML ドキュメントの 1 種です。他の XAML ドキュメントとして、ウィンドウ、ページ、ユーザー コントロールなどがあります。

JJ155274.collapse_all(ja-jp,VS.110).gifローカル アイテム

新規または既存のアイテムをプロジェクトに追加すると、そのアイテムは [ファイル] ボックスの一覧に表示されます。項目としては、XAML ドキュメント、イメージ、オーディオ ファイル、ビデオ ファイルなどがあります。[ファイル] メニューの [新しい項目]、または [プロジェクト] パネルのプロジェクト名を右クリックする場合は [新しい項目の追加] を使用して、プロジェクトに XAML ドキュメントを作成および追加できます。既存のファイルをプロジェクトに追加するには、[プロジェクト] メニューの [既存のアイテムの追加] を使用します。

詳細については、次のトピックを参照してください。

JJ155274.collapse_all(ja-jp,VS.110).gifリンク先項目

ローカルのプロジェクト フォルダーに保存されていない、別の場所に保存された既存のアイテムにリンクできます。項目としては、XAML ドキュメント、イメージ、オーディオ ファイル、ビデオ ファイルなどがあります。リンクされた項目は、[ファイル] ボックスの一覧ではファイル アイコンに重なって表示される矢印 JJ155274.1cca22e6-da56-405c-a971-c52712d43334(ja-jp,VS.110).png によって示されます。

詳細については、「既存のアイテムの追加またはリンク (Blend for Visual Studio)」を参照してください。

JJ155274.collapse_all(ja-jp,VS.110).gifコード ファイル

XAML ドキュメントの分離コード ファイルは、対応する XAML ドキュメント下の子アイテムとして表示されます。[ファイル] メニューの [新しい項目]、または [プロジェクト] パネルのプロジェクト名を右クリックする場合は [新しい項目の追加] を使用して、プロジェクトに XAML ドキュメントを作成するたびに、分離コード ファイルが自動的に作成されます。分離コード ファイルは、普通、プロパティの設定やアニメーション タイムラインの制御 (コードを使わずに XAML ドキュメントで実行できます) より複雑な処理を含む手順を実行するために使用されます。たとえば、分離コード ファイルでは、別のオブジェクトでのプロパティの設定、新しいドキュメントの読み込み、新しいオブジェクトの作成、オブジェクトをアニメーション化するための数学的計算の使用など、他のプログラミング ロジックを追加できます。カスタム クラス用のコード ファイルをプロジェクトに追加することもあります。

分離コード ファイルの使用方法の詳細については、「ソース コードの編集 (Blend for Visual Studio)」を参照してください。

JJ155274.collapse_all(ja-jp,VS.110).gifApp.xaml ファイル

App.xaml ファイルおよび対応する分離コード ファイルは、Blend プロジェクトに既定で作成されます。App.xaml ファイルには、アプリケーションのドキュメントで使用できるアプリケーション レベルのリソースが格納されています。アプリケーション レベルのリソースは、[リソース] パネルの App.xaml ノードの下に一覧表示されます。

詳細については、「再利用可能なリソースの作成 (Blend for Visual Studio)」および「リソースの作成 (Blend for Visual Studio)」を参照してください。

JJ155274.collapse_all(ja-jp,VS.110).gifAssemblyInfo ファイル

既定では、AssemblyInfo ファイルは、C# または Visual Basic (.vb) を使用する Blend プロジェクトで作成されます。AssemblyInfo.cs ファイルまたは AssemblyInfo.vb ファイルには、アプリケーションをコンパイルするときに使用されるプロジェクトの設定が格納されています。AssemblyInfo.cs ファイルまたは AssemblyInfo.vb ファイルは変更しないでください。

JJ155274.collapse_all(ja-jp,VS.110).gifプロジェクト ファイルとソリューション ファイル

プロジェクト ファイル (.vbproj、.csproj、または .vcxproj) とソリューション ファイル (.sln) は、Blend で Windows ストア アプリケーション用に作成されます。これらのファイルは、Microsoft Visual Studio 2012 Express と互換性があります。

Caution メモ 注意

プロジェクト ファイルを管理するには注意が必要です。これは、プロジェクト フォルダーのドキュメントや項目の名前を変更したり移動すると、リンクや参照が壊れる可能性があるためです。このバージョンの Blend では、名前の変更や移動は最小限にしてください。項目や参照の名前の変更または移動を行う場合、プロジェクトを予定どおりに機能させるには、変更または移動した項目と参照に対して手動ですべての参照を更新する必要があります。App.xaml ファイルまたは AssemblyInfo ファイルの名前を変更したり削除したりしないでください。

Blank App (XAML) テンプレートを使用して、 プロジェクトを作成するときに、次のファイルが生成されます。

ファイル

説明

ProjectName.sln

ソリューションの構成設定を指定し、ソリューションのすべてのプロジェクトを参照する Visual Studio ソリューション ファイル。

ProjectName.csproj、

ProjectName.vbproj

または

ProjectName.vcxproj

プロジェクトの構成設定を指定し、プロジェクトのすべてのソース ファイルを参照するプロジェクト ファイル。

App.xaml

アプリケーション レベルのリソースが定義されているファイル。たとえば、ボタン テンプレートをカスタマイズし、それをアプリケーション レベルで定義すると、プロジェクト内のどのドキュメントでもそのテンプレートを使用してボタンのスタイルを設定できます。

App.xaml.cs

App.xaml.vb

または

App.xaml.cpp、App.xaml.h

App.xaml ファイルの分離コード ファイル。

MainPage.xaml

既定の XAML ファイル。このファイルから Windows ストア アプリケーションのユーザー インターフェイスのデザインを開始します。

メモ メモ
プロジェクト テンプレートの種類によって、既定の主要な XAML ファイルの名前が指定されます。

Page.xaml.cs

MainPage.xaml.vb

または

MainPage.xaml.cpp、MainPage.xaml.h

対応するコンテンツ ファイル用の分離コード ファイル。ユーザー操作およびアプリケーション動作は、分離コード ファイルでプログラミングされることがあります。

Package.appxmanifest

配置パッケージのプロパティが含まれています。

AssemblyInfo.cs

または

AssemblyInfo.vb

バージョン番号、説明、ロードされたアセンブリなど、アプリケーションのプロパティを定義します。

Blend には基本的なテスト機能があり、ビルドする前にプロジェクトをテストできます。プロジェクトをテストするときは、スタートアップ ページとして指定されているドキュメントが最初に表示されます。プロジェクトは、常にスタートアップ ページを最初に開きます。Blend のビルド処理では、新しい Microsoft ビルド プラットフォームである MSBuild を使用しています。MSBuild では、ビルド方法だけでなくビルド対象も定義されています。

MSBuild の詳細については、MSDN の「MSBuild の概要」を参照してください。署名と、プロジェクトのデバッグ、セキュリティ、配置などの他のリリース関連作業は、Visual Studio または による管理が必要です。

これらの作業の詳細については、次のトピックを参照してください。

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