ビルド定義の作成または編集
ビルド システムを配置したら、コードのコンパイル、テストの実行、およびチームのその他の重要な機能を実行するビルド プロセスを定義できるようになります。
Visual Studio のチーム エクスプローラーで、チーム プロジェクトに接続されていることを確認し (キーボード: Ctrl + 0、C)、 [ビルド] を開きます (キーボード: Ctrl + 0、B)。
[ビルド定義の新規作成] リンクをクリックするか、ビルドを選択してそのショートカット メニューを開き、[ビルド定義の編集] をクリックします。
ヒント
TF225001 エラー メッセージが表示された場合は、ビルド コントローラーを構成します。
[全般] タブで、次の操作を行います。
[ビルド定義名] ボックスに、ビルド定義に関連付ける名前を指定します。 「Team Foundation の名前付けの制限事項」を参照してください。
(オプション) [説明] ボックスに、適切な説明を追加します。 この説明により、(「ビルドのキューへの配置」で説明されているように) チームのメンバーが手動でビルドをキューに配置しようとするときに追加情報が提供されます。
チームが [キューの処理] の [全般タブ] でビルド プロセスを使用できる準備ができていない場合は、[有効] の既定の設定を次のように変更します。
[一時停止] では、新しいビルドをトリガーまたはユーザーによってキューに入れることができますが、これらのビルドは一時停止状態のままになります。
[無効] では、新しいビルドがトリガーまたはユーザーによってキューに入らないようにします。
[トリガー] タブで、このビルド定義を実行させるイベントを指定します。 「ビルド トリガーと理由の指定」を参照してください。
[ソース設定] タブで、次の操作を実行します。
TFVC:[作業フォルダー] テーブルで、ビルド プロセスに必要なファイルを含むバージョン管理フォルダーを指定します。
ヒント
ビルド プロセスが正常に機能し、パフォーマンスを向上させるには、ビルド処理に必要なファイルを含んだすべてのフォルダー (これらのフォルダーのみ) を含めます。「ビルド ワークスペースの使用」を参照してください。
Git: ビルド プロセスに必要なファイルを含むリポジトリや分岐を指定します。
ヒント
継続的インテグレーション (CI: Continuous Integration) とビルドのロールに対して監視される分岐の一覧で、ワイルドカードを使用できます。たとえば、refs/heads/feature* と指定し、refs/heads/featureA 分岐と refs/heads/featureB 分岐を監視できます。
[ビルドの既定値] タブで複数のビルド コントローラーが [ビルド コントローラー] の一覧に表示される場合は、ビルド システムでこのビルド定義を処理するために使用するビルド コントローラーを選択します。
チーム プロジェクト コレクションが、Visual Studio オンラインにホストされており、標準のビルド エージェント 1 つでチームのニーズを満たすことができる場合は、[ホスト ビルド コントローラー] を選択します。 「ホスト ビルド コントローラー」を参照してください。
[ビルドの既定値] タブで、[ステージング場所] オプションを選択し、ビルド プロセスでコンパイルしたバイナリやログ ファイルなどの出力ファイルを生成および保存する方法を指定します。
[このビルドは出力ファイルを格納フォルダーにコピーしない]: 出力ファイルを必要としない場合は、このオプションを選択します。
[ビルド出力を次の格納フォルダーにコピーする]: ファイル共有サーバー上の格納フォルダーに出力ファイルをコピーする場合は、このオプションを選択します。 ボックスで、ビルド システムで出力ファイルを配置するフォルダーの UNC ファイル パスを入力します。 格納フォルダーとして使用できるように準備したフォルダーを指定する必要があります。 「ドロップ フォルダーのセットアップ」を参照してください。
[ビルド出力をサーバーにコピーする]: Team Foundation Server にビルド出力をコピーする場合は、このオプションをオンにします。
[プロセス] タブで、このビルドが実行する機能とその実行方法に関する詳細を指定します。
簡単なビルドを定義するには、[詳細の表示] を選択し、[ビルド プロセス ファイル] ボックスの一覧で [既定テンプレート] を選択します。 「ビルド プロセスに既定のテンプレートを使用」を参照してください。
チームで使用するカスタム テンプレートが定義されている場合は、[詳細の表示] を選択し、[ビルド プロセス ファイル] リストでテンプレートを選択します。 「ビルド プロセス テンプレートのカスタマイズ」を参照してください。
[アイテム保持ポリシー] のタブで、保持する完了したビルドの数を指定できます。 [ビルドの保持方法を指定] リストでは、2 つのセットの保持ポリシーを変更し、チームのニーズに合わせて変更できます。
[トリガー済みおよび手動] グループのポリシーは、手動または自動トリガーによってキューに配置されたビルドのうちシステムが保持するビルドを制限します。
[プライベート] グループのポリシーは、(「ビルドのキューへの配置」で説明されているように) シェルブセット内のソース コードから手動でキューに配置されたビルドのうちシステムが保持するビルドを制限します。
[停止]、[失敗]、[一部成功]、または [成功] の完了したビルドの保持ポリシーを変更するには、次の手順のいずれかまたは両方を実行します。
[保持ポリシー] 列の値をクリックし、[すべて保持]、[最新版のみ保持]、[最新 2 ビルド]、[最新 5 ビルド]、[最新 7 ビルド]、[最新 10 ビルド]、または [保持する数を指定] のいずれかを選択します。
[削除対象] 列の値を選択し、値を選択します。 これらの値の詳細については、「完了したビルドの削除」を参照してください。
ビルド定義に対する作業を完了したら、[ファイル] メニューで、[保存] <ビルド定義名> (キーボード: Ctrl + S) を選択します。
作成したビルド定義は、チーム エクスプローラーの [ビルド] ページに表示されます。 「ビルドの実行、監視、管理」を参照してください。