エラーの種類 (Visual Basic)
Visual Basic、エラー (とも呼ばれる例外) の 3 つのカテゴリに分類されます。構文エラー、ランタイム エラー、および論理エラー。
構文エラー
構文エラーは、コードを記述している間に検出されます。 Visual Basic では、コード エディター ウィンドウでコードを入力しているときにチェックされ、単語のスペルミスした場合や、言語の要素を不正に使用した場合など間違いがあったときに警告が出ます。 構文エラーは最も一般的なエラーです。 エラーが発生したときに、その場で簡単に修正できます。
注意
Option Explicit ステートメントは、構文エラーを防ぐ方法の 1 つです。 このステートメントを指定した場合、事前に宣言してからでないとアプリケーション内で変数を使用できません。 このため、宣言した変数をコード内で使用するときに入力ミスなどのエラーがあるとすぐに検出され、エラーを修正できます。
ランタイム エラー
ランタイム エラーは、コードをコンパイルして実行してからでないと発生しないエラーです。 構文エラーがなく、正しいように見えたのに実行できないコードなどがこれに該当します。 たとえば、ファイルを開くコード行を正しく記述したとします。 このとき、そのファイルが破損していると、アプリケーションは Open 関数を実行できないため停止します。 ほとんどのランタイム エラーは、問題のあるコードを書き直して再コンパイルおよび再実行することによって修正できます。
論理エラー
論理エラーは、アプリケーションが実際に使用されるようになってから発生するエラーです。 これは、通常、ユーザーによる操作の結果として発生する、好ましくないまたは予期しない結果です。 たとえば、キーが間違って入力されるなどの外的要因によって、予測されているパラメーターの範囲内でアプリケーションが機能しなくなったり、アプリケーション全体が停止したりする場合があります。 論理エラーは、原因が必ずしも明らかではないため、一般に最も修正が難しいエラーです。