起動、再開、マルチタスク (HTML)

アプリを起動中断再開する方法について学びます。ファイルの関連付け自動再生バックグラウンドでのデータの転送、およびバックグラウンド タスクによるバックグラウンドでの独自コードの実行についても説明します。

アプリの起動、中断、再開

ユーザーがアプリを画面から消したとき、Windows 8 はそのアプリをメモリ内で中断します。これにより、別のアプリをフォアグラウンドに表示できます。中断している間、アプリはメモリに常駐し、Windows によって実行が停止されています。

ユーザーがアプリをフォアグラウンドに戻すと、アプリは中断したときの状態から再開されます。アプリが中断している間、アプリのデータはメモリに自動的に保存され、アプリの再開時に復元されます。 また、アプリはときどき終了することもあるため、アプリでは中断イベントを使って、現在の状態を保存する必要があります。

  アプリの中断が進められているときに非同期作業が必要になった場合には、その作業が完了するまで中断の完了を遅らせる必要があります。そのプロミスが完了するまで中断の完了を遅らせるには、checkpoint イベント引数の "詳細" プロパティに対して setPromise メソッドを使います。

 

ファイルと URI の関連付け

ファイルの種類や URI に応じて、ユーザーの既定のアプリを起動できます。アプリを、特定のファイルの種類や URI スキーム名の既定のアプリにすることもできます。

自動再生

ユーザーがデバイスをコンピューターに接続したときに、アプリを選択可能な状態にできます。

バックグラウンドでのファイルの転送

ユーザーが別のアプリに切り替えた場合でも、Web 上の場所への、または Web 上の場所からのファイル転送をアプリで管理できます。

バックグラウンド タスク

バックグラウンド タスクを使って、バックグラウンドで軽量コードを実行できます。どのアプリでも、特定のシステム イベントに応答してバックグラウンド タスクを登録できます。バックグラウンド タスクでは UI を直接更新するコードを実行することはできません。代わりに、タイルの更新、バッジの更新、トースト通知を通じてユーザーに情報を伝えます。メール、VOIP、IM などの一部のアプリでは、リアルタイムでの通信がサポートされています。 ユーザーが許可すれば、アプリでロック画面にバッジやタイルを表示することができます。ロック画面に置かれたアプリでは、リアルタイム バックグラウンド タスクにアクセスできます。

バックグラウンド タスクについて詳しくは、「バックグラウンド タスクによるアプリのサポート」をご覧ください。

通知およびバックグラウンド オーディオによるマルチタスク

通知やバックグラウンド オーディオを使って、バックグラウンドからの機能を提供することもできます。このセクションの他にも、以下のトピックをご覧ください。

キッズコーナー

キッズコーナーは、電話を子供用の特別なモードにすることができる Windows Phone の機能です。このモードでは、指定されたアプリとメディアだけにアクセスできます。アプリはキッズコーナー モードで実行されているかどうかを実行時に検出し、子供のユーザーに適合するように動作と UI を変えることができます。「アプリがキッズコーナー モードで実行されていることを検出」をご覧ください。

関連トピック

JavaScript を使った Windows ストア アプリのためのロードマップ

ロック画面の概要

ロック画面のタイルのガイドラインとチェック リスト