Windows Phone の技術的な認定要件

Applies to Windows Phone

重要:重要:

これらの 要件は 2014 年 10 月 23 日をもって Windows と Windows ストアのポリシーに置き換えられています。Windows Phone ストア (および Windows ストア) へのアプリの提出に関する、現在のすべての要件とポリシーについては、Windows と Windows ストアのポリシーをご確認ください。

以下の要件は、一般にゲームと呼ばれる、ゲーム機能を実装するアプリに等しく適用されます。

要件

要件の内容

テスト手順

5.1.1 - 複数のデバイスのサポート

アプリは、パッケージで指定されているハードウェアおよび画面解像度の要件と互換性のある Windows Phone デバイスで実行される必要があります。

既定では、アプリは 低メモリ デバイス に対応すると見なされます。ただし、低メモリ デバイス のサポートを除外することもできます。低メモリ デバイス の詳細については、「低メモリの電話向けの Windows Phone 8 用のアプリ開発」を参照してください。

複数デバイス サポートの詳細については、「Windows Phone 8 のアプリ機能とハードウェア要件」および「Windows Phone 8 の複数解像度アプリ」を参照してください。

  1. ハードウェアおよび画面解像度の要件と互換性のある複数の Windows Phone デバイスにアプリをインストールします。

  2. アプリが、エラーの発生なしにインストールおよびアンインストールできることを確認します。

  3. 上記のテスト後、アプリをインストールして、起動します。

  4. デバイス特有の問題が存在しないか、アプリの機能を全般的にテストします。

  5. アプリによって、デバイスが応答を停止したり、クラッシュしたりしないことを確認します。

5.1.2 - アプリの終了

アプリは、マネージまたはネイティブ システム API が発行した例外を処理する必要があり、想定外に終了してはなりません。認定プロセスの間、アプリが想定外に終了することがないか監視されます。想定外に終了するアプリは、認定されません。アプリは、例外を処理した後も、実行を継続し、ユーザーの入力に応答する必要があります。

  1. アプリを起動します。

  2. アプリ内を移動し、次にアプリを終了します。

  3. 終了プロセス中に予期しない動作が発生しないことを確認します。

  4. アプリ エラーの後も、アプリがユーザーの入力やユーザーの操作に応答することを確認します。

5.1.3 - アプリの応答

ネットワーク接続経由でのデータのダウンロードや、画面またはページの切り替えなど、アプリが実行する処理でデバイスが 3 秒以上応答しなくなる場合、アプリで、ビジュアル プログレス インジケーターやビジー インジケーターを表示する必要があります。

  1. アプリを起動します。

  2. アプリの機能を全般的にテストします。

  3. アプリのテスト中、3 秒以上応答しなくなることがないか確認します。

  4. アプリが実行する処理によって、デバイスが 3 秒以上応答しなくなる場合に、プログレス インジケーターが表示されることを確認します。

  5. プログレス インジケーターが表示された場合、ユーザーが実行中の処理をキャンセルするためのオプションが提供されていることを確認します。

5.1.4 - アプリのテストの容易性

アプリは、Windows Phone ストア に申請されるときテスト可能である必要があります。アプリが、以下の項目などの何らかの理由によってテストできない場合、そのアプリは、この要件で不合格になる場合があります。

  • アプリが資格情報を要求する場合、Windows Phone デベロッパー センター でアプリを申請するときに、[テストのメモまたは手順] フィールドにそれらを含める必要があります。資格情報は有効なものである必要があります。

    資格情報の例を次に示します。

    • ログイン資格情報。たとえば、アプリにアクセスするとき、アプリがユーザー名とパスワードを要求する場合などです。

    • テストする資格証明。たとえば、アプリで、ユーザーがギフト カードの残高に加算できる場合、ログイン資格証明とテスト可能なギフト カード番号の両方を含める必要があります。

  • アプリが Web サービスにアクセスする場合、その Web サービスが機能し、適切に実行されている必要があります。

  • アプリが、メディア ストリーム デバイスなどサードパーティのハードウェアとやり取りする場合は、技術的な例外にファイルを指定する必要があります。技術的な例外にファイルを指定する方法の詳細については、『Technical Exception Request form (技術的な例外の要求フォーム)』を参照してください。

