Visual C++ 2005 での言語機能

このトピックでは、Visual C++ 2005 言語構文の新機能の一覧を示します。

解説

Visual C++ 2005 では、共通言語ランタイムのアプリケーションを開発するための新しい構文が用意されています。 詳細については、Language Features for Targeting the CLR を参照してください。

Visual C++ 2005 の言語構文には、次の新機能が追加されています。

  • 属性 属性は現在、使用を推奨されていません。 属性を作成する方法については、「User-Defined Attributes」を参照してください。

  • appdomain __declspec 修飾子が追加されました。

  • __clrcall 呼び出し規約が追加されました。

  • deprecated (C++) declspec 修飾子で、ユーザーが使用されなくなったクラスまたは関数にアクセスしようとしている場合にコンパイル時に表示される文字列を指定できるようになりました。

  • dynamic_cast Operator には互換性に影響する変更点があります。

  • ネイティブな列挙型 (Enum) を使用して、基になる型を指定できるようになりました。 詳細については、C++ Enumeration Declarations を参照してください。

  • jitintrinsic declspec 修飾子が追加されました。

  • noalias declspec 修飾子が追加されました。

  • process __declspec 修飾子が追加されました。

  • abstract 、override、および sealed がネイティブなコンパイルで有効になりました。 詳細については、How to: Declare Override Specifiers in Native Compilations を参照してください。

  • __restrict キーワードが追加されました。

  • restrict declspec 修飾子が追加されました。

  • __thiscall がキーワードになりました。

  • __unaligned キーワードが文書化されました。

  • 最適化に対する volatile (C++) の動作が更新されました。

参照

概念

Visual C++ 2005 コンパイラ、言語、およびツールの変更