DataProtectionSecurityStateEncoder クラス

定義

Windows DataProtection API 機能を使用してセキュリティ状態のエンコードおよびデコードを行う機構を提供します。

public ref class DataProtectionSecurityStateEncoder : System::ServiceModel::Security::SecurityStateEncoder
public class DataProtectionSecurityStateEncoder : System.ServiceModel.Security.SecurityStateEncoder
type DataProtectionSecurityStateEncoder = class
    inherit SecurityStateEncoder
Public Class DataProtectionSecurityStateEncoder
Inherits SecurityStateEncoder
継承
DataProtectionSecurityStateEncoder

注釈

このクラスは、メッセージの送信時に ステートフル セキュリティ コンテキスト トークン によって表されるセキュリティ状態をエンコードし、メッセージが受信者に到着したときにセキュリティ コンテキストをデコードするために使用されます。

エンコードは、現在のユーザー スコープで実行するか (この場合、そのユーザー アカウントで実行されているプロセスのみがセキュリティ状態をデコードできます)、またはローカル コンピューターのスコープで実行できます (この場合、そのコンピューター上で実行されているすべてのプロセスがセキュリティ状態をデコードできます)。 既定では、エンコードは現在のユーザー スコープで実行されます。

このクラスは、クライアントに発行された ステートフル セキュリティ コンテキスト トークンのセキュリティ 状態を送信するときに、サーバーによって使用されます。

DataProtection スコープに基づく CurrentUser では、現在のユーザーがユーザー プロファイルを持っている必要があります。 ユーザーがローミング プロファイルを持つ場合は、あるコンピューター上で実行されているユーザー プロセスがエンコードしたセキュリティ状態を、別のコンピューター上で実行されているユーザー プロセスがデコードすることができます。

コンストラクター

DataProtectionSecurityStateEncoder()

このクラスの新しいインスタンスを初期化します。

DataProtectionSecurityStateEncoder(Boolean)

このクラスの新しいインスタンスを初期化します。

DataProtectionSecurityStateEncoder(Boolean, Byte[])

このクラスの新しいインスタンスを初期化します。

プロパティ

UseCurrentUserProtectionScope

現在のユーザー保護スコープを使用するかどうかを示す値を取得します。

メソッド

DecodeSecurityState(Byte[])

セキュリティ状態をデコードします。

EncodeSecurityState(Byte[])

セキュリティ状態をエンコードします。

Equals(Object)

指定されたオブジェクトが現在のオブジェクトと等しいかどうかを判断します。

(継承元 Object)
GetEntropy()

このエンコーダーのランダム度を示します。

GetHashCode()

既定のハッシュ関数として機能します。

(継承元 Object)
GetType()

現在のインスタンスの Type を取得します。

(継承元 Object)
MemberwiseClone()

現在の Object の簡易コピーを作成します。

(継承元 Object)
ToString()

現在の DataProtectionSecurityStateEncoder インスタンスを表す文字列を返します。

適用対象