  • アプリが、特定の単一携帯ネットワークで実行される必要はありません。

  • アプリは起動する必要があります。

    ヒントヒント:
    アプリが、使用するセキュリティ機能を持たない API にアクセスを試行する場合、予想外に終了する可能性があります。セキュリティ機能の使用方法の詳細については、「Windows Phone OS 8 のアプリ機能を判断する方法」を参照してください。

要件

要件の内容

テスト手順

5.2.1 - 起動時間

  • アプリは、起動後 5 秒以内に最初の画面またはスプラッシュ スクリーンをレンダリングする必要があります。

  • 起動後 20 秒以内に、アプリはユーザーの入力に応答する必要があります。

  1. アプリを起動します。

  2. アプリが起動の 5 秒間で最初の画面をレンダリングすることを確認します。

  3. アプリが起動の 20 秒間でユーザーの入力に応答することを確認します。

5.2.2 - 終了後のアプリの応答

Windows Phone アプリは、ユーザーがアプリから移動して離れると、OS によって閉じられ、休止状態になります。アプリが閉じられた後に開始されたときの起動時間は、セクション「5.2.1 - 起動時間」の要件を満足する必要があります。

  1. アプリを起動します。

  2. 戻るボタンを使用するか、アプリのメニューから [終了] 機能を選択してアプリを閉じます。

  3. アプリを再度起動します。

  4. アプリが 5 秒以内に正常に起動し、起動の 20 秒間でユーザーの入力に応答することを確認します。

5.2.3 - 非アクティブになった後のアプリの応答

Windows Phone アプリは、ユーザーがスタート ボタンを押したとき、またはデバイスのタイムアウトによって、ロック画面が表示された場合に、非アクティブになります。また、Windows Phone アプリがランチャーまたはセレクター API を呼び出した場合にも非アクティブになります。ランチャーとセレクターの詳細については、「Windows Phone 8 のランチャーとセレクター」を参照してください。

Windows Phone OS 7.0 アプリは、非アクティブになると、破棄状態 (終了) になります。Windows Phone OS 7.1、Windows Phone OS 8.0、または Windows Phone 8.1 アプリは、非アクティブになると休止状態になります。ただし、リソースの使用ポリシーによって破棄されると、システムによって終了される場合があります。

アプリが終了された後にアクティブなる場合、セクション「5.2.1 - 起動時間」の要件を満足する必要があります。

関連情報とベスト プラクティスについては、「Windows Phone 8 のアプリのアクティブ化および非アクティブ化」を参照してください。

  1. アプリを起動します。

  2. スタート ボタンを使用してアプリを非アクティブにします。

  3. アプリを再度起動します。

  4. アプリが 5 秒以内に正常に起動し、起動の 20 秒間でユーザーの入力に応答することを確認します。

  5. アプリに一時停止の機能がある場合は、アプリを一時停止します。

  6. アプリを再度起動します。

  7. アプリが 5 秒以内に正常に起動し、起動の 20 秒間でユーザーの入力に応答することを確認します。

5.2.4 - 戻るボタンの使用

一貫したユーザー エクスペリエンスを維持するには、アプリ内で戻るボタンを前に戻る移動のみに使用する必要があります。以下の 4 つの要件は、戻るボタンの使用に関係しています。

5.2.4.1 – 戻るボタン: 前のページ

戻るボタンを押した場合、アプリを前のページに戻すか、バック スタック内の任意の以前のページに戻す必要があります。

  1. アプリを起動します。

  2. アプリ内で移動します。

  3. 戻るボタンを押します。

  4. アプリがフォーカスにある画面を閉じて、バック スタック内の以前のページに戻ることを確認します。

5.2.4.2 – 戻るボタン: 最初の画面

アプリの最初の画面で戻るボタンを押した場合、そのアプリから離れて、バック スタックにある前のアプリに移動する必要があります。

  1. アプリを起動します。

  2. 戻るボタンを押します。

  3. Windows Phone 8.1 アプリの場合、バック スタックにある前のアプリに、エラーなしに移動することを確認します。Windows Phone 7.x および Windows Phone 8 アプリの場合、アプリがエラーなしに終了するか、ユーザーがアプリの終了を確認できるようにダイアログまたはメニューが表示されることを確認します。

5.2.4.3 – 戻るボタン: コンテキスト メニューとダイアログ

現在のページにコンテキスト メニューまたはダイアログが表示されている場合、戻るボタンを押したときにメニューまたはダイアログが閉じられ、コンテキスト メニューまたはダイアログ ボックスを開いた画面に戻る必要があります。

  1. アプリを起動します。

  2. アプリ内で移動します。

  3. コンテキスト メニューまたはダイアログを表示します。

  4. 戻るボタンをタップします。

  5. コンテキスト メニューまたはダイアログが閉じて、コンテキスト メニューまたはダイアログを開いた画面に戻ることを確認します。

5.2.4.4 – 戻るボタン: ゲーム

ゲームの場合、ゲームのプレイ中に戻るボタンが押されると、一時停止のコンテキスト メニューとダイアログのいずれかを選択して表示できます。または前のメニュー画面にナビゲートできます。

  1. ゲームを起動します。

  2. ゲームのプレイを開始します。

  3. 戻るボタンをタップします。

  4. ゲームが一時停止していることを確認します。

5.2.5 - メモリの消費量

アプリは、RAM 使用量が 90 MB を超えてはなりません。ただし、デバイスのメモリが 256 MB を超える場合を除きます。

Windows Phone OS 7.0、Windows Phone OS 7.1、および Windows Phone OS 8.0、では、DeviceExtendedPropertiesDeviceStatus クラスを使用して、アプリが使用しているメモリ量をクエリし、デバイスで使用可能なメモリに基づいて動作を調整します。

Windows Phone OS 8.0 では、Windows.Phone.System.Memory.MemoryManager クラスを使用することもできます。Windows Phone 8.1 では、Windows.System.MemoryManager クラスを使用します。

Windows Phone のメモリ要件の詳細については、「Windows Phone 8 用のアプリのメモリ制限」を参照してください。

5.2.6 - 試用版アプリ

アプリは、短いループ内でいずれかのトライアル API を呼び出すしてはなりません。たとえば、ゲーム アプリがゲーム ループの間にいずれかのトライアル API を呼び出してはなりません。API を呼び出す頻度は少なくし、返された値をキャッシュする必要があります。試用版アプリを作成するためのベストプラクティスについては、「Windows Phone の試用版アプリの作成」を参照してください。

  1. アプリの試用版を起動します。

  2. アプリの完全版を起動します。

  3. アプリの試用版と完全版のパフォーマンスを比較します。

  4. 試用版のアプリのパフォーマンスが、セクション 5.2.1 から 5.2.5 のパフォーマンスの要件を満たしているか確認します。

要件

要件の内容

テスト手順

5.3.1 - 通話

アプリは、ユーザーの通話の開始、着信通話への応答、および通話の終了を遅らせたり妨げたりしてはなりません。

  1. 電話で、有効な携帯電話接続が確立されていることを確認します。

  2. アプリを起動します。

  3. 着信通話を受けます。

  4. アプリのサウンドやバイブレーションの影響で、通話品質が劣化していないことを確認します。

  5. 通話を終了します。

  6. アプリが、フォアグランドに戻り、再開することを確認します。

  7. スタート ボタンをタップしてアプリを閉じます。

  8. 正しく通話できることを確認します。

5.3.2 - SMS および MMS メッセージ

アプリは、ユーザーの SMS および MMS メッセージの送受信を遅らせたり妨げたりしてはなりません。

SMS および MMS メッセージの送信

  1. 電話で、有効な携帯電話接続が確立されていることを確認します。

  2. 電話の [設定] ページを表示して、電話が機内モードでないことを確認します。

  3. アプリを起動します。

  4. スタート ボタンをタップしてアプリを閉じます。

  5. SMS または MMS メッセージをほかの電話に送信できることを確認します。

SMS および MMS メッセージの受信

  1. 電話で、有効な携帯電話接続が確立されていることを確認します。

  2. 電話の [設定] ページを表示して、電話が機内モードでないことを確認します。

  3. SMS および MMS メッセージを電話に送信し、最大 10 分待ちます。

  4. スタート ボタンをタップしてアプリを閉じます。

  5. アプリ内から、アプリを閉じて 5 秒以内に、SMS または MMS メッセージについての通知が電話に表示されることを確認します。

5.3.3 - 着信の通話またはメッセージへのアプリの応答

着信の通話、SMS メッセージ、または MMS メッセージがあるとき、アプリは想定外に応答を停止したり、終了してはなりません。

  1. 電話で、有効な携帯電話接続が確立されていることを確認します。

  2. 電話の [設定] ページを表示して、電話が機内モードでないことを確認します。

  3. 着信の通話、SMS メッセージ、または MMS メッセージを受けます。

  4. 通知を受信したとき、アプリが応答を停止したり、想定外に終了したりしないことを確認します。

  5. 上の手順の確認後、メッセージの通知をタップするか、着信の通話を受けます。

  6. 着信の通話を受けた場合には、通話を終了します。

  7. 着信の通話を受けた場合で、通話を終了するときには、アプリがユーザーに表示されており、応答が停止したり、想定外に終了しないことを確認します。

  8. メッセージを受信した場合は、戻るボタンを押してアプリに戻れることを確認します。

要件

要件の内容

テスト手順

5.4.1 - 悪意のあるソフトウェアのスクリーニング

アプリは、ウイルス、マルウェア、およびその他の悪意のあるソフトウェアの影響を受けない必要があります。

  1. アプリを起動します。

  2. アプリでマルウェアについてスキャンします。

  3. アプリにウイルス、マルウェア、悪意のあるソフトウェアがなどが含まれていないことを確認します。

5.4.2 - MSIL タイプ セーフの検証

Windows Phone は、複数のサンドボックス メカニズムを実装するため、デバイスとデバイスで実行されるアプリの整合性を保護するのに役立ちます。Windows Phone の共通言語ランタイム (CLR) は、セキュリティ機構や分離機構の実施を容易にするために、アプリ コードをタイプ セーフで実行します。

アプリでは、認定に合格するために、タイプセーフ MSIL コードを実装する必要があります。C# unsafe コードの詳細については「unsafe コードとポインター (C# プログラミング ガイド)」を参照してください。

5.4.3 - セキュリティの透過性の検証

Windows Phone アプリ プラットフォーム では、アプリはセキュリティ クリティカル コードを実行できません。セキュリティ クリティカル コードを呼び出すアプリは、認定で不合格になります。

.NET のセキュリティ モデルの詳細については、「.NET Framework 4 におけるセキュリティの変更点」を参照してください。

5.4.4 – パッケージでのアプリの論理

アプリでは、いかなる方法でもコードを動的に取り込み、パッケージの内容を変更または拡張することはできません。これにより、アプリケーションの動作が認定要件から変わってしまいます。アプリでは、たとえば、リモート スクリプトをダウンロードして、アプリ パッケージのローカル コンテキストで実行することはできません。

要件

要件の内容

テスト手順

5.5.1 - 削除されました

5.5.2 - コンテンツとテーマ

テキストやビジュアル要素などのアプリのコンテンツは、電話のテーマに関係なく、水平パンやズームをしなくても認識でき判読可能である必要があります。たとえば、電話のテーマが黒の背景から白の背景に変更された場合、アプリのテキストとビジュアル要素は認識または判読できる必要があります。別の例として、コンテンツが WebBrowser コントロールにロードされた場合、テキストやビジュアル要素は、ユーザーが水平にパンしたりズームしたりしなくても認識または判読できる必要があります。

  1. [アプリ一覧] の [設定] ページに移動します。

  2. [テーマ] をタップして [背景] を [黒] に変更します。

  3. アプリを起動します。

  4. アプリのテキストやビジュアル要素が、ユーザーが水平にパンしたりズームしたりしなくても認識または判読できることを確認します。

  5. [設定] の下の [テーマ] ページに戻って、[背景] を [白] に変更します。

  6. アプリを起動します。

  7. アプリのテキストやビジュアル要素が、ユーザーが水平にパンしたりズームしたりしなくても認識または判読できることを確認します。

要件

要件の内容

テスト手順

5.6.1 - テクニカル サポートの情報

アプリには、アプリ名、バージョン情報、技術サポートの窓口情報を含める必要があり、それらは簡単に見つけられる必要があります。

  1. アプリを起動します。

  2. アプリで、アプリ名、バージョン情報、技術サポートの窓口情報が表示され、それらが簡単に見つかる場所にあることを確認します。

表示:
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